ワールドカップ準決勝『ドイツ×イタリア』

延長後半の二得点で2×0、イタリア勝利。
ドイツ、負けちゃった……。しかし、いい試合だった。
試合開始から8分間くらい続いた、キーパーにまでガンガン迫るイタリアのオールコートプレスは驚き。決めに来てたなぁ……。当然の代償として、後半以降は随分圧力が落ちたけれど、それでも延長も終わりが見えた時、あれだけ完璧なプレーをみせるのは流石。二点目なんかは、正にイタリアだったなぁ。
それをガッチリと受け止め続けたドイツも勿論見事。ただ、予選リーグでみせていたミドルシュートの精度が、見る影もなくなってしまっていたのはちょっと寂しい。

6月の読了本その他まとめと雑感

<本>

A・ブラックウッド 他『怪奇小説傑作集1 英米篇Ⅰ』(平井呈一・訳/創元推理文庫/新版)6/1
岡嶋二人『99%の誘拐』6/2
岡嶋二人クラインの壺』6/3
文藝春秋編『「運命の法則」アンソロジー人間の情景1』6/4
文藝春秋編『「おんなの領分」アンソロジー人間の情景2』6/5
上遠野浩平『オルフェの方舟―ブギーポップイントレランス』6/6
文藝春秋編『「愛の迷宮」アンソロジー人間の情景3』6/7
文藝春秋編『「こんな人たち」アンソロジー人間の情景4』6/8
文藝春秋編『「人生の達人」アンソロジー人間の情景5』6/9
文藝春秋編『「奇妙なはなし」アンソロジー人間の情景6』6/11
文藝春秋編『「別れのとき」アンソロジー人間の情景7』6/16
文藝春秋編『「動物との日々」アンソロジー人間の情景8』6/17
渡辺保『芝居の食卓』6/18
おーなり由子『きれいな色とことば』6/19
シャーロット・アームストロング『毒薬の小壜』(小笠原豊樹・訳)6/20
遠藤徹『弁頭屋』6/20
筒井康隆虚人たち』6/22
コードウェイナー・スミス『鼠と竜のゲーム』(伊藤典夫浅倉久志/訳)6/23
橋本治『大江戸歌舞伎はこんなもの』6/29
シオドア・スタージョン『夢みる宝石』(永井淳・訳)6/30

<映画>

ポセイドン6/6

<DVD/ビデオ/TVなど>

史上最大の作戦(The Longest Day)』6/1

■ワールドカップ中継

<グループリーグ>
『ドイツ×コスタリカ』6/9
イングランド×パラグアイ』6/10
『アルゼンチン×コートジボアール』(録画)6/11
セルビア・モンテネグロ×オランダ』6/11
『日本×オーストラリア』6/12
『ブラジル×クロアチア』6/13
『スペイン×ウクライナ』6/14
『アルゼンチン×セルビア・モンテネグロ』6/16
『ガーナ×チェコ』6/17
『日本×クロアチア』6/18
『ブラジル×オーストラリア』6/18
『ドイツ×エクアドル』6/20
『アルゼンチン×オランダ』6/21
『日本×ブラジル』6/22

<決勝トーナメント1回戦>
『ブラジル×ガーナ』6/27
『スペイン×フランス』6/27

<準々決勝>
『ドイツ×アルゼンチン』
『イタリア×ウクライナ

<演劇・落語・歌舞伎など>

新宿紀伊国屋ホール/Studio Lifeトーマの心臓』6/4
歌舞伎座/六月大歌舞伎夜の部6/4
ボローニャ歌劇場『アンドレア・シェニエ』(ホセ・クーラ、マリア・グレギーナ主演/東京文化会館)6/10
小林賢太郎プロデュース公演/KKP#5「TAKE OFF 〜ライト三兄弟〜」(本多劇場)6/11
モーリス・ベジャール・バレエ団『バレエ・フォー・ライフ』6/16
メトロポリタン歌劇場『椿姫』6/17
メトロポリタン歌劇場ドン・ジョヴァンニ』6/17
メトロポリタン歌劇場ワルキューレ』6/18
モーリス・ベジャール・バレエ団『愛、それはダンス』6/23
シアターコクーンヴァージニア・ウルフなんかこわくない』(大竹しのぶ主演)6/24
歌舞伎座/六月大歌舞伎昼の部6/24

