2008年に読んだ漫画ベスト10+α

Mixiに12/18に書いた日記の転載。

なんだかそういう時期みたいなので。
あんまり深く考えず、テキトーにまとめてみました。
小説と違って比較的新刊メインに出来るので、やりやすかったというのもありますし。


ただ色々あって、大半、今年一月〜七月くらいまでの話になっています。


◇新刊ベスト10(含む・シリーズ最新刊が今年発売)


[1]船戸明里Under the Rose アンダー ザ ローズ』[5]

Under the Rose 5―春の賛歌 (バーズコミックスデラックス)

Under the Rose 5―春の賛歌 (バーズコミックスデラックス)

読み返すたびに面白くなる作品っていいですね。

船戸明里『アンダーザローズ 5―春の賛歌』次男ウィリアムの魅力
http://d.hatena.ne.jp/skipturnreset/20080328/
船戸明里Under the Rose』感想その後(Mixi内でのコメントやりとりメイン)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=770471242&owner_id=211281

[2]おがきちかLandreaall』[13]

Landreaall 13 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

Landreaall 13 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

自分が好きな要素大集合、という作品。
《どこが》というよりも、全部好きだという漫画です。
つい最近、その幾つかに絞ってグダグダと書いてみたりしました。

・一〜三巻/構成の綺麗さ。≪知っている≫ということへのこだわり。
http://d.hatena.ne.jp/skipturnreset/20081220/
・竜胆の物語として四巻〜十二巻を振り返ってみる
http://d.hatena.ne.jp/skipturnreset/20081221/
・『Landreaall』/竜葵様の憂鬱
http://d.hatena.ne.jp/skipturnreset/20081222/

おがきちかLandreaall』[13]/大変回りくどくて面倒くさくて。でも、それこそが面白い作品。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1011661676&owner_id=211281

※後ははてなダイアリー版と同じ。ただ、コメントやりとりはMixiでやってます。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1015288104&owner_id=211281
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1017084690&owner_id=211281
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1025955178&owner_id=211281
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1026056525&owner_id=211281


[3]宮原るりみそララ』[2]

みそララ 2 (まんがタイムコミックス)

みそララ 2 (まんがタイムコミックス)

今年に限らず、多分、これまで読んだ四コマ漫画で一番好きです。


[4]山岸凉子テレプシコーラ/舞姫』第二部[1]

殆ど異論の余地がない名作だろうなぁ、と。


[5]こうの史代この世界の片隅に』上・中

この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)

この作者さんの漫画って、
「ここではないどこか」でなくて、
それぞれの「ここ」でどうするかという姿勢にとても興味を惹かれます。


[6]岩岡ヒサエ『オトノハコ』『土星マンション』[3]

オトノハコ (KCデラックス Kiss)

オトノハコ (KCデラックス Kiss)

これらの新作もいいですが、既刊『ゆめの底』は更に好きな作品です。
泣けます。


[7]羽海野チカ『三月のライオン』[2]

3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)

3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)

ハチミツとクローバー』に続いて、
これだけ面白いもの描けちゃうのって凄いなぁ……。


[8]吉田秋生海街diary』[2]

海街diary(うみまちダイアリー)2 真昼の月(フラワーコミックス)

海街diary(うみまちダイアリー)2 真昼の月(フラワーコミックス)

近くに住んでいるのですが、
読んでいると鎌倉の街がぐっと好きになれます。


[9]たなかのかタビと道づれ』[4]

タビと道づれ 4 (BLADE COMICS)

タビと道づれ 4 (BLADE COMICS)

とっても演劇的。
巻を追うにつれ、ぐんぐん面白くなって来てます。先が楽しみです。


[10]清原なつの×筒井康隆家族八景

家族八景 上巻 (KADOKAWA CHARGE COMICS 16-1)

家族八景 上巻 (KADOKAWA CHARGE COMICS 16-1)

作家・作品の組み合わせとして、きっと完璧。


◇新刊ではないのですが、今年読んだ中でのベスト。


[1]おーなり由子『てのひら童話』[3]

感想、いつか書けるといいなと思います。
何をどういっていいのかわからなくて。


坂田靖子『バジル氏の優雅な生活』あたりに続く、
今年に限らない、ベスト作品の一つです。


[2]魔夜峰央パタリロ』『妖怪缶詰』『アスタロト』『ラシャーヌ』

ファーイースト (MBコミックス―アスタロトシリーズ)

ファーイースト (MBコミックス―アスタロトシリーズ)

特に好きなシリーズ&作品名のみ挙げましたが、
まとめ読みした他の作品群も含めるとどうも随分長い間、
他のことそっちのけで読み耽っていたみたいです。
例えば落語会にいってイマイチ面白くない演者の時なんかについ『パタリロ』文庫版を開いて読んでしまったりすると、なんだかいいBGMになってますます面白くて困ったりもしました。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=779082615&owner_id=211281
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=784151917&owner_id=211281
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=786137446&owner_id=211281
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=788111176&owner_id=211281


[3]衿沢世衣子『おかえりピアニカ』『向こう町ガール八景』

おかえりピアニカ (Cue comics)

おかえりピアニカ (Cue comics)

日常を、この作者さんみたいな目で見て、思って、
描けたなら素晴らしいでしょうね。


[4]小玉ユキ『光の海』

光の海 (フラワーコミックス)

光の海 (フラワーコミックス)

思いっきり不自然極まる筈のものを、《ぬけぬけと自然な描写》で描いてみせるのが面白み。
「人魚の涙」でごく当然のように海に浮かぶ人魚と、
やはり当然のようにその脇でサーフィンに興じる坊さんを描いた作家さん。


◇お勧め作品。コメント省略、順不同。


○web漫画「Uorir」
http://nisiniha.sakura.ne.jp/
宇仁田ゆみうさぎドロップ
桂明日香ハニカム』『花やしきの住人たち』
武田日向異国迷路のクロワーゼ』『狐とアトリ―武田日向短編集』
○江戸川 乱歩×丸尾末広『パノラマ島綺譚』
勝田文『かわたれの街』
松本大洋(作・永福一成)『竹光侍
森薫『エマ』


Mixi関連のやりとりで目にしなかったら多分読んでいなくて。
でも、(読んだ後でのやりとりを含めると尚更に)面白かった作品。


[1]西炯子『STAY』シリーズ
[2]一条ゆかり『プライド』
[3]古屋兎丸『Marieの奏でる音楽』