一晩明けて翌日朝の感想


あれ……。《《保安官》のどうしようもない無力感》ということなら。
至極乱暴に、その保安官にアメリカを、Mr.ターミネーター氏(シガー)にテロだの各種の地域紛争だのを代入してみたりすると……。
なんだか、事件の発端が《砂漠》での組織末端同士の殺し合いであることも。
あの(ネタバレのため伏字)Mr.ターミネーター氏も保安官も共に生き残り、事件はなんら解決せぬまま終わるという結末も。
しつこいまでの地名の連打も。
他の諸々のことにも。
なんだかそこそこ説明がついてしまうような……。
そして、それなら《テーマとしても良く出来た作品(例えば《あくまでアメリカ人の視点から9.11以降の世界を描く》という観点から)》と言わざるを得ないような……。


…………。
………。
…。


なんだか、また《やってしまった》ような気がします。
しかも、もう少し考えれば、まだ二転、三転しかねないよーな気もします。


例えば、《そんなわかったよーなわからんよーなくだらん話じゃなく、あのMr.ターミネーター氏の造形の特異的な面白さこそは……》ですとか、あるいは《BGMを映画の本篇中から一切排除した手法的な面白さは……》ですとか、なんか例えばそんな話をここまで書いたグダグダ話よりずっと強く持ち出したくなるかもしれませんし。


…………。
………。
…。


……まぁ、それでも。
やっぱり馬鹿の記念碑として、観てすぐ書いた部分は、そのまま残しておこう……。