5月の読了本その他まとめと雑感

<本>

グレッグ・イーガン『祈りの海』(山岸真・訳) 5/2
ジョン・ファウルズ『コレクター』上・下巻(小笠原豊樹・訳) 5/3
スタニスワフ・レムソラリスの陽のもとに』(飯田規和・訳) 5/4
小松左京『ゴルディアスの結び目』 5/5
山田風太郎銀河忍法帖』 5/7
コナン・ドイルシャーロック・ホームズの冒険』(阿部知二・訳)※東京創元社版 5/8
ダン・シモンズハイペリオン』上・下巻(酒井昭伸・訳) 5/12
フレデリック・ブラウン『天使と宇宙船』(小西宏・訳) 5/12
夏目房之介手塚治虫の冒険―戦後マンガの神々』 5/13
伊藤剛テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ』 5/13
板倉聖宣『白菜のなぞ』 5/13
ダン・シモンズハイペリオンの没落』上・下巻(酒井昭伸・訳) 5/15
ダン・シモンズエンディミオン』上・下巻(酒井昭伸・訳) 5/18
ダン・シモンズエンディミオンの覚醒』上・下巻(酒井昭伸・訳) 5/22
北村想怪人二十面相・伝 完全版』 5/23
アシモフ篇『世界SF大賞傑作選(ヒューゴー・ウィナーズ)』(伊藤典夫・訳/浅倉久志・監修)①〜⑧5/24〜30

<映画>

RENT 5/14
ピンク・パンサー 5/18
ジャケット 5/27
グッドナイト・グッドラック 5/27

<DVD/ビデオ/TVなど>

TV録画中継・2005年ザルツブルグ音楽祭『椿姫』(ハイライト編集版) 5/7
ナバロンの要塞 5/10
ドッグヴィル 5/16
パットン大戦車軍団 5/22
幸せになるためのイタリア語講座 5/26
ミラノ・スカラ座バレエ団「白鳥の湖」(全4幕/ブルメイステル版/ザハロワ主演)』 5/27

<演劇・落語・歌舞伎など>

マッスルミュージカル春公演 M DOGS」 5/3
熱狂の日」音楽祭:パスキエ他「モーツァルトピアノ三重奏曲 第5番 ホ長調』/ハイドンピアノ三重奏曲 第39番 ト長調』」 5/3
熱狂の日」音楽祭:コルボ指揮「モーツァルト『レクイエム』」 5/3
「銀座らくごアーベント」小米朝「掛け取り」ほか 5/4
さいたま芸術劇場/蜷川幸雄演出『タイタス・アンドロニカス』 5/4
新橋演舞場・五月大歌舞伎(夜の部)5/5
鈴本演芸場五月上席夜(主任・権太楼、仲トリ・小三治) 5/6
横浜にぎわい座志らく百席」」 5/7
鈴本演芸場五月上席夜(主任・権太楼、仲トリ・小三治) 5/7
前進座劇場米朝小米朝親子会』 5/12
歌舞伎座五月公演(昼の部) 5/13
有限会社バイオックスJ.A「「語り女たち」シリーズ公演Vol.2」(原作・北村薫) 5/13
歌舞伎座五月公演(夜の部) 5/14
上野駅 赤煉瓦コンサート/「マイ・フェイヴァリット・ソングズ」 5/14
世田谷パブリックシアター/坂東玉三郎鼓童『アマテラス』 5/20
Theatre1010/わらび座「ミュージカル『銀河鉄道の夜』」 5/20
新国立劇場/バレエ『ローラン・プティの「こうもり」』アレッサンドラ・フェリ主演 5/21

