■2022年に観た映画(実写/アニメ)、配信限定作品、ドラマ等まとめ
〇劇場(実写)
RRR
さかなのこ
トップガン マーヴェリック
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
NOPE/ノープ
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(12/28に観たのでここに追加)
ある男
ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス
ブラックパンサー/ワガンタ・フォーエバー
犯罪都市 THE ROUNDUP
ザリガニの鳴くところ
マッドゴッド
シン・ウルトラマン
ザ・メニュー
ハケンアニメ!
ブレット・トレイン
〇配信(実写)
薔薇の名前
犯罪都市
悪人伝
ブラックパンサー
『るろうに剣心 The Beginning』
『るろうに剣心 The Final』
※沖田修一監督作品
南極料理人
キツツキと雨
子供はわかってあげない
横道世之介
滝を見にいく
おらおらでひとりいぐも
モヒカン故郷に帰る
○劇場(アニメ)
THE FIRST SLAM DUNK
すずめの戸締まり
GレコⅣ
犬王
ぼくらのよあけ
かぐや様は告らせたい ファーストキッスは終わらない
マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!
GレコⅤ
からかい上手の高木さん
鹿の王
ククルス・ドアンの島
私に天使が舞い降りた!
かがみの孤城
グッバイ、ドン・グリーズ!
ゆるキャン△
君を愛したひとりの僕へ
僕が愛したすべての君へ
オッドタクシー イン・ザ・ウッズ
○配信(アニメ)
漁港の肉子ちゃん
地球外少年少女
ARIA The CREPUSCOLO
ストライクウィッチーズ 劇場版
GレコⅠ
GレコⅡ
GレコⅢ
コードギアス 反逆のルルーシュI 興道
コードギアス 反逆のルルーシュII 叛道
コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道
コードギアス 復活のルルーシュ
雨を告げる漂流団地
バブル
海辺のエトランゼ
思い、思われ、ふり、ふられ
〇OVA/ネット配信/ドラマ等
サイバーパンク: エッジランナーズ
ウェンズデー
戦闘妖精雪風
マチルダ・ザ・ミュージカル(12/31追記)
スプリガン
ヴァンパイア・イン・ザ・ガーデン
スーパー・クルックス
Tekken: Bloodline
TIGER & BUNNY: TIGER & BUNNY 2:
BASTARD!! ー暗黒の破壊神ー
戦闘妖精少女 たすけて!メイヴちゃん
■感想
○『RRR』
最高に愉しいインドの大作映画。
○『さかなのこ』
凄まじい怪作であり、同時に何よりまず初めから終わりまでめちゃくちゃ面白くてめちゃくちゃ巧い映画です。
一心に「好き」を貫くこと(とそれを支えること)の凄み、眩しさ、魔力のような引力、怖さ、暴力性を描き抜く緻密に振るわれる腕力は圧巻。
興味を引かれて観に行くことになった成り行きと感想を、続けて観ていくことになった沖田作品についての話も交えてまとめています。
○『南極料理人』
『さかなのこ』で興味を惹かれ観た沖田修一監督作品中のベスト1。
○トップガン マーヴェリック
書いた感想はこんなだけど2022年に観た映画を好きな順に上から4つ並べるなら
RRR
THE FIRST SLAM DUNK
さかなのこ
トップガン・マーヴェリック
となる。そんな滅法愉しい傑作。
『トップガン マーヴェリック』観てきた。愉しい!トムが通れば道理が引っ込む。冒頭から(そして最後まで)見事に描かれる通り、最高にかっこよくてグッドガイなトムは仲間のためならなんでもできてしまうんだ。老兵は死なず、立ち上がってかっ飛んでやりたい放題する。
— 相楽 (@sagara1) 2022年5月30日
『トップガン マーヴェリック』。
— 相楽 (@sagara1) 2022年6月10日
『魔法少女おりこ☆マギカ』2巻。
『パンプキン・シザーズ』3巻。 pic.twitter.com/lHR8UIGgyX
『トップガン マーヴェリック』、砂浜で若いマッチョたちwith トム・クルーズがアメフトに興じていた姿、概ねだいたい『アイドルマスター シンデレラガールズ』12話だった。つまりトム・クルーズは新田美波。セクシーだし。 pic.twitter.com/Ju73yxgLB3
— 相楽 (@sagara1) 2022年5月30日
武豊は53歳でダービー6勝目をレコード叩き出して飾ってくるし、トム・クルーズは59歳で『トップガン・マーヴェリック』で最高にトム・クルーズしてた。レジェンドはレジェンドだからレジェンドなんだな。。
