2006-07-22から1日間の記事一覧

歌舞伎座七月大歌舞伎(昼の部)『夜叉ヶ池』『海神別荘』

「夜叉ヶ池」は、「春猿演じる百合・白雪姫二役は予想以上に綺麗だったなぁ」という他は、段治郎の萩原晃がなぜか第一声(「水は、美しい。……いつ見ても、美しいな」)から感覚的にひどく反りが合わなかったことや、その後の「海神別荘」のインパクトの強烈…

さん喬『品川心中(上・下通し)』〜金蔵をひたすら流されるふわふわした人間として描き、後半も復讐に陰惨な色がつかない独自演出。サゲもオリジナル。

「さん喬を聴く会」は去年から通い続けて五度目になる。寄席のトリでも長講で知られるさん喬師匠だが、この会ではそれに輪をかけてたっぷり演り、かつ、普段は掛けないような噺も出てくるのが嬉しい。 今回は、締めくくりに予告が出ていた『百年目』、そして…

『海神別荘』泉鏡花の世界? 《天野喜孝の世界・実写版》では。

歌舞伎座七月公演(昼の部)、深川江戸資料館『さん喬を聴く会』へ行く。 森奈津子『西城秀樹のおかげです』、北野勇作『かめくん』読了。 清原なつの『私の保健室へおいで…』を読む。 『海神別荘』------まさか、天野喜孝の世界がここまで実写化可能だとは…