2006-01-27から1日間の記事一覧

山田風太郎『戦中派闇市日記』〜乱歩への屈折した敬意、探偵小説と風太郎。

乱歩への屈折した敬意、風太郎の探偵小説への様々な関心(乱歩について、『アクロイド殺人事件』についての論評、風太郎にとって探偵小説は「生涯の仕事」とは当時から思えなかったこと、等々)などが興味深いが、1/22の日記で書いた『戦中派焼け跡日記』の…

東野圭吾『時生』読了〜"悪口のいいにくい"作品

飛ばし読みを許さず、与えられる情報を登場人物の視点から考え考え進むよう、読み手に釘をさしてくる作風と技術は相変わらず見事。その場での文章の語り手となる人物より、その語りが読み手に与える情報が示唆する、傍らの人物の心情がより興味深い動きを見…

「らくご℃ー1グランプリ」in池袋演芸場

若手落語家による裏芸トーナメント「らくご℃ー1グランプリ」を観る(池袋演芸場)。 出演は歌武蔵・文左衛門・丈二・栄助・つくし・ロケット団。司会に三太楼。 馬鹿馬鹿しくて面白かったが、落語家はやっぱり噺をしてくれた方が楽しい。当たり前だが。