— 相楽 (@sagara1) 2022年5月30日
○『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(12/28追記)
グランドシネマサンシャイン池袋のIMAXレーザーGT3D字幕版で観てきた(これは特に、どこの映画館でどのような環境で観たかが大きく体験を左右する作品だと思う)。
水、海と空の生き物、メカ等々の圧倒的に素晴らしい映像表現。これがせめてもう少しマシなドラマと結びついていてくれれば……と思わずにはいられない3時間強だったけど、それでもとにかく映像が良すぎたので、うん。
映像の良さはもう、とにかく映画館、それも設備の良い映画館で観よう!百聞は一見にしかずだね、という。色々と凄かった。
一方、ドラマとしては家族と帰属するグループ/アイデンティティーを巡るもので、例えば父親で長としてはジェイク、海の部族の長、そして大佐が各々に山ほどの欠点を抱えつつも奮闘する様が描かれたし、子どもたちは親との関係だけでなく己が何者で何に帰属する存在であるかを問わざるをえない立場に追い込まれたり、自ら探っていったりする。
で、それは普遍的なものであると共に現代の人々、特にアメリカ人にとってうんぬんかんぬん、という多分そんな話なんだろうなとは思うのだけど……なんというか、ドラマは全般にダルい。
ただ、その中で大佐とスパイダーのドラマはちょっと例外的に面白くはあった。
パンドラ生活を満喫してしまう大佐、それを唆したり、いろいろな思いを抱えつつ見守るスパイダーも、終盤にスパイダーが直面する葛藤と決断も。
ジェイク一家はなによりまずジェイクが、勿論あえて不完全で欠点だらけに描かれているんだろうとは思えつつ、それでもなんかもう、出てくる度にイラつく。
パンドラのナウシカになったキリさんはナウシカだなあ……まあ、そういうのもそれはそれでいいのでは、シガニー・ウィーバーの一人二役良かったね、とか思いながら眺めてた。
○『ある男』
沖田修一監督『南極料理人』では、堺雅人が微笑みの裏でえげつなく人間性を削られ続ける。
石川慶監督『ある男』では、妻夫木聡が多くを語らず主に表情及び全身で怒り苦しみ煩悶する様をたっぷり味わえる。
どちらもとても素敵な映画。
○ブラックパンサー、ブラックパンサー/ワガンタ・フォーエバー
昨晩配信で『ブラックパンサー』、つい先程IMAX3Dで『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』観た。非常に良い話で、面白かった。あとなるほど、元々劇場でIMAX3Dで観ると良いよ!というやつでもあるんだな、と改めて。ブラック~、良い話だけど配信で観ると前半割と眠かったので(特に中盤以降、
— 相楽 (@sagara1) 2022年11月17日
何よりまず敵役キルモンガーさんの魅力が炸裂している映画でもあったから)……。ワカンダ~は冒頭、瀕死の兄の治療のためシュリが空中で合成ハーブ(って書くとだいぶアレだな)の組成をあれこれしてる場面からもう、IMAX3Dだと映像としても割と楽しめた。ただ、
— 相楽 (@sagara1) 2022年11月17日
全体にアクション面の映像としての面白みは割と微妙かとも思えたけども……。
— 相楽 (@sagara1) 2022年11月17日
で、1作目が継承と罪と復讐と責任の話なら、2話は継承と鎮魂と復讐と責任の話なんだね。シリーズを通じて個人的に一番好きな台詞があり、「ワカンダ・フォーエバー」"ではなく"てこれhttps://t.co/ltfiZJJ1TW
だった。
エンドロールで明かされる話とともに、この作品世界で生きる人の在り方が一番輝いた場面であり台詞だったかと思う(それは発した者の言葉であると共に、合成ハーブを摂取した時と同様に、聴くものの心や存在の在り方が呼び寄せその相手の口を借りて"語らせた"言葉だとも思うから)。
— 相楽 (@sagara1) 2022年11月17日
○『犯罪都市 THE ROUNDUP』
「ドンソクさんが人を殴ることで真実に迫っていく暴力わらしべ長者の理想形」(by加藤よしき)と評された爽快な映画とそのシリーズ前作について等。
○ザリガニの鳴くところ
映画『ザリガニの鳴くところ』観てきた。とても綺麗な、いいミステリ映画。
— 相楽 (@sagara1) 2022年11月28日
テイラー・スウィフトが原作に惚れ込んで描き下ろしたのだという、エンドロールで流れる「キャロライナ」があまりに見事に作品を締めくくってもいた。
映画『ザリガニの鳴くところ』、つまるところ極めて綺麗な○○○○○○○で。カイア≒湿地の少女≒湿地そのもの≒自然に○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○いた。
