端的に言って最高です。
これに限らず長谷敏司作品はいつも大抵そうなのだけど。
(それを読むまで自分でも知らなかったのだけど)
「これが今自分が読みたいし読むべきものだったんだ。こういうものを求めていたんだ」
と教えてくれます。
端的に言って最高です。
これに限らず長谷敏司作品はいつも大抵そうなのだけど。
(それを読むまで自分でも知らなかったのだけど)
「これが今自分が読みたいし読むべきものだったんだ。こういうものを求めていたんだ」
と教えてくれます。
『劇場版 響け!ユーフォニアム 届けたいメロディー』。
追加上映を新宿ピカデリーで観てきました。良かった、間に合って……。
とことん「黄前久美子と田中あすかの物語」に再構築、高坂麗奈は人間関係ではとことん後景に退き(つつ演奏場面のトランペットで圧倒的な存在感を示し) 鎧塚さん周りも思い切って削り切り、あすかの抱えるものに久美子を届かせるために姉と父母とのエピソードはなぞりつつあるいは強化されていて。
時系列やイベント内容もいじられている。
実に大胆かつ面白い。そして、素晴らしかった。
大事なことはなにより音楽を、演奏をもって語られるのも見事だった。
だから河原であすかが(久美子が卒業式の日に初めてその曲名を知った)「響け!ユーフォニアム」を自分だけに吹き聴かせてくれたあの時の回想で作品が締めくくられるのも、まさにそうあるべくしてそうあったかと思う。
この作品においては彼女たちは言葉より表情その他の演技より何より、その音楽を、演奏をもって彼女たち自身を語る。
他にも例えば、京都駅吹き抜けでのコンサートで、晴香のソロをあすかは言われた通りにしっかりと聴き、見届け、そして支えてみせる。
全国大会の演奏が部員一同の人間関係や心情その他の集大成であったことも、改めて言うまでもないことかと思う。
ただ、それでも台詞と演技で語られた部分についても触れていくと。
例えば「そんな相手に本心を語ってくれると思う?」はあすかは久美子に語りつつ、もちろん、あまりにも当然に、自分のことについても語っていたわけで。
タイプこそ違え、他人に本心を見せず踏み込ませず、傷つくことを恐れていることで自分と久美子とはよく似ているとも思っていて。
だから、他の誰でもなく小笠原晴香部長でも互いに恋人のようでもある中世古香織でもなく、黄前久美子には他の誰にも見せないものの一端を見せた。
「黄前ちゃん、いつもと違うね」「あすか先輩が普段と違うんですよ」というやり取りが非常に示唆的。
そして、田中あすかはそれでもどうしても本音の本音をストレートにはぶつけることなどできなくて。
だからこそ、久美子が(偶然にもあすかと母との問題とも諸々重なる姉の問題に触れたことにも背中を押され)疑いようもなく真情を、激情をぶつけてきた、ぶつけてきてくれたことが涙を堪えられなくなるくらい嬉しかったのだろうと思う。
しかし、そんなことがあってすら。
あまりにも我儘に「私欲」で動いてきた自分、誰にも本心を見せず踏み込ませず、その本心では周りを色々冷たく観ている側面もあった田中あすかは。
そうであるからには本当は酷く嫌われていたのにも違いない、例えば同じユーフォニアムパートの久美子にも……卒業式の日になってすら、きっとそう思い込んでしまっていたのではとも思う。
卒業していく先輩たちとそれを惜しむ後輩たち(教師たちも)の環を避けた田中あすかは、実は「怖がって」もいたのではと思う。
表面より深い部分において、傷つくのが怖い臆病さにおいても田中あすかと黄前久美子はきっと似ているから。
だから、自分が避けた「環」から離れてまで、こんな自分を探しに久美子が走ってきて、語り始めてくれても。
「本当は嫌っていたのかも」と言われ「知ってたよ」と寂しげに受けてしまう。
そして、その上でこそ。
「大好きだから」「あすか先輩の演奏をもっとずっと聴いていたかった」と涙ながらに再び真情をぶつけられた時の心情たるや……。
そんな掛け替えのない贈り物に対して返すべきもの、渡すべきものがあったのはむしろ、田中あすかにとって幸いだったかもしれない。
自分が相手にとってどれほどのことをしてのけたのか、きっと本当には理解なんてできていない黄前久美子は渡されたノートを、身に余る贈り物、これからせめてそれに少しでもふさわしい自分であるべく精一杯を尽くさないといけないものとして受け取りもしたのだろうけれど。
なお、他のキャラクターたちについても。
たとえばTVアニメよりだいぶ登場頻度が控え目になったことで、中世古香織さんの穏やかな優しさ、様々なものを受け入れる度量、それでもできることをしっかりやり続ける強さといった美質はむしろ更に強調されていたようにも思う。個人的にはこのキャラクターについても、より好きになれた。
中川夏紀も(たとえば吉川優子とのじゃれ合いなどはほぼ削られつつも)短い描写の中でも、当人もより魅力的にも映りもすれば。
「私欲」のために動く自分が周囲から嫌われていること、本当は自分の存在は望まれてなんて歓迎されてなんていないんじゃないかという「怖さ」「臆病さ」を抱え続けていたのではと思える田中あすかにとって、きっと。
事情を理解して代役を引き受け準備を続け、自分が出たいとも勿論望みつつ……それでも本当に復帰を心から喜んでくれた夏紀の存在はたまらなく嬉しいものだったのではとも思える。
小笠原晴香部長も、あえて何がなんでもあすかを復帰させようとしなかったことが素晴らしく立派だったと、劇場版を観ながら改めて。
あすかが居なくても部を導き支え続けてみせることで親友の助けになろう、今まで「特別扱い」してきてしまったことの償い(本当は特別なんかじゃないのに。これは久美子が叫んだ「ただの高校生じゃないですか!」とも繋がる)をしよう……悲壮な決意を抱き、貫き通したのがあまりに見事だった。
そうした諸々が例えば、先述のように京都駅吹き抜けコンサートでのソロ演奏に凝縮されていたのも。
吹き抜けコンサートと言えば、川島緑輝が他の部員から思いっきり離れた場所で演奏し、楽器の性質もそこから出る音もあんな感じで。
<この子はこの物語においてはちょっと浮いていることで、それでもって役割を果たしている子です>
とものの見事に示して見せたいたことも、とても面白かった。
あと、いわゆる(?)モブ部員(作画とか諸々みていると「この作品に「モブ」部員というのはいないんだ」という制作陣の強いメッセージを感じもするけど)の中でも。
TVアニメ版の頃から(アニメや映画では作中で名前すらたぶん出てきていない)岸部海松さんが好きで、劇場版でも本当に僅かな出番でもやっぱり好きで。
響け!ユーフォニアムのモブ部員(作画等諸々みていると「この作品に「モブ部員」はいない」という制作陣の強いメッセージを感じもするけど)の中でも。TVアニメ版の頃から(作中で名前すらたぶん出てきてない)岸部海松さん https://t.co/z2UVlW0k8pが好きで。劇場版でも僅かな出番でもやっぱり好き。 pic.twitter.com/QBsfbhMegJ
— 相楽 (@sagara1) 2017年11月10日
響け!ユーフォニアムの岸部海松さん。
— 相楽 (@sagara1) 2017年11月10日
外見……髪型や飾り、目つき、表情や仕草が好き……というのも勿論大いにあるけど。
<色んな人たちに色んな事情あるんでしょうけど、私、そんなの知らないから!>という(だと勝手に思っている)キャラクターがいてくれるの、とてもとても良いことだと思う。
あと「私欲」といえば、黄前久美子と田中あすかは勿論(それに高坂麗奈も)、滝昇のそれも個人的に大好きで。