<漫画>

わかつきめぐみゆきのはなふる』6/5
草川為『十二秘色のパレット』①②6/7
草川為龍の花わずらい』①②6/7
二ノ宮知子のだめカンタービレ』⑮6/13
草川為『十二秘色のパレット』③6/13
草川為『めぐる架空亭』6/13
久米田康治さよなら絶望先生』③6/13
藤田和日郎からくりサーカス』1〜42巻6/1〜6/15
椎名高志絶対可憐チルドレン』⑤6/16
岩永亮太郎パンプキン・シザーズ』⑤6/16
久米田康治さよなら絶望先生』④6/21
おがきちかLandreaall』⑧6/28

草川為ガートルードのレシピ』全5巻
松井優征魔人探偵脳噛ネウロ』①〜⑥

<その他>

国立西洋美術館/常設展6/17
森下文化センター/「編集者が語るマンガの世界」第二回(講師:丸山昭)6/25
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」(〜第13話)
アニメ「魔法少女リリカルなのは」全13話
アニメ「魔法少女リリカルなのはA's」全13話



●読了本------先月に引き続き……

また、ろくに感想書けてない……。
月初にA・ブラックウッド 他『怪奇小説傑作集1 英米篇Ⅰ』について、平井訳の特徴と各作品の性格の関連について少し書いたくらい??
アンソロジーについては文章をまとめづらいとはいえ、ちょっとヒドイなぁ……。


ちなみに、「アンソロジー人間の情景」は、北村薫が折に触れて紹介してきた作品とやたらとよく重なった。それで、作品自体の感想のほか、その関連で色々と思うところもあったのだけれど、うまくまとめ切れずに自主的に没にした文章も幾つか。
また、この選集では正直に言って、六巻「奇妙なはなし」の都筑道夫の解説を除き、収録作品に較べて解説がいかにも見劣りする。
その上に更に自分で愚にもつかない文章を重ねて行くというのは、どうにも嫌で出来なかった。
……って、そんなことのせいにするのは駄目か。自分の気合と熱意が足りない。サッカーの日本代表にがっかりしている場合じゃないな……。

●舞台関連------こちらも先月に引き続き、知らない分野に更に首を突っ込んでみる。

オペラとバレエという、今まで縁遠かった分野にちょっと首を突っ込んでみる。
実のところ、普段歌舞伎や落語を観たときと同じくらい、色々と考えたり調べてみたりもしたけれど、自分で観てもろくなモノに仕上がらなかったので、感想は結局ろくに載せていない。
……ただ、今回の『椿姫』と、TV中継で観たネトレプコ主演の『椿姫』とを比較して、二つのヴィオレッタ像の違いと歌のイメージとをまとめてみた文章くらいは、はてなの方にはアップしても良かったかなぁ。
あと、それぞれそのものの面白さの他、この二つの分野をちょっと観ておくと、歌舞伎やミュージカル映画を楽しむ上で、少しプラスにもなりそう。


他の舞台では、StudioLifeは三度目(前二つは『死の泉』『白夜行 第二部』)。
小林賢太郎も三度目(ラーメンズ『ALICE』、Rahmens presents 『Golden Balls Live』。ただし、DVD等ではかなり観ている)。
ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』を演出したケラリーノ・サンドロウィッチの舞台は、数年前のナイロン100℃フローズン・ビーチ』以来。


どれも、以前観たイメージ通りの面白さ。逆に言えば、それ以上では無かったけれど……。
StudioLifeはともかくまず、舞台化など不可能そうな《世界》をしっかり立ち上げてみせる力業が凄い。その中では脚本・演出だけでなく、照明の森田三郎という人の技術が光っているのではと思う。
また、今回の舞台についていえば、非現実的に《純粋》な作品世界と現実との仲介者として、レドヴィ(盗癖のある少年)の役割をクローズアップする演出が巧いと思わされた。


小林賢太郎の舞台はいつでも、《言葉》で自在にイメージを造り上げ、傾け、捻じ曲げていく感覚に驚かされずにはいられない。
……あえていえば、あまり小道具に凝らない方がかえって面白いのではとも思う。なんといっても、『ALICE』の圧倒的な出来が懐かしい。


ケラリーノ・サンドロウィッチという人の舞台は、なんだか《明るい壊れ方》をするという印象。
また、この戯曲についての感想としては、《中心に夫婦の21年間育て続けた一つの共同幻想がある》という核以外は、それを中心にどのような感情が渦巻いているのかが相当部分、役者の毎回の自由裁量に委ねられているようで、その自由度が興味深かった。


