『ライラの大冒険』是非!品川プリンスシネマ「シアターZERO」で。

   ∩___∩
   | ノ      ヽライラー!!
  /  ●   ● | 今行くクマ──!!
  |    ( _●_)  ミ
 彡、   |∪|  、`\
/ __  ヽノ /´>  )
(___)   / (_/
 |       /
 |  /\ \
 | /    )  )
 ∪    (  \
       \_) 


《映画といえば------》と事あるごとにお勧めしているのが、品川プリンスシネマ
http://www.princehotels.co.jp/shinagawa/cinema/index.html
いつも空いていますし。
比較的綺麗で清潔ですし。
定番の映画がかかってますし。
音響悪くないですし。
安いレイトショーありますし。
そして------大画面の「シアターZERO」があるのですね。


ごく単純な話。どうせ映画観るなら、巨大スクリーンで観たいじゃないですか。
しばらく前までは、IMAXという仕様自体異なる特殊な更に素晴らしいスクリーンだったのですが。
まぁ、今でも十分以上に素晴らしい場所です。


そこで今上映されているのが『ライラの冒険 黄金の羅針盤』。
これねぇ--------素晴らしいですよ。
ナルニア』の10倍いい。回を追うごとにダメになっていく『ハリーポッター』の5倍はいい。


まず、なにが良いかと言えば------------クマですよクマ!!
その名もカラッと除湿の白くま君イオレク・バーニソン。


立派な名前です。そして、その名前以上に実に立派なクマさんなのですよ。
愛嬌ありますし。迫力ありますし。男気ありますし。見せ場ありまくりですし。


ナルニア』で何が情けなかったといって、あのライオンのショボさが情けなかったのですね。
遥か悠久の昔、『ネバーエンディングストーリー』でなにがアレがナニだったかといって、白き幸運の龍・ファルコンさんのビミョー過ぎるビジュアルが子供心に実に印象的であったのです。


それらに比べて、『ライラの冒険』の白くまくんはとにもかくにも、もーーーーーーー素晴らしいのですよ。もう、是非劇場でみてクマーーーーーーーーーー!!としか言いようがないですね。はい。

 |   目指せ、アル中脱出!   |
 |____∩___∩.____|
 .:⊂⌒ヽ.:| ノ \  /ヽ:./⌒つ:.
  .:\ ヽ/  ●   ● |   /:.
   .:|  | ∪  ( _●_) ミ  |:.
   .:|  彡    |∪| ノ  /:.
   .:\_,,ノ    .ヽノ 、_ノ:.
      .:|        |:.
       .:|           |:
     .:/         \
     .:/  /´ ̄`ヽ    ):.
     .:|  |:.    .:!   /:
    .:/  ):.   .:(   \:.
   .:(_,/:.    .:\__):.


 |鎧を奪還して正統なる王座へ! |
 |._______________| 
.:⊂⌒ヽ.:./づ゙  ゙゙つ:/⌒つ:.
  .:\ ヽ/   \   /.i  ./:.
   .:|  |   ●   ●.|  |:.
   .:|  彡 u  .( _●_) .ミ ./:.
   .:\_,,ノ    .|WW|、._ノ:.
    .:/⌒ヽ.   ゙⌒゙/⌒ヽ:.
   .:(             .):.
    .:ヽ   \   /   /:.
   .:(⌒______):´ ̄`:(______⌒):. 

そして、キャストも素晴らしいです。


世界の命運を握る、《真実を告げる羅針盤》を扱える唯一の少女:ライラ・ベラクアに新人ダコタ・ブルー・リチャーズ。
その保護者にして、真実の探求者アスリエル卿に、ダニエル・クレイグ
怖ーーーーーーーい悪役コールター夫人に、あのニコール・キッドマン
唐突に現れてはライラを導き、助ける謎の《魔女》セラフィナ・ペカーラに、エヴァ・グリーン


このライラが、ただの金髪の可愛らしいロリっ娘というだけではなく。
気品と威厳とプライドを持ち合わせた、小さな女王様なのですね。
なんだか、成長したら『エリザベス』『エリザベス・ゴールデンエイジ』のケイト・ブランシェットのようになっていくのではないか、という。
実に素晴らしいですねぇ。知性と勇気を兼ね備えた、凛冽にして可憐なる金髪ロリっ娘。最高ですよね(おぃ、自重しろ)。


ええ、どうせなら、こういう子供に世界の運命司って欲しいですねぇ。
……はっ!!「司」という漢字を90度右回転させるとカタカナ二文字に分解可能に!!!
そうか、そうだったのか!!!!!
これが羅針盤の示す世界の真理。絶対の真実。未来のあるべき姿なのか!!(←死ね)


そして、その《幼い女王》ライラに対するのが、《女王様とお呼び》オーラ全開のニコール・キッドマン!!
しかも、それがただの対立ではなく、ニコール・キッドマンがライラ(ダコタを------というと後に《ファニング》と続けてしまいそうなのでライラで通しますねー)を教え導き、自らの領域に引き入れようとしていくのがストーリーの眼目でもあるので。
これは言わば、新旧女王対決といった風情もあり。それはそれは、観ていてたまらなく愉しいのですよ。


おそらくは、《可能性と意志を象徴する少女ライラを、《大人》《社会》《秩序》といったものの諸要素を複雑に象徴しあうコールター夫人とアスリエル卿が取り合う綱引き》というのが、このシリーズの基本構造になっていくのではないかなぁ。
まぁ、原作知りませんので、単なる憶測ですけれども。


ともあれ、物語の構成もしっかりしていて。映像も音楽も素晴らしく(エンディングテーマはイマイチだけど)。配役も演技も大変宜しきを得て。話のテンポや迫力も申し分ない。
これはとってもお勧めしたい作品ですね。
そして、なにはともあれ。
首都圏在住の方は是非、品川プリンスシネマ「シアターZERO」で観てみましょう!!



ちなみに。
今ですと、この映画に続けて『エリザベス・ゴールデンエイジ』を観ると楽しい筈です。
女王、女王、そして真打登場で女王の中の女王登場!!!!!という感じで。
あの作品は前作同様、ワーキングタイトルが贈る大傑作ですし。


勿論、私はそうしましたよ?
10:15-12:20に『ライラの冒険』。
ノータイムで繋いで12:20-14:25に『エリザベス・ゴールデンエイジ』。
本当は気力・体力・時間に余裕があれば適当に時間潰して、16:25〜で『魔法にかけられて』も観たかったのですけどねぇ。諸事情により見合わせました。はい。