<漫画>

「渋皮栗」(片山若子)・「ガソリン」(笹井一個)合同誌「2ガス栗」 5/1
森山大輔『ワールド エンブリオ』(1) 5/1
いのうえ空ゼロイン』VOL.5 5/1
山名沢湖委員長お手をどうぞ』 5/1
まつもと剛志まじかるストロベリィ』(3) 5/1
甘詰留太甘詰留太短編集 きっとすべてがうまくいく』 5/1
広江礼威翡翠峡奇譚』(1)(2) 5/1
くらもちふさこ『いつもポケットにショパン』(1) 5/1
岩館真理子岩館真理子自選集 (1) 遠い星をかぞえて』 5/1
凜野ミキ『冥界落語』全三巻 5/5
凜野ミキ『クラブクライム』全三巻 5/5
凜野ミキ『光』四巻(完結) 5/5
小原愼司二十面相の娘』1、2巻 5/10
山名沢湖委員長お手をどうぞ』(2)(完結) 5/11
山名沢湖スミレステッチ』 5/11
山名沢湖白のふわふわ』 5/11
小原愼司二十面相の娘』3〜6巻 5/14
久米田康治さよなら絶望先生』(1)(2) 5/21
二ノ宮知子『天才ファミリーカンパニー』(スペシャル版)全6巻 5/23
山名沢湖レモネードBOOKS』 5/25
山名沢湖でりつま』 5/25
森薫『エマ』7巻(完結) 5/26

<その他>

東京都美術館プラド美術館展」 5/14
東京国立博物館(期間展示「尾形光琳風神雷神図屏風」ほか) 5/14
森下文化センターでの連続講座「編集者が語るマンガの世界」第一回(講師・夏目房之介) 5/28
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」(〜第9話)




●読了本------突発的SFブーム


ハイペリオン』シリーズ&『世界SF大賞傑作選』で計15冊。この一ヶ月の読了本の半数以上を占めていることに。
十分以上に面白かったので、それはそれで問題ないのだけれど。


ただ、振り返ってみるとこの一ヶ月、小説に関するまとまった感想を一本も書いてない。
いろんな分野に手を出すのはいいけど、元々の主たる関心から離れすぎるのは良くない。
少し、意識的に興味と時間を向ける方向性を考えてみないといけないかもしれない。

●舞台関連------知らない分野を「覗いてみた」というものが多い。


五月は落語、歌舞伎、蜷川演劇といったここ数年関心を持ち続けている分野に加え、少し毛色の変わった舞台にも手を出してみることに。
結果、バレエ、クラシック音楽マッスルミュージカル玉三郎の『アマテラス』、ミュージカル『銀河鉄道の夜』……およそ統一性がない状況に。
ただ、元々、舞台絡みのことは小説------特に北村薫の作品------を読む上での関連作品、参考としての関心がベースなので、それほど方向性や体系的な見方にこだわっていない分野。
気ままに、その時々の関心に従って楽しんでいけばいいかと思う。

●漫画------リスト化してみると、随分数が多い。


ここに挙げたものに加え、例によって、漫画喫茶等でプラス十数冊。
リスト化してみると、先月以上に随分な数になって少し驚く。
それはともかく、山名沢湖スミレステッチ』『白のふわふわ』 はいい作品集だと思う。
あと、小原愼司二十面相の娘』も面白いシリーズものなので、改めて感想をまとめられるといいのだけれど。

●その他------映画関連で、少し「ドグマ95」周辺への関心が。


ラース・フォン・トリアー監督作品『ドッグヴィル』をきっかけに、やや「ドグマ95」という映画運動の一つに関心が湧く。
映画のDVDは、《それを観ながらエアロバイクを漕ぐ習慣が体質改善計画の中心になっている》という妙な事情(←運動の負荷の関係などもあって、連続して3時間近い作品を並べたりしたくない)や、TSUTAYADISCASの貸出状況などが絡んだりするので計画が立てづらいのだけど、折を見て関連する作品に手を出していってみたい。


森下文化センターのマンガ講座は、今後しばらく、毎月1回行くことに。
毎回講師が代わることもあり、講座の前には少し各回の内容に関連しそうな本や漫画を読んでいくことになりそう。

※「編集者が語るマンガの世界」講座紹介
http://homepage3.nifty.com/l-koto/kouza/05morisita/hensyu-manga.html