今月の歌舞伎に感想を書いていないのは……六月の歌舞伎座は、出来がちょっとどうかと思えたので……。
『身替座禅』、『荒川の佐吉』の仁左衛門は良かったけれど、夜の部の『二人夕霧』や昼の部の三演目には概ねうんざりさせられたし、『荒川の佐吉』も、真山青果の主義主張の押し売りがどうにも好きになれない。
ただ、真山青果については、《"それでも"人物の魅力に押し切られてしまう》というところに、もっと深く関心を持つべきなのかもしれない。

●漫画------なんだか普段の月と較べても、冊数が多い。

藤田和日郎からくりサーカス』の一気読みと、初めて読んだ草川為のまとめ読みの他は、これまで読んできているシリーズの続編が中心。トータルの冊数はなんだかやたらと多くなっている。


二ノ宮知子椎名高志はいうまでもないとして、おがきちかという人も、とてもとても話の構成と展開が巧い作家。連載中の代表作『Landreaall』の本当の魅力が三巻まで読まないと伝わりにくかったり、イチ推しの短編「スーパーウール100%」(『ハニー・クレイ・マイハニー』収録)の幕切れの味も伝え難いものがあったりと、少しばかり厄介な作風ではあるけれど……。

ハニー・クレイ・マイハニー (ヤングキングコミックス)

ハニー・クレイ・マイハニー (ヤングキングコミックス)

からくりサーカス』は、ゴチャゴチャとつまらない感想を書くのがはばかられる熱い作品。
……書こうと思えば多少は書けるんだけど、アウトラインを思い浮かべた時点で、自分でも鬱陶しく思えてしまった。


例えば、作中に取り入れられた数々の名作のイメージと、その変容。
「真夜中のサーカス」のイメージ全般とブラッドベリ『何かが道をやってくる』。
ローマの休日』と九巻〜十巻。
そして、宮沢賢治銀河鉄道の夜』の「蠍の火」のエピソードと、このシリーズの白眉といえる、二十五巻における、フランシーヌ人形の最期(これ、まず間違いなく「蠍の火」をイメージの下敷きにしていると思うんだけど、検索してもそういう評って全く見かけない。そういうものなんかな。原作のキリスト教的な自己犠牲のテーマに基づいたエピソードが、どんな風に換骨奪胎されているかというのはとても興味深いことにも思えるのだけれど)。


……ちなみに、wikipediaの「からくりサーカス」の項には、「『道化師』というオペラ作品が話の根底に流れており」云々という記述があるけど、そうなんだろうか?? そのオペラ、今年4月に新国立で観たけれど、別にこの作品とそんなに関連があるようには思えなかったのだけれど……。道化たちの名前なんかは、コメディア・デラルテ(※)の一般的な決まりごとだし。

コメディア・デラルテ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%86
サハラ戦後のストーリー------特に「黒賀村」周辺------の失速と言うのは惜しいけれど、二十五巻あたりまでの密度で全四十三巻突っ走れたら、むしろ異常過ぎるだろうとも思う。
最終巻はまだ刊行されていないので、ラストは知らないのだけれど、どんな終わり方をするんだろう?

●その他------ワールドカップ月間。

映像関連は、ほぼワールドカップ一色。
よく言われるように、結局のところ「オーストラリア戦のラスト10分」に集約されてしまった日本代表の敗退は残念だったものの、好試合が多い今回のワールドカップ全体には大満足。


「アルゼンチン×コートジボアール」でのドログバの奮闘、「セルビア・モンテネグロ×オランダ」でのロッベンの大暴れ、「アルゼンチン×セルビア・モンテネグロ」でのお祭り状態、「ブラジル×ガーナ」での微妙な実力差、「スペイン×フランス」でのジダンヴィエリの両ベテランの意地の奮起、「ドイツ×アルゼンチン」の壮絶な潰し合いとその中でもなかなかミスを犯さない技術と集中力、体力……。


勿論、これまでのベストは7月1日『ブラジル×フランス』での"ジダン大復活"という《事件》と、見事に蘇ったフランス代表のスーパープレー(絶対、途中で力尽きてプレーが低調になると思ってたのに……)。アレは凄かったなぁ。


