2006-02-14から1日間の記事一覧

トリノ五輪の「オトナ」な演出と、ここ数年の塩野七生の崩壊振りのあまりの対比

大脱線になるが、この開会式を見ていると、ごく自然に、中学高校大学と夢中になって読んだ大作家の、ここ数年のあまりにひどい崩れ方を連想せずにはいられなかった。「「イタリア人よ立ち上がれ!」といわれて立ち上がったはいいが、「立ち上がり方がおかし…

《政治》の面から見たトリノ五輪開会式(2)〜実に「オトナ」なイタリア人。そして、あのオバサンやその同類にはほとほとウンザリ。野暮の骨頂、愚劣の標本。「観念的な、あまりに観念的な」!!

……で、まっとうな政治的センスのあるオトナならその程度のことはちゃんと分かっていて、そういう意味ではイタリアは(英国には遠く及ばないものの)伝統的に世界有数のオトナな国だ。一時期、いろいろあってちょっとオカシクなった末に、「古代ローマの復活…

《政治》の面から見たトリノ五輪開会式(1)〜まず大前提。要するに、アメリカこそ世界で一番傍迷惑であると共に、絶対敵に回してはいけない国でもあるわけで。

現在の政治情勢下において「ヨーロッパで」五輪を行うとなれば、その政治的なメッセージというのはつまるところ「アメリカさん、ちょっといい加減にしてくれませんかね」に尽きる。 詳しく言えば、「戦争だの紛争だのが絶えないのはイスラム云々より、あんた…

トリノ五輪開会式〜「《平和の式典》を芸術的にやれ」というなら、やっぱりNo.1はイタ公だ。

今更ながら、トリノ五輪開会式の感想を書いてみる(色々と忙しく、今日になって、ようやく録画で観たので……)。 ……あぁ、イタ公は芸術やらせるとやっぱり凄い。一方で「今度はイタリア抜きでやろうぜ」という有名なジョークがあるが、正にその良い反面という…