ここで、滝先生については、TVアニメシリーズ一期放映の各話放映時にも例えばこんな感想出してもいて。
※2話放映時点
新顧問の滝先生。方針決定の誘導や、「決定」後の"決めた方針にすこしは相応しい返事"を繰り返し促す描写あたりに既に不穏さが充満してたけど、どれ位えげつないのか、どれ位狡いのか、あるいは一周回って(?)そういうのでもないのか。含み満載という感じだったなあ。#anime_eupho
相楽 (@sagara1) 2015年4月14日
新顧問の滝先生、あの黒板のキィーっという例の生理的にキツい(個人差大きいけど)音立てたのもわざとっぽかったし。あえて不協和音を出し/出させて各々の個性や人間関係も把握、主導権を握るための罠にも嵌め……という一連の作為。#anime_eupho
相楽 (@sagara1) 2015年4月14日
※3話放映時点
響け!ユーフォニアム3話。
相楽 (@sagara1) 2015年4月22日
「皆さん、この演奏を聴いてどう思いましたか?良いと思った人。…良くないと思った人」
ここでも挙手で表明させる。顧問VS生徒でなく、賛同する生徒達VS反抗する生徒達の構図を作る。#anime_eupho pic.twitter.com/zbQTjfJPWm
対立を推し進めて最終的に後者を絞り込んで排除させれば、自分に賛同してかつての仲間たちを排除≒戻れない「川」を渡った負い目のある、把握しやすい集団が出来上がる……という意味合いもありそうでなんとも素敵だなあ、と。#anime_eupho
相楽 (@sagara1) 2015年4月22日
響け!ユーフォニアム3話。
相楽 (@sagara1) 2015年4月22日
「塚本君、どう思います?」
「そこの君」や「トロンボーンの君」でなく、名前を覚えていて呼ぶ。
顧問の滝昇が音楽以外無関心なのではなく、集団を掌握しようとしている一つの証拠かと思う。#anime_eupho pic.twitter.com/dMferHYRFp
一方、その直前。
相楽 (@sagara1) 2015年4月22日
「部長、私、言いましたよね。合奏できるクオリティになったら集まって下さいって」
(中略)
「皆さん、合奏ってなんだと思います?」
「部長」は「小笠原さん」や「小笠原部長」でなく役職名だけで呼ぶ。
続けて「皆さん」。その上で「塚本君」。#anime_eupho
滝先生、音楽にも部員にも真面目で誠実な人ではあるけれど。
顧問に着任した最初の最初からこの人はこの人で、何が何でも部を(遠くない将来に)全国金賞に導きたい事情(亡き奥さんの夢)があり、部員の皆さんの自由意思を尊重する……みたいな建前はありつつ、思いっきり心理を誘導して人心掌握にも手練手管を大いに用いてもいたりもしたわけで。
心底音楽に真摯で、部員たちも皆、きっと心から愛しつつ。
それはそれとして自分の私欲、望み、願いのために全力で誘導を掛けることも躊躇わない。
そういう手段を用いて両立させてもいく。
ごくごく個人的にはそういう在り方、まったく問題ないというか、むしろそれが素晴らしいと強く思えてならない。
そういうキャラクターへの共感や愛着といった面においても『響け!ユーフォニアムj』という作品、TVシリーズも劇場版もとてもとても好ましい。
そんなこんなで。
ともかく、あまりにも素晴らしい作品だったなと思う。
自分及びごく狭い観測範囲のものをまとめていくだけのものですが、とりあえず。
折木奉太郎の本棚、千反田えるの本棚、伊原摩耶花の本棚、福部里志の本棚についてのあれやこれやです。
折木奉太郎の本棚は以前、twitterで作者アカウントの投稿で公開されていたものでもあるので、その当時のあれこれを拾って出しています。
「折木の本棚.txt」です。本棚のモデルなので、一人一冊縛りとか小説縛りはないです。http://t.co/H6x3UkPL
— 米澤穂信 (@honobu_yonezawa) 2012年10月31日
@honobu_yonezawa 「米澤穂信を作った「100冊の物語」」http://t.co/ywwkZ4f4 と比較させて頂くととても面白いです。例えば塩野七生二冊が折木供恵の旅とリンクする形で興味深いです。『パイド・パイパー』⇒『渚にて』が奉太郎らしいと思えます。
— 相楽 (@sagara1) 2012年10月31日
メディアミック用に用意した資料ですが、極力2000年時点で刊行されているものを揃えました(石燕はいきなりの例外です)。 RT @sagara1: /これは原作の「2000年に高校入学の奉太郎」の本棚なのでしょうか。アニメ版の「2012年に高校入学の奉太郎」のそれなのでしょうか。/
— 米澤穂信 (@honobu_yonezawa) 2012年10月31日
おお。お気づきになる方がいらっしゃるとは思いませんでした。最初は『パイド・パイパー』だったのですが、「いや、それは私の趣味だろう」と思って変えたのです。 RT @sagara1: /『パイド・パイパー』⇒『渚にて』が奉太郎らしいと思えます。
— 米澤穂信 (@honobu_yonezawa) 2012年10月31日
@honobu_yonezawa はい。分かるような気がします。『パイド・パイパー』という作品とそれを書いた作者の姿勢はいずれ奉太郎が目指すべき境地とでもいうべきもので、高校一年の奉太郎の本棚にあるのは違うかな、と思えたりします(続く)
— 相楽 (@sagara1) 2012年10月31日
@honobu_yonezawa 1942年に深く戦争に(パンジャンドラム開発にまで)関わっていた英国人作者が国同士が存続を賭けて戦う大戦の中、各々が「こんな時、人は自分の国にいなくてはいけません」と責務を果たさんとしつつ……(続く)
— 相楽 (@sagara1) 2012年10月31日
@honobu_yonezawa 争いそのものの悲惨さを痛感し、それらと関わりない幼い子供たちをその災いから遠ざけたいと強く願い、行動する(続く)
— 相楽 (@sagara1) 2012年10月31日
@honobu_yonezawa その責務と子供たちへの思いにおいて、英国民の老人や、瓦解した国際連盟の職員やドゴール派のフランス人漁師とも重なるものを、ゲシュタポの少佐にも認める眼が描かれる(続く)
— 相楽 (@sagara1) 2012年10月31日
@honobu_yonezawa 奉太郎が避ける「当事者」であることをとことん引き受けながら、立場にとらわれず物事を捉え、「今、ここ」で為すべきことを為す物語。それが『パイド・パイパー』だと思えます。
— 相楽 (@sagara1) 2012年10月31日
@honobu_yonezawa 例の100冊は米澤作品との関連も楽しみつついろいろ読ませていただいたのですが、『パイド・パイパー』は中でも特にお気に入りの一冊なのだろうな、と感じられたことを思い出します。
— 相楽 (@sagara1) 2012年10月31日
『明治断頭台』を読む→必然、ミステリおもしれー!となる→ミステリ揃え始める→ミステリはあまり読まないという描写とズレる、という理由で外しました(『妖異金瓶梅』も)。 RT @koizumi0919: 山田風太郎の作品が明治断頭台や忍法帖などの小説ではなくエッセイなのが良いですね
— 米澤穂信 (@honobu_yonezawa) 2012年10月31日
@honobu_yonezawa @koizumi0919 一度裏返したものは更に裏返る……ミステリに限らず、例えば『八犬傳』や『忍法忠臣蔵』あたりでも山風のそういう作風に接した場合、奉太郎が凄い勢いで山風にハマってミステリ方面にも行きそうで(続く)