— 相楽 (@sagara1) 2022年11月28日
つまり。 https://t.co/3Y4Ok8rrkX
○マッドゴッド
チネチッタのレイトショーで『マッドゴッド』。
— 相楽 (@sagara1) 2022年12月22日
夜に観るべき映画だなー。朝や昼が似合わなさ過ぎる。
誰しもそれなりの悪夢を自分で観ることは出来るだろうけど、誰しもを悪夢の中に招き入れることは度を越した才能と労力が要求され、それが為されているんだなあ、と夢現に思わされるユニークな体験。
○シン・ウルトラマン
帰宅。シン・ウルトラマン、プログラムに山本耕史のインタビューが無いのだけは嘘だろ!と思った。最高だったじゃんか。
— 相楽 (@sagara1) 2022年5月13日
シン・ウルトラマンのメフィラス星人、○○○○○○○○○○場面含めてウルトラマンと○○○○○○○○○○○○○○○○○○になってるんだろうな。つまり、 https://t.co/RtgseC0tFh
— 相楽 (@sagara1) 2022年5月14日
帰宅した後、家族にもシン・ウルトラマンのメフィラス山本がいかに素晴らしかったか延々語った結果「もういい」とウザがられてしまっている。
— 相楽 (@sagara1) 2022年5月13日
シン・ウルトラマン、他の要素はいろいろ毀誉褒貶、好き嫌いもあるだろうけどメフィラス山本、あの名演を嫌いな人はいるんだろうか。山本耕史の星人観るだけでも映画一本分くらいの価値は十二分にある。
— 相楽 (@sagara1) 2022年5月13日
……まあ、人は多種多様だからやっぱりいるはいるのだろうけど。
○ザ・メニュー
『ザ・メニュー』観た。筋書きはごく単純にした上で"料理とグルメの話"として料理にも料理人にも客にも調理の様子他諸々のディティールに凝りに凝る事で、料理にも現代社会にも留まらない普遍性を獲得とかそういう類の作品かな、とぼんやりと。アニャ・テイラー=ジョイが最高に美しく賢く輝いていた。 pic.twitter.com/W8outULRu7
— 相楽 (@sagara1) 2022年11月22日
映画『ザ・メニュー』でニコラス・ホルト演じるタイラーと彼が辿った運命についてなのだけど。
— 相楽 (@sagara1) 2022年11月22日
※以下、映画の展開に触れるのでリンク先。 https://t.co/tO6ChKD1hF
○ハケンアニメ
『ハケンアニメ』、観てきた。理想を目指す寓話で、現実(アニメ業界や実際のアニメ制作とか)との激しい齟齬は例えば劇中アニメーションをここまで(両監督の在り方もそれをもって象徴的に描きもしつつ)作り込むことで"(これを作れるような制作陣が)ちゃんと分かってやってます"と
— 相楽 (@sagara1) 2022年5月24日
飲み込めるようにもしつつ、分かりやすく、熱く描いてあっていいんでないかなと思った。
— 相楽 (@sagara1) 2022年5月24日
ただ、作品と現実の齟齬は概ねそれでいいけど、劇中の斎藤瞳監督が幼い頃の自分や自分のような相手に届けたいとか、そんな作品を届けてくれた憧れを超えたいとかそういう動機から、
ハケン(覇権)アニメを目指します、TVの同じ枠で視聴率(や円盤売上)競争に挑みます、ということについてはそれ、作中の人物の心情、人物像的に繋がりおかしくない?とはだいぶ思えて、そこは原作から映画化にあたっていろいろ変わった要素なんだ、という話も目にして、うーん……?となったりした。
— 相楽 (@sagara1) 2022年5月24日
○るろうに剣心 The Beginning、るろうに剣心 The Final
そういえばまだ観てなかったな、と『るろうに剣心 The Beginning』『るろうに剣心 The Final』ネットフリックスで眺めてた。おー、アクション素晴らしいし、ドラマの流れも(一部キャラの扱いかわいそうだなと思いつつ……蒼紫さんとか……)大枠がちゃんとしてた。
— 相楽 (@sagara1) 2022年5月10日
例えば、
Beginning序盤の相手は魔に逢ってしまったのだというような凄惨な虐殺と、終盤のだいぶ人間になった上で心神を揺さぶられズタボロにされる中の頬に一筋の傷をつけた相手のように"死ぬわけにはいかない"というあがき、そして十字の傷に……アクションとしてもドラマとしても対比が効いていて良かった。
— 相楽 (@sagara1) 2022年5月10日
Finalの方はやっぱり雪代縁との決戦。蹴りを中心にパワフルさを押し出しつつ、剣心とタイプは違いつつそのお株を奪うような立体的に飛び回るアクション。次々に刀を取り換え違う攻めを見せたり、足で溜めての居合といった(たしか原作描写も割と活かしているのかなという)外連味も楽しい。
