『さよなら子供たち』『ビヨンド・サイレンス』〜最後の一言、冒頭の一場面

さよなら子供たち』〜最後の一言に全てがある。

かなり昔にビデオで観た作品。
その時、ある人に、最後の最も重要な台詞は字幕では表示されないことを聞き、それが何を言っていたのかということが余りにも印象深かった。その言葉があるからこそ、の映画だろうに!!

つまり、最後の先生の言葉は映画の題名と同じものだけでは終わらず、続く一言こそがこの映画の感銘の核心だということ。それに尽きる。
その一点にこの映画の全てが凝縮されるという、見事な物語、見事な構成。

その一言とはこれ(白文字で記載。映画を観た後に、反転させて読んでください)

さよなら子供たち。-------また会おう。

『ビヨンド・サイレンス』〜冒頭の場面に全てがある。

これは『さよなら子供たち』とは逆に、冒頭のスケートのシーン、その映像と音に全てが集約されているように思う。その後のストーリーや映像、音楽だって出来は良く、他にも観終わった後で思い返されるシーンが無いというわけでは決して無い。
ただ、その幕開けはあまりにも鮮やかに、記憶に焼き付かずにはいられない。