— 相楽 (@sagara1) 2012年10月31日
@honobu_yonezawa @koizumi0919 山田風太郎という作家は外せない、かといって奉太郎という的を射抜きすぎるのも問題……いかにも選ぶのに悩まれていそうだと思えたりしました(不躾に勝手な推測を重ねてすみません)
— 相楽 (@sagara1) 2012年10月31日
(なんだか「@(米澤穂信アカウント)」でtwitter検索すると、「乗るしかない、このビッグウェーブに」という感じで楽しいな)
— 相楽 (@sagara1) 2012年10月31日
方針 : 原則としてミステリ禁止。原則として2000年時点で刊行済み。取り寄せなくても街の本屋さんで買えること。時が経ってもそれほど古びないこと。高校一年生に、あまり私の趣味や願望を押しつけないこと。
— 米澤穂信 (@honobu_yonezawa) 2012年10月31日
@honobu_yonezawa キングから『図書館警察』、あえてカーシュで『犯罪王カームジン』(「『壜の中の手記』ではなく)、小栗蟲太郎で『人外魔境』(黒死館ではなく)……狙っているというより避けているというか、「奉太郎の本棚」というにしても多少ひねくれ過ぎなようにも……
— 相楽 (@sagara1) 2012年10月31日
折木には読書案内をしてくれる人がいないので、「何でそっちから読むんだよ!」というもどかしさも裏テーマでした。 RT @sagara1: /……狙っているというより避けているというか、「奉太郎の本棚」というにしても多少ひねくれ過ぎなようにも……/
— 米澤穂信 (@honobu_yonezawa) 2012年10月31日
@honobu_yonezawa こちらの選出方針 https://t.co/UIS6NbzA を拝見して「一般論としてそうあるべきだなあ」と思うと共に、北村薫先生の「≪私≫(と円紫さん)の物語」の≪私≫が触れる作品群の選ばれ方の踏襲というか、オマージュとも思えたのですが(続く)
— 相楽 (@sagara1) 2012年10月31日
@honobu_yonezawa ≪私≫のそれが概ね「そうだよね」「なるほど」という王道を感じさせるのに対し奉太郎は「え。」「そこからかい!」というもどかしさ。読書に限らずいつも優れた「案内」に出逢い続ける≪私≫と「案内」をしてくれる人がいない奉太郎、というのも興味深いです(続く
— 相楽 (@sagara1) 2012年10月31日
@honobu_yonezawa 代わりに≪案内≫というには強烈過ぎる地理的にも時間軸的にも大きな視点を突きつけ、節目節目で強烈な誘導をかけてくる姉 http://t.co/XgwlN1S5 と、ぐっと踏み込んでくる千反田えるがいる(特に≪私≫には奉太郎にとってのえるがいない)。
— 相楽 (@sagara1) 2012年10月31日
@honobu_yonezawa (続き)そんなこんなで、北村薫ファンとして、また米澤穂信ファンとして、今回の「折木の本棚.txt」は滅法面白いリストと思えました。重ねての不躾な質問にお答えいただき、ありがとうございました。
— 相楽 (@sagara1) 2012年10月31日
@honobu_yonezawa amazon書影付きで応答込みでまとめられたものを見ながら http://t.co/zvhDFXb9 重ねて諸々思うことがあり、鬱陶しくてすみませんが、又いろいろと。
— 相楽 (@sagara1) 2012年10月31日
@honobu_yonezawa 「杉浦日向子漫画から『百物語』『風流江戸雀』あたりでなく『とんでもねえ野郎』なのはとんでもねえな……いや、この選択は結果として凄く似合うのか」と思えたりしました。
— 相楽 (@sagara1) 2012年10月31日
@honobu_yonezawa 「『ゲイルズバーグの春を愛す』は奉太郎、萌えポイントだなあ」と。『人魚變生』⇒『ラスト・コンチネント』はデビュー作でなくなった分、やはり「なぜこれから?」感が強まるなあ、と。
— 相楽 (@sagara1) 2012年10月31日
@honobu_yonezawa 『交通死』『死因事典』『死言状』『渚にて』『ある首切り役人の日記』『死因不明社会』それに登山系の一連の作品……並べられて眺めると、こう、なにか、じわじわと来るものがあります(続く)
— 相楽 (@sagara1) 2012年10月31日
@honobu_yonezawa (続き)「がんばれ、奉太郎。がんばれ、内向性こじらせ系高校生。メメント・モリからカルぺ・ディエムに行かないと!」とか応援したくなりますね……。
— 相楽 (@sagara1) 2012年10月31日
数年前のmixi時代から断続的にやりとりのある某氏からここ数日の所業について「僕が一番ガンダムを上手く操れるんだ!とばかりに前に出ていく姿勢、僕は好きですよw」とコメントを頂く。ありがとう。的確過ぎる評を頂いたこと、僕はきっと、忘れない。
— 相楽 (@sagara1) 2012年11月1日
2000年縛りはなくても良かった……。増補したい。
— 米澤穂信 (@honobu_yonezawa) 2012年11月1日
@honobu_yonezawa 「2000年縛りはなくても良かった」というよりも、原作(2000年高校一年)のリストとしては自然ですが、メディアミックスを意識、つまり2012年の高校一年奉太郎のそれだとすると直近12年の新刊・復刊がまるで無いというのはかなり不自然と思えます。
— 相楽 (@sagara1) 2012年11月1日
@honobu_yonezawa 傾向から考えて例えば『虐殺器官』(2007/2010)はむしろその不在が気になります。あと同じくSFはOKなようなのでこれだけ死・臨終をあからさまに好むなら例えば長谷敏司『あなたのための物語』が入っていたりするととても似合いそうと思えたりします。
— 相楽 (@sagara1) 2012年11月1日
(あとは例えば『銃・病原菌・鉄』(2000/2012)あたりもやっぱり不在が気になるかなあ>折木奉太郎の本棚.txt) ※米澤穂信を作った「100冊の物語」 http://t.co/ywwkZ4f4 のリストの方も眺めつつ。
— 相楽 (@sagara1) 2012年11月1日
折木の本棚.txt http://t.co/6uCDA5mD を改めて眺めて。奉太郎のメメント・モリっぷりが楽しい。『氷壁』『北壁の死闘』『遥かなり神々の座』『八甲田山死の彷徨』山岳小説の皆さんは皆、極限状態で死にかける話/『本覚坊遺文』『死言状』は死に行く者たちの残す言葉(続く
— 相楽 (@sagara1) 2012年11月1日
(続き)『夜間飛行』は作者の死の影も色濃い/『交通死』『死因事典』『毒の歴史』『死因不明社会』死に方にまつわるあれこれ/『ある首切り役人の日記』そのまんま。少なくとも12/100がこんな感じ。流れに合った増補なら例えば『拳闘士の休息』(1996/2009)なんて似合いそう。
— 相楽 (@sagara1) 2012年11月1日
寝る前にやっぱりもう一つ。米澤穂信を作った「100冊の物語」 http://t.co/ywwkZ4f4 でもメメント・モリな感じは結構強いのだけど、一方で対置される生命力として「食」関連の本が目立つ(続く)
— 相楽 (@sagara1) 2012年11月1日
(続き)『ヨーロッパの舌はどう変わったか』『食前絶後!!』『料理人』。えーと、あと『特別料理』……も?諧謔、ブラックユーモア含みになるのはとっても米澤穂信っぽい(続く)
