歌舞伎座・七月大歌舞伎「山吹」「天守物語」

梶尾真治『未踏惑星キー・ラーゴ』、フレデリック・ブラウン『スポンサーから一言』(中村保男・訳)読了。
高橋葉介『宵闇通りのブン ヨウスケの奇妙な世界(11)』『クレイジーピエロ ヨウスケの奇妙な世界(14)』を読む。

歌舞伎座七月公演夜の部(泉鏡花原作「山吹」「天守物語」)へ行く------これは凄い。

7/22の日記に「さん喬を聴く会」より、さん喬「品川心中(上・下)」の感想を掲載(遅ッ!!)。


名作SFへのオマージュ、パロディがこれでもか、というくらいに散りばめられている気配がある(というのは、ろくにこの分野に詳しくない自分には、そのごく僅かしか分からないので)、極甘口のSFおとぎばなし。
後味のいい、心温まる物語を読みたいSFファンにお勧め。

スポンサーから一言 (創元SF文庫)

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表題作と(どこか他の選集で読んだ記憶がある)「闘技場」が卓抜。

宵闇通りのブン (サンコミックス)

宵闇通りのブン (サンコミックス)

初期の大傑作短篇「ミルクがねじをまわすとき」のキャラクターデザインとコンセプトを連作に展開したようにも見える一冊。
「ミルクがねじをまわすとき」の突き抜けた味には及ばないけれど、これも優れたシリーズになっていると思う。