2006-02-17から1日間の記事一覧

『リオ・ブラボー』〜余りにも傑作であり過ぎて、何も特別に書くことが無い

……余りにも傑作であり過ぎて、感想もどうしようもなくありがちなものになってしまう。 物語の幕開けを告げる冒頭の唐突な殺人、後に明らかになる、その前のジョン・ウェインの行動の意味、納屋から突き出る馬の顔、酒場での犯人探しと発見、鉢植え投げからの…

Theater1010『ベルナルダ・アルバの家』〜凝縮された一場面への長い助走

劇本来の要求とは異なり、この劇を制したのは一家の中心たる《母》=ベルナルダでも、その娘達でもなく------ 物語が長い助走を経て、一つの場面に見事に収束、昇華される、個人的に偏愛するタイプの整い方をした優れた劇だった。 ただ、この舞台は当初予定…

SF作家小川一水〜要するに、古き良きSFの《センス・オブ・ワンダー》の再来だ!

小川一水作品へのまとまった感想は、以前に読んだ『第六大陸』に加え、最近読了した『老ヴォールの惑星』及び、これから読む『導きの星』『復活の地』『こちら、郵政省特別配達課!』『イカロスの誕生日』あたりを一通り読み終えてから書くことに決める。ある…

Theatre1010『ベルナルダ・アルバの家』、DVD『リオ・ブラボー』ほか

Theatre1010公演『ベルナルダ・アルバの家』観劇。優れた作品。 DVD『リオ・ブラボー』を観る。大傑作。 小川一水『復活の地』二巻まで読了。