— 相楽 (@sagara1) 2012年11月1日
(続き)一方、折木の本棚.txt http://t.co/6uCDA5mD で強く「食」に関わるのは『もの食う人びと』一冊。生命力というか「したたかに今を生きるぜ」という志向が足りない感じが出ているよね、という。
— 相楽 (@sagara1) 2012年11月1日
千反田えるの本棚。「自身にとって大切な本であったり、あるいは自分の環境を理解するための本」とあった上で。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月17日
クローディアの秘密。肩甲骨は翼のなごり。飛ぶ教室。モモ。フランケンシュタイン。不在の騎士。夏への扉。オズの魔法使い。西の魔女が死んだ。兎の眼。そして自由からの逃走って……
いやいやいやいやいやいやいや……切なさ乱れ打ちかよ。眺めてるだけでしんどいよ!!>千反田えるの本棚(『米澤穂信と古典部』収録)https://t.co/FHuFFnXatN
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月17日
で。折木奉太郎の本棚にも千反田えるの本棚にも共通して入れられているフロム『自由からの逃走』を、二人は各々どう読んでいるのか。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月17日
「米澤穂信を作った「100冊の物語」」とあえて一部重ねられ、一部あえて同じ作家の別作品を入れ込んだりしてある折木奉太郎の本棚。
色々と、面白い処ですよね。
米澤穂信と古典部収録、伊原摩耶花の本棚。漫画縛り漫画染め。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月17日
右ページはまだしも……いや、藤子Fからミノタウロスの皿、カーラ教授から銀のロマンティック…わはは(例えば美貌の果実とかでなく)、楳図かずおからわたしは真悟とか「いかにも」過ぎるだろ……という感じなのだけど。それにも増して
左ページが……「圧」が高すぎる。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月17日
孔子暗黒伝、バナナブレッドのプティング(!!!)、人魚の森、冬目景から文車館来訪記、んでもって石の花(似合い過ぎる……)、絶対安全剃刀(なるほど「黄色い本」ではないんだなと思った)、吉祥天女(櫻の園ではなく、あえてラヴァーズ・キスでもない)、
続き)山岸凉子から天人唐草(表題作!)、少年は荒野を目指す(だから似合い過ぎるだろ。ECCENTRICSではないんだな、そちらに含まれる「カプートの別荘へおいで」でもないんだな、とはちょっと思った)、締めに寄生獣。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月17日
伊原摩耶花の本棚……あまりにも伊原摩耶花の本棚という感じだった。
伊原摩耶花、漫画の趣味が良すぎるのでブサイクになってバランスとって欲しい(京アニ版の顔だとお前、お前〜〜〜
— ぱ隹越九朗 (@mamalaider) 2017年10月17日
趣味がいいというかなんというか、あまりにも「らし過ぎる」のでちょっと読んでいて頭抱えたく(???)なりましたね。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月17日
ちなみに伊原摩耶花の本棚。締めが『寄生獣』ではなくて『風子のいる店』か『骨の音』……前者ならより完璧(???)だったかも、とぼんやりと思った。#何がだよ#お前の中でどういうキャラクターになってるんだよ
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月17日
伊原摩耶花の本棚(『米澤穂信と古典部』収録)に清原なつの作品(なんだろう。『花図鑑』とか?)や『サンプル・キティ』を押し込む権利を幾らかで売って欲しい。#売り物じゃねえよ#そもそも発想が怖すぎるよ
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月17日
伊原摩耶花の本棚。「本当は(より健やかな方向性としては)もしも何か追加されるべきだとしたら、例えば坂田靖子『バジル氏の優雅な生活』あたりなのでは?」とか思えなくもないけど。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月17日
個人的になんというかな……そう……もっといろいろとこじらせて欲しいんだ。
同じく『米澤穂信と古典部』より、福部里志の本棚。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月17日
作者からの……なにやらキツいんだか優しいんだか両方なのだか悩ましいコメントが付された上で。
脳のなかの幽霊(なるほど)。ギリシア神話を知っていますか(うんうん)。FBI心理分析官(ああ、うん、好きそう)。(続く
スローカーブを、もう一球(沢木耕太郎とかも好きそう。一瞬の夏とか)。(チェスタトン)正統とは何か(おっ…!)。中核VS革マル(お前さあ……)。侏儒の言葉(あー……)。マーフィーの法則(うーん…)。聖の青春(名前の読み同じだね)。服従の心理(おいおい)。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月17日
仙術超攻殻オリオン&ベル☆スタア強盗団&(小林源文)ハッピータイガー(笑った)。(水木しげる)コミック昭和史で締め(なるほど)。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月17日
……ムック冒頭のインタビュー「<古典部>シリーズ15年のあゆみ」での里志に対する作者コメントも流れ弾が急所にあたって酷いことになった上に、
連投冒頭で触れた「福部里志の本棚」への作者コメントも(ごく個人的に、勝手に、こちらの問題で)なんだかしんどい。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月17日
相沢沙呼さんの「マツリカ」シリーズ最新作、『マツリカ・マトリョシカ』。
ちょっと洒落にならない出来栄えの本格ミステリで青春ミステリで、なんなら最高レベルの「日常の謎」の系譜に連なる作品とも言えるかと思うので。
北村薫作品、米澤穂信作品が好きな人なら読めばほぼほぼ、好きになるのではと思えます。
きっとこれまでの相沢作品の中での最高傑作では、とも。
読了前後の諸々と感想などを少しメモとして残しておきます。
いま唐突に、平成のナントカって二つ名は羨ましいなと思ったけど、どうせそうツイートしたらみんな僕のこと昭和のふともも作家って言うんだろうなって。昭和の、って部分がすごい哀愁漂う。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年9月28日
僕がただの読者だった時代は、ほんと、日常の謎って、数年経たないと続刊が読めなかったりしてた気がするんだけれど(そもそも作品の数がす少なかったし)、最近は色々なジャンルの刊行点数増えたし、ペースも速いよなぁ。そのペースに追いつけない人間です……。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年9月28日
