フレデリック・ブラウン『天使と宇宙船』(小西宏・訳)

天使と宇宙船 (創元SF文庫)

天使と宇宙船 (創元SF文庫)

最近読んだ『未来世界から来た男』も含めての二冊で、《昔に読んだ記憶がある》という作品が幾つかあるのは、星新一訳・坂田靖子解説という豪華キャストの『さあ、きちがいになりなさい』あたりで読んだからだろうか(あの本、自分の部屋のどこらへんに転がっているんだろう……)。
この一冊の中では、他を少しばかり引き離したベストが「気ちがい星プラセット」。次いで序文。
他には「帽子の手品」も傑作で、「ミミズ天使」は無性に贔屓したくなる作品。