個人的に贔屓のチームは開催国・ドイツ。質実剛健!決して諦めず、サボらず、常にやるべきことをやってくるチーム。
そして、華麗なパスワークとか圧倒的なドリブラーなんかはいないけど、全体的なミドルシュートの精度と威力は異常。こんなにミドルシュートが枠に飛び続けるチームなんて、みたことがない。
幾らなんでも(バラックはともかく)普段からこんなシュートを撃ちまくれているわけはないと思うので、自国開催の高揚の中での気合と集中力の為せる業なんだろう。いいなぁ、ドイツ。

●反省と課題

「とにかく、しっかり本についてのマトモな感想も書くこと」という、先月の反省が全く活かされてない……orz
えーと、、、今月こそがんばろう。うん。


以上。

ワールドカップ中継:準々決勝『ドイツ×アルゼンチン』

……正に本物の強豪同士の真っ向勝負。
アルゼンチンの世界一のパスワークはゴール前に辿り着く前に潰される。
ドイツの枠を捉えるシュートの嵐------ミドルシュートを中心に一試合二十本平均でシュートが打たれ、そのうち半数が枠内に飛んできていた------も、殆どその機会すら与えられなかった。
お互いに最高レベルの攻撃を仕掛けているのに、それ以上の堅い守備がそれを阻む。基本的には相手の長所の潰しあいなのだけれど、そのあまりの見事さに眼を奪われた。
最終的には、1×1の同点から、PK戦でドイツ勝利。

ワールドカップ中継「ブラジル×クロアチア」

……いい試合だったなぁ。


で。クロアチア、負けはしたんだけど……日本、最低限、コレに勝たなきゃあかんの?元々高かった前評判より更に強いように見えるんですが。
特に前半なんか、一点取られはしたものの、ロナウジーニョだのアドリアーノだのといった物騒極まる面々を、しばしばファウル抜きで抑えきって、ロナウドなんかほとんど画面に映らせすらしなかった。


左からのカウンターでのサイド攻撃が相当強力だったり、ともかくあらゆる局面で二人、三人で囲んでくる守備が異常に堅かったり、最後の最後までそのスタイルを崩さないサッカーが続けられたり-------思わず、つい、クロアチアを応援したくなってしまうようなプレーの連続。
次の試合、どうなるんだろ。。。


二ノ宮知子のだめカンタービレ』⑮、草川為『めぐる架空亭』『十二秘色のパレット』③、久米田康治さよなら絶望先生』③を読む。
また、数日前から、藤田和日郎からくりサーカス』をまとめ読み中。連載時にも飛び飛びに読んでいた作品だけど、続けて読むとやっぱり更に面白い。現在、13巻まで読了。

ワールドカップ「日本×オーストラリア」

日本×オーストラリアで何だか約一名、自分がボールを取られようと、明らかなピンチだろうと、守備のときにはいつでもたらたらジョギングし続けた某背番号10番の方がいたんですが……。それほど酷くはなくても、他の数人も似たりよったり……。後半の最後の10分云々より、最初から最後まで、そのせいでセンタリング上げ放題、ペナルティエリア付近まで「ドリブルはどうぞご自由に」になっていたような。。。


ようするに、事前に某7番の人が警告していた通りに、まるで走れてない。
そりゃあ、負けるよな……。


今回のワールドカップの中継の中で、ラスト10分までのオーストラリアほど下手なチームなんてなかったし(例えば、抜かれたらすぐ手で体を引っつかんで止めるしか芸が無い)、90分通じて日本ほど守備で走らないチームも初めて観た。しかも、負けやがった。なんだったんだ、一体。

5月の読了本その他まとめと雑感

<本>

グレッグ・イーガン『祈りの海』(山岸真・訳) 5/2
ジョン・ファウルズ『コレクター』上・下巻(小笠原豊樹・訳) 5/3
スタニスワフ・レムソラリスの陽のもとに』(飯田規和・訳) 5/4
小松左京『ゴルディアスの結び目』 5/5
山田風太郎銀河忍法帖』 5/7
コナン・ドイルシャーロック・ホームズの冒険』(阿部知二・訳)※東京創元社版 5/8
ダン・シモンズハイペリオン』上・下巻(酒井昭伸・訳) 5/12
フレデリック・ブラウン『天使と宇宙船』(小西宏・訳) 5/12
夏目房之介手塚治虫の冒険―戦後マンガの神々』 5/13
伊藤剛テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ』 5/13
板倉聖宣『白菜のなぞ』 5/13
ダン・シモンズハイペリオンの没落』上・下巻(酒井昭伸・訳) 5/15
ダン・シモンズエンディミオン』上・下巻(酒井昭伸・訳) 5/18
ダン・シモンズエンディミオンの覚醒』上・下巻(酒井昭伸・訳) 5/22
北村想怪人二十面相・伝 完全版』 5/23
アシモフ篇『世界SF大賞傑作選(ヒューゴー・ウィナーズ)』(伊藤典夫・訳/浅倉久志・監修)①〜⑧5/24〜30

