2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

7月の読了本その他まとめと雑感

<本> 計37冊。 ジャック・フィニイ『ゲイルズバーグの春を愛す』(福島正実・訳)7/1 バリントン・J・ベイリー『禅銃(ゼン・ガン)』(酒井昭伸・訳)7/2 岡嶋二人『そして扉が閉ざされた』7/3 川又千秋『幻詩狩り』 7/3 岡嶋二人『チョコレートゲーム』7…

歌舞伎座・七月大歌舞伎「山吹」「天守物語」

梶尾真治『未踏惑星キー・ラーゴ』、フレデリック・ブラウン『スポンサーから一言』(中村保男・訳)読了。 高橋葉介『宵闇通りのブン ヨウスケの奇妙な世界(11)』『クレイジーピエロ ヨウスケの奇妙な世界(14)』を読む。 歌舞伎座七月公演夜の部(泉鏡花原作…

梶尾真治『もう一人のチャーリイ・ゴードン』

梶尾真治『もう一人のチャーリイ・ゴードン』読了。 高橋葉介『死者の宴 夢幻外伝(1) ヨウスケの奇妙な世界(4)』を読む。 もう一人のチャーリイ・ゴードン―梶尾真治短篇傑作選 ノスタルジー篇 (ハヤカワ文庫JA)作者: 梶尾真治出版社/メーカー: 早川書房発売…

梶尾真治『フランケンシュタインの方程式』『躁宇宙・箱宇宙』

梶尾真治『フランケンシュタインの方程式』『躁宇宙・箱宇宙』読了。 高橋葉介『恐怖症博士』『黒衣 KUROKO』全四巻を読む。 フランケンシュタインの方程式―梶尾真治短篇傑作選 ドタバタ篇 (ハヤカワ文庫JA)作者: 梶尾真治出版社/メーカー: 早川書房発売日: …

梶尾真治『さすらいエマノン』『かりそめエマノン』『まろうどエマノ

梶尾真治『さすらいエマノン』『かりそめエマノン』『まろうどエマノン』読了。 高橋葉介『悪夢交渉人』、平野耕太『HELLSING(ヘルシング)』⑧を読む。 特に『さすらいエマノン』だと、エマノンが地球のおもいで=自然環境や喪われゆく生物相の"見届け人"の…

梶尾真治『おもいでエマノン』

おもいでエマノン (徳間デュアル文庫)作者: 梶尾真治,鶴田謙二出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2000/09/01メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 99回この商品を含むブログ (73件) を見る大傑作の表題作に尽きる。「さかしまエングラム」「ゆきずりアムネジ…

梶尾真治『おもいでエマノン』

梶尾真治『おもいでエマノン』読了。 山岸凉子『舞姫(テレプシコーラ)』⑨、一条ゆかり『デザイナー』、六道神士『Holy Brownie(ホーリーブラウニー) 』④を読む。 『舞姫(テレプシコーラ)』⑨ 舞姫 9―テレプシコーラ (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)…

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『故郷から10000光年』(伊

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『故郷から10000光年』(伊藤典夫・訳)読了。 作品もさることながら、巻末の訳者解説「名前以外は、すべてわたし」があまりにも素晴らし過ぎる。特に各作品についての短評に感嘆。

高橋葉介『夢幻紳士 怪奇篇』①②〜第一巻のみどころピックアップ

夢幻紳士 (怪奇編1) (ヨウスケの奇妙な世界 (2))作者: 高橋葉介出版社/メーカー: 朝日ソノラマ発売日: 1998/08メディア: 文庫 クリック: 34回この商品を含むブログ (12件) を見る高橋葉介の作品が、どれを読んでも面白くてたまらない。 活動期間が長いベテラ…

高橋葉介『夢幻紳士 怪奇篇』

高橋葉介『夢幻紳士 怪奇篇』①②を読む。

北原文野『夢の果て』

森下文化センター/「編集者が語るマンガの世界」第三回(講師:二上洋一(倉持功))へ行く。 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた』(浅倉久志・訳)読了。 北原文野『夢の果て』全三巻------早川書房のコミ…

歌舞伎座七月大歌舞伎(昼の部)『夜叉ヶ池』『海神別荘』

「夜叉ヶ池」は、「春猿演じる百合・白雪姫二役は予想以上に綺麗だったなぁ」という他は、段治郎の萩原晃がなぜか第一声(「水は、美しい。……いつ見ても、美しいな」)から感覚的にひどく反りが合わなかったことや、その後の「海神別荘」のインパクトの強烈…

さん喬『品川心中(上・下通し)』〜金蔵をひたすら流されるふわふわした人間として描き、後半も復讐に陰惨な色がつかない独自演出。サゲもオリジナル。

「さん喬を聴く会」は去年から通い続けて五度目になる。寄席のトリでも長講で知られるさん喬師匠だが、この会ではそれに輪をかけてたっぷり演り、かつ、普段は掛けないような噺も出てくるのが嬉しい。 今回は、締めくくりに予告が出ていた『百年目』、そして…

『海神別荘』泉鏡花の世界? 《天野喜孝の世界・実写版》では。

歌舞伎座七月公演(昼の部)、深川江戸資料館『さん喬を聴く会』へ行く。 森奈津子『西城秀樹のおかげです』、北野勇作『かめくん』読了。 清原なつの『私の保健室へおいで…』を読む。 『海神別荘』------まさか、天野喜孝の世界がここまで実写化可能だとは…

