2006-03-10から1日間の記事一覧

神林長平『鏡像の敵』〜初期作品の掘り起こしの事情はわからないでもないけれど……。

初期の傑作集ということで、1987〜1989年頃発表の作品を集めた短篇集。 ……って、あれ?神林長平は1979年デビューなんだけど、この時期でも「神林長平初期傑作集」(裏表紙より)って言っていいのか?? で、内容に関しては……なんだかどれもこれも、これまで…

野尻抱介『太陽の簒奪者』〜これぞハードSF。その侠(おとこ)っぷりに惚れた。

「ブンガクな文章? 糞食らえだ。俺が書きたいのはそんなもんじゃねぇ!!俺のSF魂を見せてやる!!」と言わんばかりの男気溢れる態度が実に爽快な作品だ。ここまで割り切った姿勢は------断じて皮肉ではなく------清々しい潔さに満ちていて、はっきりいっ…

萩尾望都×三浦雅士「出生の秘密をめぐって」

この組み合わせを見た瞬間、もう、何がどうあろうと予定を空けて聴きに行こうと思った。 抽選に当たった時はどれだけ嬉しかったことか。とんでもない組み合わせだ。 なんせ、まず、萩尾望都といえば、あの超名作『銀の三角』を生み、『ポーの一族』『半神』…

ジュンク堂・萩尾望都×三浦雅士「出生の秘密をめぐって」

ジュンク堂でのトークセッション、萩尾望都×三浦雅士「出生の秘密をめぐって」に行く。 神林長平『鏡像の敵』、野尻抱介『太陽の簒奪者』読了。