<映画>

RENT 5/14
ピンク・パンサー 5/18
ジャケット 5/27
グッドナイト・グッドラック 5/27

<DVD/ビデオ/TVなど>

TV録画中継・2005年ザルツブルグ音楽祭『椿姫』(ハイライト編集版) 5/7
ナバロンの要塞 5/10
ドッグヴィル 5/16
パットン大戦車軍団 5/22
幸せになるためのイタリア語講座 5/26
ミラノ・スカラ座バレエ団「白鳥の湖」(全4幕/ブルメイステル版/ザハロワ主演)』 5/27

<演劇・落語・歌舞伎など>

マッスルミュージカル春公演 M DOGS」 5/3
熱狂の日」音楽祭:パスキエ他「モーツァルトピアノ三重奏曲 第5番 ホ長調』/ハイドンピアノ三重奏曲 第39番 ト長調』」 5/3
熱狂の日」音楽祭:コルボ指揮「モーツァルト『レクイエム』」 5/3
「銀座らくごアーベント」小米朝「掛け取り」ほか 5/4
さいたま芸術劇場/蜷川幸雄演出『タイタス・アンドロニカス』 5/4
新橋演舞場・五月大歌舞伎(夜の部)5/5
鈴本演芸場五月上席夜(主任・権太楼、仲トリ・小三治) 5/6
横浜にぎわい座志らく百席」」 5/7
鈴本演芸場五月上席夜(主任・権太楼、仲トリ・小三治) 5/7
前進座劇場米朝小米朝親子会』 5/12
歌舞伎座五月公演(昼の部) 5/13
有限会社バイオックスJ.A「「語り女たち」シリーズ公演Vol.2」(原作・北村薫) 5/13
歌舞伎座五月公演(夜の部) 5/14
上野駅 赤煉瓦コンサート/「マイ・フェイヴァリット・ソングズ」 5/14
世田谷パブリックシアター/坂東玉三郎鼓童『アマテラス』 5/20
Theatre1010/わらび座「ミュージカル『銀河鉄道の夜』」 5/20
新国立劇場/バレエ『ローラン・プティの「こうもり」』アレッサンドラ・フェリ主演 5/21

<漫画>

「渋皮栗」(片山若子)・「ガソリン」(笹井一個)合同誌「2ガス栗」 5/1
森山大輔『ワールド エンブリオ』(1) 5/1
いのうえ空ゼロイン』VOL.5 5/1
山名沢湖委員長お手をどうぞ』 5/1
まつもと剛志まじかるストロベリィ』(3) 5/1
甘詰留太甘詰留太短編集 きっとすべてがうまくいく』 5/1
広江礼威翡翠峡奇譚』(1)(2) 5/1
くらもちふさこ『いつもポケットにショパン』(1) 5/1
岩館真理子岩館真理子自選集 (1) 遠い星をかぞえて』 5/1
凜野ミキ『冥界落語』全三巻 5/5
凜野ミキ『クラブクライム』全三巻 5/5
凜野ミキ『光』四巻(完結) 5/5
小原愼司二十面相の娘』1、2巻 5/10
山名沢湖委員長お手をどうぞ』(2)(完結) 5/11
山名沢湖スミレステッチ』 5/11
山名沢湖白のふわふわ』 5/11
小原愼司二十面相の娘』3〜6巻 5/14
久米田康治さよなら絶望先生』(1)(2) 5/21
二ノ宮知子『天才ファミリーカンパニー』(スペシャル版)全6巻 5/23
山名沢湖レモネードBOOKS』 5/25
山名沢湖でりつま』 5/25
森薫『エマ』7巻(完結) 5/26

<その他>

東京都美術館プラド美術館展」 5/14
東京国立博物館(期間展示「尾形光琳風神雷神図屏風」ほか) 5/14
森下文化センターでの連続講座「編集者が語るマンガの世界」第一回(講師・夏目房之介) 5/28
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」(〜第9話)