ただ、まぁ、自分の中で明確な定義はないものの『日常の謎』と『ライトミステリ』や『人の死なないミステリ』って別物だと感じていて、『日常の謎』だと感じられる作品は、まだまだ少ないとは思っています。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年9月28日
『日常の謎』もきちんと見れば本格なのだけれど、流行の『ライトミステリ』に紛れて埋没してしまった感じがある。それで、今回の『マツリカ・マトリョシカ』では、日常の謎も本格ミステリでしょ? という意気込みで書いたのだけれど……。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年9月28日
ところが、出来上がってみたら、なんか、自分の定義する『日常の謎』から外れてしまった(本末転倒) うん、これは、あんまり、『日常』ではないな……。まぁ、いいか、とは思ってるんだけれど。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年9月28日
あと今回の密室は、書いているときにわりと自分で手応えがよくわからなくて、「これバレバレじゃない? これバレバレじゃない!?」って色々な人に読んでもらったり(よそさまの編集者殿にも……)、したんだけれど、本格好きの人にも気に入ってもらえたようでなによりです。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年9月28日
先日もつぶやいたばかりhttps://t.co/KRoAtWLnbaだけど『マツリカ・マトリョシカ』買ってはあるので早く読まないと……
— 相楽 (@sagara1) 2017年9月28日
で。いわゆる「日常の謎」とは何か、という話題……それですけど……。https://t.co/IFaFTgIGi8
— 相楽 (@sagara1) 2017年9月28日
5年前のログか……他の方々はともかく、自分の諸々の発言について、内容云々もあるけど、まず「言い方ぁあああ!」って思う所、あるな。
こいつ、ちょっと色々まずいよな……
ともあれ。「『日常の謎』と『ライトミステリ』や『人の死なないミステリ』って別物だと感じていて、『日常の謎』だと感じられる作品は、まだまだ少ない」https://t.co/pX65LkqEfl昭和のふともも作家こと相沢沙呼さんの一連のお話、個人的にもまったくもってその通りだと思う。
— 相楽 (@sagara1) 2017年9月28日
まとめをざっと拝見しました。この当時に『ライトミステリ』という言葉が出てきていないようなのが、面白いと思いました。自分的には『ライトミステリ』という言葉が生まれたことによって、これまで単純に『日常の謎』と括られていたものが、ライトミステリと分類できるようになったかなと感じました
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年9月28日
恐縮です。なお、さらに恐縮なことに特にここ数年、ミステリ方面をあまり読んだり動向を追えたりしておらず。それこそ「ライトミステリ」といわれるジャンル?や作品群?がどんな風に出てきて、どんな風に読まれ、扱われているのか自分にはおよそ分からないということがあります。すみません。
— 相楽 (@sagara1) 2017年9月28日
ただ、それ以前から「日常の謎」という括り、あるいはその括りを用いての諸々の語られ方にはしばしば。そうした言葉が出てくるきっかけと言われる北村先生の作品を好む立場から、(まとめで書き飛ばしていたように)諸々の違和感等を否めないところは強く。
— 相楽 (@sagara1) 2017年9月28日
おそらくは今もそこら辺の問題(そもそも、これが問題だというのも僕の主観や感覚に過ぎないかもしれませんが)は残ったままなのでは、とはぼんやり思います(先述のようにここ数年、北村先生にも申し訳ないことにミステリ方面をあまり追えておらず本当にぼんやりと、なのですが)。
— 相楽 (@sagara1) 2017年9月28日
ところで、それはそれとして、あるいはその文脈?の上でも。マツリカシリーズ、あるいはそれ以上に酉乃初シリーズが僕は個人的にとても好きhttps://t.co/jdRCSeDKEAです。
— 相楽 (@sagara1) 2017年9月28日
マツリカ・マトリョシカも近いうちに楽しみに読ませて頂こうと思っています。
※二発言引用中略
今後の活躍……といいますか、基本的に出して頂ける本は概ね、一読者としてとても楽しみにしています。『小説の神様』もとても面白かったです。
— 相楽 (@sagara1) 2017年9月28日
以上、返信がなんだか妙に長い連投になってしまい、お目汚し失礼しました。
…………とりあえず読み終えたけど。かなり好きなシリーズではあったけど、ここまでガチ本格で多重解決、意外な犯人、意外な動機、ハウダニットもむちゃくちゃ充実で手掛かり提示も手が込みまくっている上、作家的強み?がある描写とガチ一体化、この犯人とこの探偵(及び名探偵)だからこその着地……
— 相楽 (@sagara1) 2017年9月30日
えーと……このシリーズ最新作、かなりぶっとんだ出来のような……。最近ミステリ方面あまり追えていないのであまり自信持ってはいえないけど。マツリカ・マトリョシカ、すごい作品なんでは、という感じが読み終えた直後だけどとってもしてる…………。
— 相楽 (@sagara1) 2017年9月30日
今、出先で携帯からしか見れないので他の人の感想とか漁れないけど、日曜夜に帰宅したらちょっといろいろ見て回ってみよう。他の人はこれ、どう読んだんだろ。気になる。
— 相楽 (@sagara1) 2017年9月30日
相沢沙呼「マツリカ・マトリョシカ」読了。シリーズ第三作目で初めての長編。多重解決!密室殺トルソー事件!開かずの間!二年前の事件!すごく本格ミステリでよかったです。電子版なのでページ数がわからず、噂のp.299がどこなのだろうかわかるだろうかと不安でしたが読めば一目瞭然でした。
— こざわ/とひ (@t_aldehyde) 2017年9月29日
相沢沙呼『マツリカ・マトリョシカ』読了。静かな喫茶店で読んでいたので、話題の299ページを見たときはいろいろと堪えるのに必死でした。鍵の件については、ロジックが鮮やかですごかったです。青崎先生が密室パズラーに成功と仰っていたけど、その通りだと思いました。
— 理人@読書・謎解き (@lichten_stein) 2017年9月17日
やはりあれ「噂のp.299」とかそういうものになってるのか。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
あの一文にどう反応すべきか「そうですね」or「うーん」、「そもそもあの一文は置かれるべきか」VS「勿論置かれるべきだろ最高だろ!」とか、まず自分の中で素敵な感想と意見の分裂があるな。>『マツリカ・マトリョシカ』
相沢沙呼『マツリカ・マトリョシカ』(角川書店)読了。廃墟の雑居ビルに住み着いているという謎めいた美女、マツリカに命じられ、高校生の柴山祐希はテニス部の部室を調べていた。施錠されていた美術準備室から、女子テニス部員の盗まれた制服を着せられたトルソーがみつかり、柴山は疑われることに。
— 杉本@むにゅ10号 (@longfish801) 2017年9月9日
