MOA美術館に行く。ブラッドベリ『何かが道をやってくる』ほか。

熱海のMOA美術館に行き、期間限定展示の尾形光琳紅白梅図屏風」や、レンブラント「自画像」、モネ「睡蓮」等々を観る。
美術館の建築も、庭園も、そこからの眺望も全て驚異的にいい(ただ、入り口までの階段&エスカレーターの通路だけは、無駄に新興宗教じみていて------実際、周知の通り美術館の母体はそれそのものではあるわけだが------やや悪趣味だと思う)。
そして、それより何より------先に名を挙げた代表的なもの以外でも------あの展示品全般の異常な質の高さは一体なんなんだろう? 陶磁器も仏像も絵画も《よくぞここまで集めた》という以上に、《よくもまあ、ここまで質の劣る作品を排除したもんだ》という驚きが強い。
……せっかく神奈川に住んでいるのに、なんで今までここに行かなかったんだろう??


レイ・ブラッドベリ『何かが道をやってくる』、おーなり由子『てのひら童話(1)』読了。前者は超一級の名作、後者も素晴らしい傑作。
原籙『天使たちの探偵』再読。改めて読むと、確かに凄い作品。

2/26の山田風太郎『戦中派動乱日記』感想関連で購入した、「サロン 第4巻第7号(通巻32号)」掲載分の、丹羽文雄「日本敗れたり」を読む。

野球TV中継『日本VS韓国』(2:3で韓国の逆転勝利)を三回あたりから観る。4回の韓国の右翼手の奇跡的なファインプレーにひたすら感嘆。観た瞬間、思わず拍手してしまったが、あのプレーには、仮にも野球を観ているのであれば、敵味方関係なくそうせざるを得ない。
……で、「もし、あのプレーが無かったら」という仮定を除けば(アレが無ければ、どうみてもその時点で圧勝が決まっていた)「たまたま負けた」というより、「普通に力負け(他の面では優勢でも、長打力の不足が響いた?)」だったように見えたのだけど、大丈夫だろうか……。まあ、それほど関心はないのでどうでもいいといえばどうでもいいけれど。


時間の関係で、全て詳しい感想を書く場合は後日に。