2006-03-04から1日間の記事一覧

日日日『ちーちゃんは悠久の向こう』〜直球で瑞々しい《反世界》もの。

各種ライトノベル系の新人賞を幾つも受賞し、大きな注目を集める現役高校生作家のデビュー作。 瑞々しい直球の《反世界》もの。ただ、このジャンルの作品は瑞々しいというのは、大概浅さに直結せざるを得ないものでもあり、この作品も例外ではないと思う。 …

何とはなしに、「現代において噺家であること」が何を意味するかを想像してみる。

それにしても、ちょっと想像するだけでも------談志師匠の『現代落語論』を読むまでもなく------「今、噺家であるということ」というのは、まったくもって大変なことだろうと思う。 例えば、二十年、三十年と落語を聴き続け、支え続けてきているような玄人筋…

文鳥舎寄席【サンタローdeナイト・フィーバー! vol.4】〜三太楼師匠の『崇徳院』についての感想を中心に。

三鷹の「文鳥舎」という、毎週さまざまな企画・イベントを行っている喫茶店&居酒屋でのイベント。店のスペースをぎっしり埋めた40人程度の椅子席がほぼ満席という盛況(三太楼師匠の最初のまくらや、後で第四回目を迎えたこの企画に何度か足を運んだとい…

文鳥舎寄席【サンタローdeナイト・フィーバー! vol.4】

日日日『ちーちゃんは悠久の向こう』読了。 文鳥舎寄席【サンタローdeナイト・フィーバー! vol.4】へ行く。三太楼師匠は『崇徳院』『茶の湯』の二席。ゲストに講釈師の神田ひまわり師匠。 帰宅後、参考にそれぞれのDVD全集で、米朝・枝雀の『崇徳院』を聴…