— 相楽 (@sagara1) 2022年5月10日
縁が薫に姉を思わず重ねてしまう様も、台詞に頼り過ぎず状況と場面の描写で語れていて悪くなかった。直接語らせないことで、自覚なく重ねてしまっている……思わず薫を庇ってしまうまであるいは気づいていないくらいというようにも見せていて、趣が出ていた。
— 相楽 (@sagara1) 2022年5月10日
例えば攫う際にせいいっぱい剣を構え守ろうとしつつ、まるで果たせなかった弥彦は、後でやってきて剣心に無力さを嘆くくだりも合わせて観ている側には姉を守れなかった縁により重ねられるのだけれど……そこで縁の回想入れたり台詞で重ねる様を言わせたりしないところに良さがあった。
— 相楽 (@sagara1) 2022年5月10日
緑の突き出した錆びた形見の剣をあえて避けない剣心……という場面でも、ここに来て回想や台詞で剣についても、それを目にした剣心の心境も露骨な説明などしない。良かったんじゃないかな、と思う。
— 相楽 (@sagara1) 2022年5月10日
○THE FIRST SLAM DUNK
THE FIRST SLAM DUNK(映画スラムダンク)。バスケットアニメ、スポーツアニメ、アニメのアクション描写の一つの「正解」がこんな圧倒的な魅力で叩きつけられ得ることに驚かされた。ただ、もう、すごかった。
— 相楽 (@sagara1) 2022年12月13日
映画スラムダンクのパンフレット、原作者兼監督インタビューでジャンプアニメにありがちな「原作漫画のギャグ演出をアニメでそのままやろうとしてテンポがしぬ」問題に制作過程で気付いて省いた旨が語られてて感動した。実際、そこのノイズがないのはデカかったよなー
— ぽんず (@ponzu_citron) 2022年12月3日
RTした感想でも触れられてたけど『THE FIRST SLAM DUNK』パンフレットの井上雄彦インタビュー、「原作では試合の所々に入っていたモノローグやギャグは大胆に削られていますね」への答えがTLで過去幾度も論じられてきてた話ほぼそのままで、ちょっと笑った(アニメのアクション場面中心に
— 相楽 (@sagara1) 2022年12月13日
よく話題になるけど、特にジャンプ漫画原作アニメだと削らなかったり工夫がないことへの批判が頻繁かつ強烈に起きていた印象が強い)。
— 相楽 (@sagara1) 2022年12月13日
で、その結果出力されてきたものがあまりにも「正解」だったので、「やっぱりそうなんじゃん!!」ともちょっと思った。
『THE FIRST SLAM DUNK』2回目の鑑賞をDOLBY CINEMAでキメた。タネが分かってからの方が没入感が増して、構成への文句がほぼ無くなったわ。傑作です。
— ぽんず (@ponzu_citron) 2022年12月24日
漫画という表現媒体における台詞もオノマトペも排した演出をどうアニメに起こすか、という命題への現状での最適解でしょ。単に無音にすればいいわけでも、色を抜けばいいわけでもない、新しい映像表現。
— ぽんず (@ponzu_citron) 2022年12月24日
そういえば『THE FIRST SLAM DUNK』は無音や挿入歌も含めた音の演出も素晴らしかった。
— 相楽 (@sagara1) 2022年12月24日
そっち方面には井上雄彦監督の意思や好みといったものはどれくらい反映されていたり、関与が大きかったり(あるいはそこは小さかったり)するのだろう。
○『すずめの戸締まり』
まっすぐで、まっとうで、とても良い映画と思う。
○劇場版『Gのレコンギスタ IV』「激闘に叫ぶ愛」&劇場版『Gのレコンギスタ V』「死線を越えて
劇場版GレコⅣ、駆け込みで観てきた。うん、面白いな! pic.twitter.com/GTePxiP82z
— 相楽 (@sagara1) 2022年8月4日
劇場版GレコⅣ、差し入れで水とかと共に金平糖という一幕があった後、宇宙一極悪な殺人金平糖フォトントルピードが悪い夢のような惨劇を引き起こすし、怯えと罪悪感に絶対兵器を手放せばすぐにマスクが自分を棚に上げ過ぎた罵声と共に躊躇のない殺意と憎悪に燃え襲いかかってくるの酷すぎて良かった。
— 相楽 (@sagara1) 2022年8月4日
劇場版GレコⅣ、各々の手前勝手で浅はかな愛情や使命感、野心が幾つもの勢力をまたぎ交錯する中めちゃくちゃ楽しいメカアクションの戦闘が連発されるの、すごく面白い。で、「しかしこれ、楽しんで良いのかな?」と思ったならクリム・ニックが陽気な音楽と共に現れ"いいんだよ!"と笑いかけてくれる。
— 相楽 (@sagara1) 2022年8月4日
劇場版GレコⅤ。面白かった!