マツリカ・マトリョシカ:シリーズ三作目だけど、ここから読んでも大丈夫。後輩の春日麻衣子から、美術準備室では二年前にも生徒が忽然と消えてしまったかのような事件が起きたと聞き知る。章がひとつ進むたびに仮説が提示されるが、密室の壁は崩れない。過去と現在、ふたつの密室をつなぐものとは。
— 杉本@むにゅ10号 (@longfish801) 2017年9月9日
マツリカ・マトリョシカ:若干踏みこんだ話になるけれど、密室の謎を解く経路設計が素晴らしい。被害者が人ではなくトルソーという「日常の謎」ならではの状況を最大限に活かすだけでなく、比較的思いつきやすい仮説がすべて否定された後でどうやって唯一の解に導くか、そこに気を配っているのが良い。
— 杉本@むにゅ10号 (@longfish801) 2017年9月9日
マツリカ・マトリョシカ:観察眼に優れた名探偵だからで済ませず、思考の枠組みは人それぞれだから、ひとりですべてを見渡すことはできないことを示す。それが、過去を乗り越えようと必死な柴山くんのドラマと整合している。青春ミステリにおいて素人探偵をどう描くか、新しい形が示されたと感じた。
— 杉本@むにゅ10号 (@longfish801) 2017年9月9日
【致命的ネタバレ】『マツリカ・マトリョシカ』p.299の三行目を読んで、○○○○○○○○○○○○○○○○○と思いました。 https://t.co/UcLyjxoJiz
— 杉本@むにゅ10号 (@longfish801) 2017年9月9日
致命的過ぎていささかまずい。https://t.co/OB4mhvMmoG
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
「「二回折っただけよ。可愛いでしょう?」
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
彼女は優雅な動きで、くるりと回転した。
短いスカートのぶりーつが遠心力で広がる。思わず、その光景をじっと観察してしまう」
マツリカ・マトリョシカp24。序盤からこの手の描写連発でアマガミやセイレンの世界にも違和感なく溶け込めそう(続く
続き)で実に素敵だった。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
(そうか、この視点人物、作中でも繰り返すようにここまで「紳士」だったか……)と驚きを噛みしめつつ認識を新たにしていたら、まさか終盤でああなるとはね……という、素晴らしい本格ミステリ青春ミステリの傑作だった。#本当に#恐ろしいことに本当なんだ
https://t.co/rWRWTHIm7A
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
待って。なんでよりによってそこで変換ミスしてたのか。
「ブリーツ」は普通にカタカナでした。
本当にごめんなさい。
「僕はある重大な事実に気が付いてしまった。あのポケットに目薬が収められていたということは、僕の瞳に落ちた液体は、村木さんの太腿に常に触れ、温められていたということに他ならないのだ……。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
な、なんだろう。ちょっとドキドキしてきた。これはつまり、僕はもう、(続く
続き)彼女の太腿に間接的に触れてしまったと同義なのではないだろうか?」
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
『マツリカ・マトリョシカ』p185
相沢沙呼マツリカシリーズの主な視点人物を務める柴山祐希。元々とても好きでなキャラクター&シリーズだったのが最新作で本当にますます好感度が更に跳ね上がったのだけど。(続く
続き)ごくごく真面目な話、本当にたまらなく好きで諸々共感もできる素晴らしいヤツなのだけど。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
でも、ごめん。
こと、引用したこのp185の描写と感覚は自分もちょっとついていけないかな。本当にごめんな。
強く生きて欲しい。
なお、『マツリカ・マトリョシカ』。ごくごくまっとうな作品を象徴する台詞であり最大の推しポイントは、そのままズバリ帯に引かれていて。Amazonでも版元での作品紹介でもこの帯がない状態の書影置いてるみたいだけど、個人的には帯有で、あるいは帯有も併せて置いた方が良いのでは?と思う。 pic.twitter.com/yAPHXXN5XI
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
相沢沙呼「マツリカ」シリーズ、特に最新作『マツリカ・マトリョシカ』。ちょっと洒落にならない出来栄えの本格ミステリで青春ミステリで、なんなら最高レベルの「日常の謎」の系譜に連なる作品とも言えるかと思うので。北村薫作品、米澤穂信作品が好きな人なら読めばほぼほぼ、好きになるのでは。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
もちろん、『午前零時のサンドリヨン』からの酉乃初シリーズも。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
流れで(?)、再掲。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
米澤穂信『満願』収録全六篇の初出との比較で見えるもの。https://t.co/M2R3o6mCAH
あと、北村薫先生関連ブログ記事も。https://t.co/W3OTii5e0o
このあたりも出しとくかな。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
○米澤穂信過去作品感想をまとめて再掲https://t.co/CEyqCFNXyk
○米澤穂信(編)『世界堂書店』巻頭収録作、ユルスナール「源氏の君の最後の恋」についてhttps://t.co/JAwaozdkXw
今回は、オビも結構拘りました。珍しく、自分でこの台詞を入れてくださいってお願いしたんですよね。この言葉がこの作品のテーマの一つを象徴している気がしました。 https://t.co/uqzxyQ7JSm
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月1日
入れるなら、この台詞しかないという台詞だと思えました。とても好きな帯で、好きな作品です。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
あとはオビとかあらすじとかで、マツリカさんのことが「美少女」ではなく「美女」という形容に変化しています。2巻で年齢を推測する要素が揃ってきたので、少女と書くのはどうなのか、という……。でも少女という可能性ももちろん微レ存。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月1日
当時の野性時代の元担当さんとアイデア出しとかしていたのですが、その担当さんにお子さんが生まれて、「一冊仕上げるより子ども生まれる方が早い!」って焦ってたのに、今年になったらもう一人生まれていて、「一冊仕上げる間に二人も人間が誕生している!!」という驚愕があったのが思い出深いです。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月1日
皆さんご感想ありがとうございます。もっと褒めてくださっても良いのよ!!!!
