レイ・ブラッドベリ『10月はたそがれの国』(宇野利泰・訳)

レイ・ブラッドベリ10月はたそがれの国』(宇野利泰・訳)読了。
二ノ宮知子『飲みに行こうぜ!』、萩尾望都『あぶない丘の家』を読む。

多忙につき、感想後日(溜まりまくってるなぁ……)。
とりあえず、中でも特に書きたいものをまとめておいてみる。


山田風太郎戦中派動乱日記』『戦中派復興日記』
一ヶ月半以上途中で止めてしまっている……。ただ、時間と気力が大量にいるから。。。

飛浩隆『象られた力』『グラン・ヴァカンス』
間もなくAmazonから発送されてくる予定のジョン・ファウルズ『コレクター』(下巻)まで読んだら、そろそろ……。
この1ヶ月で十数冊SFの代表的名作を読むことになったのは、何よりこの人の作品がきっかけだったんだし。

グレッグ・イーガン
《人間宇宙論三部作》についての感想まとめとして、『万物理論』について何か書ければいいかな……?
ディアスポラ』へのまとまった感想は、少なくとも今の自分には無理。

アルフレッド・ベスター『分解された男』
「嘘つき大統領(リンカーン)」を初めとする愉快な設定と描写、そして沼沢洽治の訳文の素晴らしさについて何か書いておきたいなぁ。

ジョン・ファウルズ『魔術師』
簡単に何か書くには複雑すぎ、惜し過ぎる作品。近いうちに出来るのは、飛浩隆絡みで少し触れるくらいかな。。。

●歌舞伎の感想
歌舞伎座四月の昼公演、コクーン歌舞伎についてや、こんぴら歌舞伎についての詳細など。
四月昼歌舞伎座は全体的にイマイチだったので流してもいいかも…(ぉぃ。

コクーン歌舞伎には初めて行ったのだけれど、一つのエンターテイメントとして愉しく、《観客が畏まって拝見する《伝統芸能》から、市井の中で演じられ、今を生きる人々と同じ空気を呼吸する《芸能》へ》という明確な目論見も興味深いと思わされた。
また、「伝統的な《歌舞伎》の面白さ」との関係などで、色々と考えてみたいこと、書きたいことも多い。

萩尾望都『思い出を切りぬくとき』
二章「風をおどるひと」の、ベジャール、バリシニコフに関する劇評・エッセイの出来が洒落になってない。圧倒されずにはいられない迫力と映像喚起力に、思わず頭を抱えたくなる。
……あまりにも有名な漫画のネームの卓抜さだけでなく、ごく若い頃から、普通に文章書かせても、これだけ書くのか。とんでもないなぁ。。。
それと、度々『ダンス・マガジン』への寄稿もあったということは、三浦雅士との対談は、その繋がりもあってのことだったのか。