— 相楽 (@sagara1) 2022年8月6日
Gレコの世界にノレド・ナグさんがいてくれて本当に良かった。他の皆さんの愛の形、表現の攻撃性の頻度そして程度があまりにあまりなので、ノレドさんとその愛の在り方は本当にありがたい。そして劇場版を観に行って良かったと思わせてくれる存在と追加場面でありもする。
劇場版GレコV。バララさん……。巨大モビルアーマー、ユグドラシルによる自我の拡張と変容が辛すぎる。
— 相楽 (@sagara1) 2022年8月6日
Vのいろんな場面で他の連中がモビルスーツやアーマーで各々の相方や仲間と触れ合い支え抱きしめ合ったりしまくるのと対照的に、
それらから隔てられてただ眼を見開いてみせつけられるしかなく(「ユグドラシル、眼を開けよう」)、抑えた失意や嫉妬や苛立ちがどこまでも膨れ上がってしまったのかなと思う。 pic.twitter.com/cPoB8zd0JH
— 相楽 (@sagara1) 2022年8月6日
ユグドラシルを動かし始めてすぐの過去の自分≒ビフロンを文字通り吹き飛ばし、未練がましいかっこ悪さを退けてのせめてもの意地悪「バララ!(空振り)」✕5などは劇場で改めて観るとたまらなくおかしく、そしてそのいじましさを好きにならずにいられないシリーズ屈指の好きな場面であるのだけれど。 pic.twitter.com/BLx5vPcCLr
— 相楽 (@sagara1) 2022年8月6日
その破片をマスクが振り払い近づく意趣返しのようでもあり……でもそれも"触れ合いを拒む"という悪い方向に働いて、肥大した自我に飲まれていってしまう様を悼まずにいられない。
— 相楽 (@sagara1) 2022年8月6日
なお、劇場版でも脱出ポッドは機体の爆風に呑まれたのか生き延びたのか(少なくとも一度観ただけでは)分からなかった。 pic.twitter.com/tphzV1ZW06
TV版でも劇場版でもなんかもう、生き延びよう何がなんでも生き延びよう、生き延びれば浮かぶ瀬も愉しみもある!死ぬな!という強烈な何かを感じるのでドレッド司令やグシオン総監をはじめとする皆さまの事を考えると、いや、しかし……とは思いつつ、やっぱり生きていて欲しいと思えてしまったりする。
— 相楽 (@sagara1) 2022年8月6日
○犬王
『犬王』観てきた。エネルギッシュ!とにかくまず、観ると良いよ。 pic.twitter.com/yXByvza2st
— 相楽 (@sagara1) 2022年5月28日
パリピ孔明のMCバトルで漢詩とか、かぐや様3期5話のラップEDとか本編ラップパートとか、ダンス・ダンス・ダンスールのバレエ描写とか、その他諸々のいいな、面白いなといった踊りや歌、ステージ描写の数々、『犬王』観ると相乗効果?で面白くなったりするの、なんかお得感あったりもするな。
— 相楽 (@sagara1) 2022年5月28日
『犬王』、奪われ虐げられた者たちの物語でありつつ、メインやオーソドックスあってのサブやカウンターにせず、整い定まった型にとらわれないからこその自由とエネルギーを強調するし、、まとわりつく憎悪や復讐を当然に示しつつ、特に犬王の在り方に顕著だけど表現は何よりも喜びと描くの、魅力だなー
— 相楽 (@sagara1) 2022年5月28日
南北朝の正統争い、失われた三種の神器への執着、猿楽(能楽)の正統、平家物語の正典……そういった正しさを固めること、秩序への希求を、混沌の自由とエネルギーの引き立て役に。鮮やかだなと思った。
— 相楽 (@sagara1) 2022年5月28日
『犬王』において「名前」が誇りであり叫びであり譲れないものだったりしつつ、執着でもあり呪いだけでなくかけがえのない繋がり(を失われてから再度探し求め、結ぶことへの)妨げにもなる二面性、だいぶ面白くもあったな。
— 相楽 (@sagara1) 2022年5月28日
○『ぼくらのよあけ』
ジュブナイルでありファーストコンタクトものであり、そして何よりコミュニケーションの物語で。映画版は何よりまずそこをしっかりおさえ魅力的に描いていたという点でとても良い作品だと思う。
○かぐや様は告らせたい ファーストキッスは終わらない
観たいものを観たい映像で観ることができた。何よりまず、そのことが嬉しい。
後にTV放送も予定するものを劇場で先行特別上映という形式からも、画面の印象としては概ねTVアニメから地続きである印象。それに該当する原作の範囲の性格からも、言ってしまえば(例えば3期なら最終回及び特殊EDもあった5話ラップ回あたりと比べても)地味で静かな作品となっていた。