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月1日
『マツリカ・マトリョシカ』のプロットを作り始めたのは14年の3月くらい。間に小説を書けなかった期間や他の作品の執筆もあったので、厳密に三年も費やしていたわけではないのですが、仕上げるのに時間がかかったのは変わりがなく、読者さんから良い評価を貰えるのは悦びもひとしおです。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月1日
相沢沙呼『マツリカ・マトリョシカ』のホワイダニット……犯人の動機やその在り方と、それを受けての探偵の取った判断と行動について。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月7日
小峰元、東野圭吾の某作品を対照にも置きつつ少し。
※ネタバレ配慮で以下リンク先。 https://t.co/kQu38DtH3p
@sagara1さんの伏せ字ツイート | fusetter(ふせったー)
傑作『マツリカ・マトリョシカ』について数日前から「これちょっと書いておきたいな」と思えていながら滅茶苦茶忙しくてできていなかったものを一応出せたhttps://t.co/yJxrbs2Jl9ので、ごくごく個人的にちょっとした自己満足を覚えてる。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月7日
10月発売の『太宰治の辞書』(北村薫 創元推理文庫)の、解説をお任せ頂きました。「円紫さんと私」の解説を書く日が来るとは、思いもしなかったことです。お手にとって頂けたら幸いです。
— 米澤穂信 (@honobu_yonezawa) 2017年9月21日
ずっと、ずっと誰よりそれにふさわしいだろうと思えるその作家が、誰より尊敬するその作家のそのシリーズに解説を寄せる日を理想の組み合わせとして夢見て、待ち望んできて。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月11日
正に北村薫の《私》の物語/歴史(イストワール)(「L'histoire-----歴史」(「織部の霊」、『空飛ぶ馬』創元推理文庫版p13))についての、これまで書かれてきた何よりも相応しいに違いない名解説だと実感しつつ読み進めていて。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月11日
でも、まさかその終わり近くに自分の名前が出てくるだなどとは想像すらできなかった。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月11日
僕は夢でも見ているんじゃないかな。とても現実だとは思えない。
※その後、リプライでもお礼を伝えさせて頂きましたがこの日記からは割愛。
愛される主人公を書いてあげたいのに、なんでデビューしたときからいつもボロクソに言われる子しか書いてあげられないのか。不甲斐ない作者ですまんな。君を好きな子もいてくれるんやでと思いつつも、もっと人に気に入られる子にしてあげたかったという思いは強い。欠点なんて要らなかったんや……。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月11日
特にサンドリヨンの須川君に関する声とか僕は未だに理解できず、しかし理解できないから駄目なのかなぁと思って悩んでいる。ホームズとワトスンというコンビにおいて、ワトスンがあんなにも役立たずだのホームズに頼りすぎだのと叩かれるとは、微塵も想像していなかったのである。不思議だ。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月11日
問題を放ったまま書き出すのが怖いのかなぁ。最近は男の子ばかり書いていたから、女の子の主人公を書きたい意欲が高まっている気もする。僕の書く女の子に対してはみんな優しいんだよな。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月11日
僕は、とても好きです。キャラクターの「欠点」と言われがちなものは、切り離し得ない掛け替えのない美点でもあるかと思います。https://t.co/yJxrbs2Jl9
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月11日
あっ、あっ、あっ……。犯人の動機面についてはものすごく悩んで書いたので、読み込んで下さって嬉しいです……。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月11日
Amazonで好評在庫切れ中の『マツリカ・マトリョシカ』の入荷予定日は10/17らしいですよ!!! 「青春学園ミステリ+二つの密室の本格ミステリ」、今回は自信作です。是非ともよろしくお願いします。https://t.co/jOdwYsokv8
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月12日
本当にマツリカシリーズはね、一回も重版したことないから、今回起死回生を願って入魂の一作にしたんですよ。本当に、それだけの価値のある青春小説であり、日常の謎であり、本格ミステリだと思っているんだけれど……。なんか、駄目だね、毎回……。どうしたらいいかね本当に……。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月12日
『マツリカ・マトリョシカ』。端的に相沢沙呼さんの(これまでの所の)最高傑作なんでは?とhttps://t.co/uo7cJEfJlP普通に思う。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月12日
『マツリカ・マトリョシカ』についてここまで触れていなかった事を一つ書き加えると。「神の如き名探偵」の思いや想像や手の届かない所に、探偵であり名探偵のワトソンであり下僕、柴犬である彼がどう向き合ったか、それが名探偵にどんな意味があったか/思いを抱かせたかも大きな大きな見所かと思う。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月12日
なんとなくぼんやりこちらの拙い(特に後半に酷いところがある)まとめhttps://t.co/IFaFTgIGi8 読み直したりしてたけど。そこで触れることができていなかった点が多数ある中、例えば、(続く
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月12日
続き)『空飛ぶ馬』収録「砂糖合戦」あたりにはホワイダニットとして単に謎とその解決がワトソン/探偵含む当事者たちの心や在り方に何をもたらすか、ということに加え、そのテーマとある種の遊戯(ゲーム)性の見事な結合とでもいうべきものが見て取り得て。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月12日
続き)そこにおいて米澤穂信「シャルロットだけはぼくのもの」などは正にその系譜に連なる大傑作かと思える所。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月12日
デビュー作『午前零時のサンドリヨン』文庫版村上貴史による傑作解説にある通り相沢沙呼作品は手品/マジックという独自の強みをミステリと結びつける強烈な個性特長を持ち続けてるので、
続き)相沢沙呼作品は例えばその系譜においては全般的にいつも強みを持っているかと思えて。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月12日
それは『マツリカ・マトリョシカ』でも遺憾なく発揮されているところかと思う(あと、心理誘導による罠や盲点といったものの描き方とか、物理的トリックの数々の面白さにおいても)。
今年の鮎川賞受賞作『屍人荘の殺人』面白そうだな〜〜。いま献本を頂いたのだけれど、仕事を切り上げて読みたい……。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月10日
誘惑に勝てなかった。あー、はい、面白い。これは面白い(白目)
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月10日
やばかったわ。こういうの読みたかったのよ。面白くて死んだ。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月10日
仕事しよう(圧倒的敗北感)
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月10日
刺激をうけたので朝から仕事するぞー(いつまで持つかな?)