高橋葉介『夢幻紳士【幻想篇】』『夢幻紳士【逢魔篇】』『学校怪談』

高橋葉介『夢幻紳士【幻想篇】』『夢幻紳士【逢魔篇】』『学校怪談』①②読了。 ……まだまだ世の中には、異様なまでに面白い漫画が幾つもあることを痛感。読んでいる間中、幸せだった。『ミステリマガジン』で幾度か目にしたことはあった筈なのに、単行本として…

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『たったひとつの冴えたやりかた

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『たったひとつの冴えたやりかた』(浅倉久志・訳)、コードウェイナー・スミス『第81Q戦争―人類補完機構』(伊藤典夫・訳)読了。 ここしばらく、SFのオールタイムベスト級といわれる作品をまとめ読みしているのだけれ…

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『愛はさだめ、さだめは死』(伊

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『愛はさだめ、さだめは死』(伊藤典夫、浅倉久志・訳)読了。

高橋葉介『夢幻紳士 (冒険活劇篇) 』

高橋葉介『夢幻紳士 (冒険活劇篇) 』②③④を読む。 主要キャラ全てが魅力的だけど、中でも猫夫人には、初登場のときから圧倒されるなぁ。 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『愛はさだめ、さだめは死』(伊藤典夫、浅倉久志・訳)を読み進める。

大銀座落語祭『らくごのない落語会』『上方の粋』

大銀座落語祭『らくごのない落語会』『上方の粋』(ヤマハホール)へ行く。小米朝「稽古屋」など。 J・G・バラード『結晶世界』(中村保男・訳)読了。 高橋葉介『夢幻紳士 (冒険活劇篇1) 』を読む。

羽海野チカ『ハチミツとクローバー』⑨〜"コロボックル"が"オフィーリア"へ?

ハチミツとクローバー (9) (クイーンズコミックス―コーラス)作者: 羽海野チカ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/07/14メディア: ペーパーバック購入: 3人 クリック: 30回この商品を含むブログ (641件) を見るはぐ、森田、竹本を中心にした、物語の分岐点…

森岡浩之『夢の樹が接げたなら』 『月と炎の戦記』

森岡浩之『夢の樹が接げたなら』 『月と炎の戦記』読了。 羽海野チカ『ハチミツとクローバー』⑨を読む。 銀座大落語祭『大御所に歴史あり』(ヤマハホール/金馬、円楽インタビュー)に行く。 感想後日。

梶尾真治『美亜に贈る真珠』

美亜へ贈る真珠―梶尾真治短篇傑作選 ロマンチック篇 (ハヤカワ文庫JA)作者: 梶尾真治出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/07メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (57件) を見る(そちらもごく最近読んだSFの名作)ロバート・F…

梶尾真治『美亜に贈る真珠』ほか

メルシャン品川IMAXシアターで3D映画『オーシャン・ワンダラー』、品川プリンスシネマで『M:i:Ⅲ』を観る。 梶尾真治『美亜に贈る真珠』読了。 清原なつの『サボテン姫とイグアナ王子(清原なつの忘れ物BOX1)』『二十歳のバースディ・プレート(清原なつの…

清原なつの『千利休』『花図鑑』(全二巻)ほか

清原なつの『千利休』『花図鑑』(全二巻)、川原泉『レナード現象には理由がある』を読む。 『花図鑑』、「いばら姫の逆襲」「桜守姫秘聞」なんかを収録した一巻も驚きだけれど、《どれが》というより《すべて》傑作揃いという二巻は一体なんなんだろう。 …

清原なつの『花岡ちゃんの夏休み』ほか

清原なつの『花岡ちゃんの夏休み』『飛鳥昔語り』『アレックス・タイムトラベル』、鶴田謙二ほか『日本ふるさと沈没』、島田虎之助『東京命日』を読む。

森岡浩之『星界の紋章』『星界の戦旗』

とりあえず<星界>シリーズの既刊を読み通してみての印象は、「とてもカッチリとした構成で物語を編む人だなぁ」というもの。まず、このシリーズの魅力の核心は、アーヴという種族の創造と、その結晶であるラフィールというキャラクターにあることは誰の目…

森岡浩之『星界の断章』

森岡浩之『星界の戦旗』④、『星界の断章』(共にハヤカワ文庫)読了。

森岡浩之『星界の戦旗』

森岡浩之『星界の戦旗』①〜③(ハヤカワ文庫JA)読了。

森岡浩之『星界の紋章』

森岡浩之『星界の紋章』全三巻(ハヤカワ文庫JA)読了。 評判を聞き、興味を引かれていても未読の本というのは数多いけれど、このシリーズもその一つだった。 確かに面白い。夕方までに一巻を読み終えたので、残り二巻も購入。やや夜更かしして、とりあえず…

ワールドカップ中継/決勝『フランス×イタリア』

ワールドカップ中継/決勝『フランス×イタリア』。 延長後半ジダン退場……あのプレー(ボールと全く関係ないところでの強烈な頭突き)では全くもって仕方がない。むしろ、あれでレッドカードを出さなければ、世紀の大誤審になってしまう。それにしても、一体ど…