でも、その静かさ慎(つつ)ましさこそは、ここで描かれる物語に非常に正しく沿ったものであったかと思う。
原作15巻収録(150話「普通のロマンティック」及び)今回の題名にもなっている151話「ファーストキッスは終わらない」は個人的に原作で最も好きな二つの挿話のうちの一つ。それが、これ以上は望み難い良さで映像化されていてくれたと思う。
一観客のわがままな希望としては、劇場公開でもTV放送でもOVAでもなんでも形式は問わないので、この制作陣で原作150-151話に並ぶ個人的に思うもう一つのベスト、19巻収録186-187話(雑誌連載表記176-177話)をどうにか映像化してくれたらと願うばかり。
細かく言うならば、良かった部分ばかりが無数にあるけども。
とりあえず、原作151話ラストにあたる……それを結ぶ場面、そしてひとつ約束を取りつける場面のかぐや様の姿がなんとも美しかった。
つい何度も観てしまうTVアニメ2期5話「柏木渚は慰めたい」はじめ、個人的にかぐや様が柏木さんに恋愛相談するエピソードの数々を偏愛しているのだけれども、今回もその系譜に連なる挿話(原作では144話「かぐや様は許したい(氷)」)が(今回のエピソード群の中では)ひときわ愉しく描かれ嬉しい。なお、今回上映された話の締めは勿論、作中でも描かれたようにまず作品の最初の最初一巻冒頭を改めて受けてのものだけれど、2期5話「柏木渚は慰めたい」ともある意味連動?するものでもあって、事前に改めて振り返ってみていくとすこし、楽しいかもしれない。
それと、うん、欲を言えばスポットでの挿入でなくしっかり1エピソードとしてぜひ観たかった「かぐや様は告らせたい『インド編』」。なんだかいかにも円盤特典特別映像とかになりそうでもあるけど。
○マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!
中学受験の某学校説明会の帰り、ちょうど都合の良い時間に上映してた『劇場版マクロスΔ絶対LIVE!!!!!!』を軽い気持ちで観てきたのだけど。
— 相楽 (@sagara1) 2021年10月14日
それはもう華やかに歌にアクションにドラマにとエンタメやり切っていて、めちゃくちゃ愉しかった。これだけ劇場で楽しむのに向いてる作品、なかなか無いのでは。
○劇場版からかい上手の高木さん
劇場版『からかい上手の高木さん』。猫映画、猫アニメだった。一番の見せ場はもちろん二人、それぞれが約束をする場面なわけだけど次いで目を引いたのは猫の動き、仕草だったりも。ともあれ、良いものだった。 pic.twitter.com/S3lcF2oPXW
— 相楽 (@sagara1) 2022年6月10日
「高木さんはただの子供なので世の中の99,9999…%は思い通りにできない」って、そらそうだけどど直球で描くのは度胸あるよなー。キャラにトドメさす覚悟ないとできんやつや。劇場版でやるってのは本編に対してそのトドメを隔離する措置ってこともあるんだろう
— みやも(大阪府) (@miyamo_7) 2022年6月16日
蛍は見つからず二人がずっと一緒にいるお呪いは掛けられなかったし、一緒にいようと思った子猫は離れていく。本編だとここhttps://t.co/TiBPzXpyul
— 相楽 (@sagara1) 2022年6月16日
くらいでしかはっきりとは描かなかった高木さんの不安とか寄る辺無さみたいなの、目立ってましたね。序盤以降はほとんど、からかいませんし。
だから、その脆さが最高潮に達した時に躊躇いなくまっすぐ、まったく余計な言葉のない約束がされる場面が輝いて。時間をおいてのお返しの約束に高木さんらしさがまた覗くという綺麗な構成だったな、と。
— 相楽 (@sagara1) 2022年6月16日
画として表情の繊細な変化とか線の柔らかさといった細やかさはありつつ、劇場版っぽい派手なアクションみたいなのはおよそ無いかわりに、本編から離れた場でこそ描ける視点や状況があるの、それはそれで特別な良さがありました。
— 相楽 (@sagara1) 2022年6月16日
ですねー。俺は普段あまり「本編を見てから劇場版を見たほうがいい」的な事は言わないんですが今回はちと例外にしたい
— みやも(大阪府) (@miyamo_7) 2022年6月16日
あと、本筋の補助線としてゆかりちゃんトリオもいい青春映画してました。高木さんが何を恐れてるのかはあっちでわかりやすく示唆されて親切だなとw
三人組、補助線としても彼女たち自身としても良かったですねー。