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月10日
歴代受賞作に面白い作品がずらりと並ぶ鮎川哲也賞の中でも個人的に第3回受賞『ななつのこ』第19回『午前零時のサンドリヨン』がとても好きなので、ぜひ読んでもらえると、とぼんやり思った。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月10日
あと選考委員/選評も素晴らしい賞で。なんせ19回(09年)以降はずっと北村薫先生がその一員……。
某話題作を読んでいる。p216。クローズド・サークルでの連続殺人(とみられる事態)の後。宿泊者たちの一人が、
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
「くそったれ! お前らみたいな殺人者の集まりと一緒にいられるか!」
と叫んで自室のある上階へと一目散に駆けていったので「おお!!」と感激の声が漏れている。
今村昌弘『屍人荘の殺人』読み終えた……なるほど、なんかすごい傑作では。なによりまず、めちゃくちゃ面白い。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
ただ、いわゆるネタバレにならないように感想書くの、結構難しくないですか。なので諸々少し保留。
でもこの話題作、ただただ、まずはお勧めです。
今村昌弘「屍人荘の殺人」読了。ミステリ愛好会の明智と葉村は事件を求め、脅迫状が届くなど不穏な映研の合宿に参加するが、事態はまさかの展開へ。実にたぎるクローズドサークル。伏線を全回収して多くのハウ・ホワイが解けていく様にミステリの醍醐味が全部詰まっていて快感。口角が上がりっぱなし。
— @<^っ)まど (@jp02449) 2017年10月20日
「屍人荘の殺人」ネタバレ感想
— @<^っ)まど (@jp02449) 2017年10月20日
完全ネタバレ感想です。読了済みの人しか読んじゃだめ。
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ https://t.co/T0gZSgym0I
『屍人荘の殺人』、ここら辺https://t.co/SYhdfGj8EVに加え例えば○○○○○○○も充実かな、と。例えば○○○○○○○○○とか○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○(勿論、後に別の形で活かされた)かと。 https://t.co/KIny8DOptv
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
ちらほら『屍人荘の殺人』の感想を見かけるようになってきたけれど、「面白い」しか感想を書けなかった僕を赦してください……。ネタバレしないで感想を書く頭がなかったようだ。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月17日
『屍人荘の殺人』の○○○○○○○、まだ読んだばかりなので見落とし無数にありまくると思いますが。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
例えばp187○○についてのあれこれもそうだと思いますよ。https://t.co/nX6h3Uag2C
具体的には(リンク先に続く https://t.co/0Wp7prFYE5
なるほどそうか、それはそういうアレともとれるのか(ネタバレです) https://t.co/1D0bUgcFT3
— @<^っ)まど (@jp02449) 2017年10月21日
『屍人荘の殺人』、語り手役のなんというか名付けというかラベリングというか、ある種のネーミングセンス、ユーモア感覚、とても好き。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
そして○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○も。そしてそれは(リンク先に続く https://t.co/yPdMxIQeVs
鮎川哲也賞選考で加納朋子さんが触れ、著者も触れられたことに感謝してるp75-76の話ですね。https://t.co/YhMGgc2pi4
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
で、『屍人荘の殺人』が更にすごいのは、それでもってそういう名付け方は(リンク先に続く https://t.co/B72EbocyXs
屍人荘の殺人、何が良いって途中で登場人物が「この人の名前はこういう語呂合わせっぽいよねー」みたいなノリで露骨に名前覚えタイム設けてくれるところだよ。
— 小雪 (@Syousetsu_K) 2017年10月16日
いやー、登場人物多くて覚えられないから推理は無理かなーとかいう言い訳はさせてくれないからな。
北村薫先生も絶賛の鮎川哲也賞受賞作『屍人荘の殺人』、読み終えた直後の勢いでまだネタバレ感想(ふせったー使って)連打していきたい気持ちもあるけど。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
『太宰治の辞書』刊行記念北村薫先生×穂村弘先生トーク&サイン会の時間が近づいているので、そろそろ準備して出かけないと。
はい。 pic.twitter.com/TBioDGWDmn
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
イベントで 真後ろの席 穂信さん
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
終了直後気づいてびっくりした…………
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
「あ、これはどうにか改めて一言お礼言わないと……」で頭がいっぱいで(言及云々よりなにより、ずっとこういう解説をこそ読みたかった)、なんとか言えたはいいものの、思い返すと立っている相手に座ったまま話してた……ありえないのでは……まったくそこまで意識が回らなかった……うーん……
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
この機会を逃して良いのか、いや、良くない、との自問自答の後。一北村ファンとしても来場されていているのだろうから、その立場でもサインと会話を終えられれるまでは遠慮して……と謎の自主基準立てた後、やりとりも図々しくすこし離れた椅子で聞き耳立てた後、読んだ瞬間から気になっていた、
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
千反田えるの本棚、伊原摩耶花の本棚についてすこしだけ、しかし勿論全てが面白くてたまらない疑問点へのご回答や諸々を直接伺うことも出来て。いろいろ申し訳なくもあったけど、あまりに有意義な時間だった。タイムアップで福部里志の本棚については伺えなかったけどそこら辺はいいだせばキリがない。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
携帯からというのもあれば諸々動揺もあって、誤字脱字祭りにもなっているな……でもまあ、そんなことはどうでもいい。最高のイベントだった。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
●『米澤穂信と古典部』より古典部四人の本棚についてあれこれ。https://t.co/TtiD8h2Zvx
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月20日
折木奉太郎の本棚、千反田えるの本棚、伊原摩耶花の本棚、福部里志の本棚についてのあれやこれやです。
屍人荘の殺人の話がしたいんだが……
— 宮内悠介 (@chocolatechnica) 2017年10月26日
リプライツリーが賑やかだ……>RT
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月26日
今日は鮎川賞なので、屍人荘の殺人面白いよね〜、という話をするフリをしつつ、『マツリカ・マトリョシカ』も面白い密室モノですよ〜、と布教する作戦でいきます。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月27日
みんなもぜひ屍人荘をススメるついでにマトリョシカも布教してください(ひどい)
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月27日
それはつまり、例えばこんな感じですか?https://t.co/aNuooHYIph
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月27日
(少し前に上げたブログ記事ですが、さきほど『屍人荘の殺人』関連も付け加えました)
ありがたいですが僕のツイートばかりで恥ずかしい!!!
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月27日
特にそうしようと思ってそうなったわけではないのですが、後から眺めてみると「日常の謎」及び鮎川哲也賞絡みの一連の話……と見て取れなくもない話になりました。とはいえ話題があちこちに飛んで散漫ではありますが……。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月27日
ともあれ、『マツリカ・マトリョシカ』、本当に傑作だと思います。こうした作品を読むことが出来て読者として嬉しいです。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月27日