●読了本------突発的SFブーム


ハイペリオン』シリーズ&『世界SF大賞傑作選』で計15冊。この一ヶ月の読了本の半数以上を占めていることに。
十分以上に面白かったので、それはそれで問題ないのだけれど。


ただ、振り返ってみるとこの一ヶ月、小説に関するまとまった感想を一本も書いてない。
いろんな分野に手を出すのはいいけど、元々の主たる関心から離れすぎるのは良くない。
少し、意識的に興味と時間を向ける方向性を考えてみないといけないかもしれない。

●舞台関連------知らない分野を「覗いてみた」というものが多い。


五月は落語、歌舞伎、蜷川演劇といったここ数年関心を持ち続けている分野に加え、少し毛色の変わった舞台にも手を出してみることに。
結果、バレエ、クラシック音楽マッスルミュージカル玉三郎の『アマテラス』、ミュージカル『銀河鉄道の夜』……およそ統一性がない状況に。
ただ、元々、舞台絡みのことは小説------特に北村薫の作品------を読む上での関連作品、参考としての関心がベースなので、それほど方向性や体系的な見方にこだわっていない分野。
気ままに、その時々の関心に従って楽しんでいけばいいかと思う。

●漫画------リスト化してみると、随分数が多い。


ここに挙げたものに加え、例によって、漫画喫茶等でプラス十数冊。
リスト化してみると、先月以上に随分な数になって少し驚く。
それはともかく、山名沢湖スミレステッチ』『白のふわふわ』 はいい作品集だと思う。
あと、小原愼司二十面相の娘』も面白いシリーズものなので、改めて感想をまとめられるといいのだけれど。

●その他------映画関連で、少し「ドグマ95」周辺への関心が。


ラース・フォン・トリアー監督作品『ドッグヴィル』をきっかけに、やや「ドグマ95」という映画運動の一つに関心が湧く。
映画のDVDは、《それを観ながらエアロバイクを漕ぐ習慣が体質改善計画の中心になっている》という妙な事情(←運動の負荷の関係などもあって、連続して3時間近い作品を並べたりしたくない)や、TSUTAYADISCASの貸出状況などが絡んだりするので計画が立てづらいのだけど、折を見て関連する作品に手を出していってみたい。


森下文化センターのマンガ講座は、今後しばらく、毎月1回行くことに。
毎回講師が代わることもあり、講座の前には少し各回の内容に関連しそうな本や漫画を読んでいくことになりそう。

※「編集者が語るマンガの世界」講座紹介
http://homepage3.nifty.com/l-koto/kouza/05morisita/hensyu-manga.html


アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」〜ついでに、SFなアニメとかゲームでちょっと雑談。

涼宮ハルヒの憂鬱

巷で-----といってもごく限定された界隈で------大人気らしいこのシリーズ。
TVで第二回を試しに観て以来、とりあえず録画で1,2日遅れくらいで毎回追ってみることに(勿論、第一回も後で観た)。
基本的にTVアニメはあまり観ていないし、以下つらつら触れていく、SF、ライトノベルといったジャンルに関してもあまりマニアックな関心や知識は無いので、以下はごく適当な感想。


アニメだけ気楽に見ての印象を簡単にまとめると、「いわゆるライトノベル的な《お約束》を踏まえたキャラ配置で広く人気の基盤を確保した上で、マニアックなSF話を好き放題にしてるなぁ。原作者もアニメのスタッフも楽しげでいいなぁ」というもの。


定番云々というのに関しては、OPとEDがモロにその基本構造を意図的にまとめているんじゃないかと。
まず、勝気で天才的で、美人で変人のメインヒロイン。それにとことん振り回されるキャラの視点を共有することの愉しさと、その視点に強く誘導する、物語の語り手としての独白。
その一方で、相手が気づかないどこかヌけた部分を押さえているという優越感と、《とことん傍若無人な彼女の中で、自分だけはただ一人特別だ》という関係。
OP曲「冒険でしょでしょ?」の歌詞の「あなたを選んだ」「一緒に来てくださいっ」「見てよね」というあたりは特に、巧いというよりも、多少エゲツないといえてしまいそう。……まぁ、こういうの好きだけど(※1)。
んで、あと二人は、メインヒロイン自らが身も蓋もなく紹介したとおりのキャラクターと、いわゆる一つの"綾波キャラ"(※2)。