— 相楽 (@sagara1) 2022年6月16日
一方、浜口……決めるべき時にしっかり決めないでヘタレ続けると大変だぞ、といったあれはあれで補助線なんでしょうか。寂しい夏に……。
○鹿の王
『鹿の王』。動物たちや人間が走る、歩く作画や背景美術がきっと素晴らしいアニメ映画。尺の問題もあってハイファンタジーな世界を彩る用語や設定の解説はされず、登場人物の背景や性格も要点に絞った回想と具体的な行動や直截な台詞から想像して分かって欲しい、分かりますよね?という感じで、
— 相楽 (@sagara1) 2022年2月7日
もしすごく入れ込んで登場人物の身になってその視点で作中世界に接するなら緻密に考えられ描かれた世界が応えてくれる感じなんだろうな、そこまでは入り込めなかったな、とはなった。
— 相楽 (@sagara1) 2022年2月7日
例えばヴァンさんが一度「英雄」をやり切って民族のために率いる部族ごと全滅するまで捨て石として奮戦して、結果映画冒頭で説明された「ゆるやかな統合」が成し遂げられた、でも一番大事な家族は戦争に直接関係ない(と当時は思った)病で失い、抜け殻のようになって過酷な労働の中で死を待つ
— 相楽 (@sagara1) 2022年2月7日
捕囚の日々を送っていて(それですら、反射的に責めさいなまれる弱者を助けてしまう義侠心を発揮する人間性を示していて)。そこからユナを拾って人生を生き直していた所で、再び民族の「英雄」たるを求められ、しかもそれが家族を奪った病(をもたらし運ぶ狼)を操る存在で。
— 相楽 (@sagara1) 2022年2月7日
そこでのヴァンさんの思いや決断に、出身を問わず"ここで生きる"ことを選んだ温かな村人たちとの日々や、相手を選ばず目の前の人間を救う医者のホッサルとの出会いと旅路、伝説の病の再来で再燃した争いに侵された村の惨状、
— 相楽 (@sagara1) 2022年2月7日
(直接見聞きしたわけではないものの)その中で争いを拒んで死んでいったアカファ人とオタワル人の若い恋人たち、望まれた役割を果たしつつも最も大事なものを失ったヴァン自身が語る「英雄」観(「鹿の王」とはなにか)等々がどんな風に影響したか……とかちゃんと描こうとされていたし
— 相楽 (@sagara1) 2022年2月7日
描いてあるのは分かるのだけど、なんか一応頭で分かってもこう、気持ちまではそんなに入っていかない、いけないというか。そんなところはあった。
— 相楽 (@sagara1) 2022年2月7日
あと、切々と心情を語る場面で劇伴がちょっとうるさかった。これだけ「察して」と要求する作りなら尚更、そこでぐいぐい迫るように盛り上げなくていいよとちょっと思わずにいられなかった。
— 相楽 (@sagara1) 2022年2月7日
○ククルス・ドアンの島
『ククルス・ドアンの島』を観て、ニコニコと心に笑顔を浮かべながら帰ってきた。
— 相楽 (@sagara1) 2022年6月3日
終盤までいろいろとどうなんだろ、とも思いつつ、あまりに良い空気吸ってる彼を目にしたことで、ああ、うん、なんかこれはいいものだった!そんな気がする!!となって満足した。
ククルス・ドアンの島のマ・クベやドアンの立場や心情とかって、○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○示されてもいるのかな、と。 https://t.co/GtyzjIMCaI
— 相楽 (@sagara1) 2022年6月4日
ククルス・ドアンの島、粗があるというよりとにかく変だった……https://t.co/SeQHM0GVDq
— 相楽 (@sagara1) 2022年6月10日
"かつて子どもたちから親や平和や生活を奪う側だったドアンが全てを捨て今は守ろうとする子どもたちと暮らす島"に残置諜者&島の真実といった話を合体させるというめちゃくちゃ無理がある土台の上に、
モビルスーツに任侠映画的な殺陣をさせたり、妙に濃厚でレトロな心理や生活の描写(アクションが任侠映画の殺陣なら、心理描写は世話物か?みたいな……)を乗せた大変不思議な味わいを首を捻りながら観ていた所にマ=クベの余りに素敵な姿に感銘を受け「これはよいものだ」となった奇妙な体験だった。
— 相楽 (@sagara1) 2022年6月10日
○私に天使が舞い降りた!プレシャス・フレンズ
映画『私に天使が舞い降りた!プレシャス・フレンズ』観た。大変かわいらしくて素晴らしい。この作品では特に夏音さんの幸せを願って止まないので、その面でも大変満足できた。
