モーリス・ベジャール・バレエ団『バレエ・フォー・ライフ』

モーリス・ベジャール・バレエ団『バレエ・フォー・ライフ』(五反田ゆうぽうと)に行く。
一階一桁列センターでの観劇。
厳しく抑制し、統制された上でのエネルギー。過去を称え、深く敬意を捧げた上で、それを継ぎ、超えて行こうとする意志。
初めて観たけど、ベジャールのバレエというのを観続けるのはなかなか大変なのかもしれないと思う。観客の方も心も体も弛緩せず、自分を振り返って恥じることのない毎日を過ごしていないと、これに向かい合うのは辛い。自分の弛みが許せなくなるという感覚に襲われる。
------素晴らしかった。中に含まれる多くの暗喩や象徴などはおよそ関連する知識や経験、センスに欠けるためにろくにわかりなどしなかったけれど、それでも惹き付けられずにはいられなかった。
来週金曜には『愛、それはダンス』も観る。今からもう、とても楽しみだ。