で。その上で、いきなり説明なしの劇中劇を第一回にぶつけて来るわ、次回予告やWEBサイト(http://haruhi.tv/)を通じての視聴者巻き込み型のメタな手法は仕掛けてくるわ(※3)、各種の宇宙論だのをベースにした設定だのなんだの、なんだかやりたい放題やってくれる。これはもう、「いいぞ、いいぞ、もっとやれ」と嬉しくなってしまうところ。

今後の展開としては、「これからTVアニメの視聴者の存在を、どうやってよりラディカルかつ露骨に、話の要素として組み入れてくるんだろう?」というあたりに強い興味が惹き立てられる。というのは、このアニメ、7割くらいの確率でそこらへんで何かやるんじゃないかと。

そりゃあまあ、作り手の姿勢に十分に健全な遊びの精神が保たれているように思える分、エヴァンゲリオン劇場版みたいなダメダメのやり口よりはよっぽど巧く楽しくやってくれるんじゃないかと期待しているわけで。
さて、一体今後、どうなっていくんだろうか。

※1
作詞の畑亜紀って人を「なんか見覚えのある名前だなぁ」と思って調べてみたら------あの某PCゲームの音楽担当だったのか。ただ、肝心の主題歌には関わっていないのか。ふーん。

※2
ちなみに、型通りでもいいものはいいよ。むしろ、型通りなのがいいよ。長門万歳。いい放送回=長門が映る時間が長い回。
涼宮ハルヒの退屈 (角川スニーカー文庫) 涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)


※3
「次回予告でハルヒの言う順番に話を並べれば、作中の時系列が揃う」とか、「話の展開に応じてサイトに色々小ネタが仕込まれている」とか、諸々の話。なお、OPの「超監督」とかも勿論、メタな感じの何かなわけだろう。


SFなアニメ/ゲーム〜「宇宙のステルヴィア」「Ever17

ただ、「SFなアニメ」で面白かったものといえば、(少なくとも今のところ)ハルヒより(2003年放送の)「宇宙のステルヴィア」だったわけですよ、皆さん(誰に言ってるんだ?)

宇宙のステルヴィア DVD-BOX MISSION 1

宇宙のステルヴィア DVD-BOX MISSION 1

このアニメの何がいいって、最初にいきなりドカッと出してきて、その後もしばらく各回の初めに繰り返されたメッセージの鮮やかさ。
西暦2167年、地球は超新星爆発による巨大な電磁波と放射線のうねりに飲み込まれ、
大きな被害に見舞われました。
世界中の人たちが協力して立ち向かいました・・・昔の皆さん、ありがとう。
地球は元気です。私もなんとか元気です、今は西暦2356年・・・
ようするに、
「地球が持たんときが来ているのだ」
とか、
「そんな大人、修正してやる!」
とか、
「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ……」
とか、そういうのもそれはそれでいいけど、《そんなんばっかりなのはどーよ》という、分かりやすい立場表明だろう。
その上で、
「夢を描くのは「人」に生まれたから」
と歌い(OP曲「明日へのBrilliant Road」)、ひたすら前向きで明るい《センス・オブ・ワンダー》が描かれていくという物語世界が素晴らしかったと思う。
◎参考URL
http://www.stellvia.com/
※いきなり「明日へのBrilliant Road」が問答無用で流れるので注意。
ちなみに、よく知られているように、監督の佐藤竜雄は『機動戦艦ナデシコ』の人。
ナデシコも、それはそれで------特に劇場版は------好きなアニメ作品の一つ。


そして、《SFで》《メタな手法の大技を使って》《主題歌と物語の強い繋がりが》とかなんとか言い出せば、「Ever17」が連想されてくるわけで。これ、アニメではなくゲームだけど。
「天国はどこにある? 空の上と、あなたの足元に……」
http://www.kid-game.co.jp/kid/game/game_galkid/infinity/ever17/stage.html
に代表される独特の言葉のセンスと、それが世界設定や画と巧く結びついていた構造は特筆モノ。

しかし、ただでさえ長いプレイ時間を要求しがちなこの手のゲームの中でも、歴代のTYPE-MOON作品に並ぶボリュームがあるというのは、人に勧める上での大きな障害。短くとも15時間、普通は2,30時間というのはちょっと……。