— 相楽 (@sagara1) 2022年10月14日
ところで劇場版ゆるキャン△といいこれといい"今この時は奇跡のように幸福な……でも、その後の人生は?"といった pic.twitter.com/NCY72QdH4n
映画『私に天使が舞い降りた!プレシャス・フレンズ』、一応ネタバレ?な感想も少し。夏音さん良かったね、一組の一方的な以心伝心の楽しさ、それを超える真のホラーの在り処といった話。 https://t.co/B5Fft0l6Zh
— 相楽 (@sagara1) 2022年10月14日
まず、劇場版の素敵な画のアニメ映画だった。
事ある毎に変わるキャラクターの服装(ファッション全然分からないのでおよそ自信持っては言えないだけど、映像となったこの作品においてはここの差異からも、観ていて何かを察し得るのではと思う)、出会いの階段場面の座り方をはじめ、姿勢や体格というか身体の線や印象の描き分け。クライマックスのその部屋で駆け寄り手を伸ばす場面の作画。とても良かった。
ただ、劇伴が頻繁に主張しすぎる映画だった。
たとえば例外的にそうしていたと思えた保健室のように、もっと画と(きちんと編まれた)展開と演技に任せる、観客の受け止め方、理解力、想像力に任せる演出があり得たと思う。というかごく個人的にそうしてくれた方が好ましかった。
あと、これは余談なのだけれど。
劇中で主人公・こころがクラスメートたちから受けた仕打ちは卑劣で陰湿で、酷いもので。フリースクールの担当者が、そして親が、全面的に彼女の味方をすることも、そう描くこともきっと、正しい。半端な態度は端的に害になる。
ただ、例えばウレシノの叫びを踏まえると、この作者/作品はあるいは分かって描いているのかとも思いはするのだけれど(この作品しか読んだことのない作家であることもあり、正直、そこは自分にはよくわからない)。
"こいつらは今だけに生きてる。視野が狭い。馬鹿だ。成績だって悪い。これからもどうせ変わらない。十年先も二十年先も。ろくでもない未来が待ってる"
そうした蔑みはたとえ本人が意識の表面で把握していなかったって、きっと相手に伝わるものと思う。ほぼ例外なく、子どもでも大人でも、人間はそういうことには非常に敏感な生き物ではと思う。
だから、もしも仮に、数を頼みにしたり陰湿な企みでぶつかるのでなく、一対一で正面から「お前、私(たち)のこと馬鹿にしてるだろう。分かるよ。それが気に食わない」とはっきり認めて食って掛かってくれるような相手がいたとしたら、それはきっとある意味でとても良いやつだし、ある意味で少しばかり鼻にかけた「賢さ」なんかより相手の方がよほど知恵深いとも言えるのではとも思う。
『かがみの孤城』という作品でそういう視点が「必要」かと言えば微妙かな、別に「必要」ではないかな、とは思うのだけれど……なんというか作品に留まらないある種の人間観とか人生観のようなものとして、子どもでなくある程度以上の年齢なら(あるいはもし可能ならば勿論子どものうちからでも)、そういうこともちゃんと分かったほうが良いのではないかと思えたりもする。
○漁港の肉子ちゃん
「普通」に描いていったらあのラストの(幾つもの呪いも解く)祝福、飲み込めないというか。いっそ許せないと思う人すら少なくないかと思う。でも、この作品なら描き、届けることができる。そういう最高の喜劇なのだと思う。
○地球外少年少女
『地球外少年少女』、ネタバレなので伏せるけどAIの能力やその脅威の描写、作中キャラクターの捉え方も面白かった。 https://t.co/NysbZSYztI
— 相楽 (@sagara1) 2022年1月29日
○コードギアス関連
そういえば観てなかったな、とアマプラで『復活のルルーシュ』眺めてたらhttps://t.co/p35UkocM69
— 相楽 (@sagara1) 2022年7月9日
序盤で「あれ?シャーリー生きてるの?なんで?」となった。どうやら"劇場版総集編だと生き延びるんだよ!"ということらしく、そうか、まずそっちからか……ってなった。三部作で6時間超え?そう……。
R2までの物語を“なかったこと”にしないためにわざわざ分岐ストーリーを用意した心遣いがとてもうれしかったですね。新作パートがあったり、R2序盤相当箇所がスザクにフォーカスされて新鮮だったりしますが、あくまでも総集編的な再構成版なので、完全新録の芝居を聴けるBGVとして気楽に観るとよいかと
— 爆裂トマト (@extomato) 2022年7月9日
というわけでhttps://t.co/gSqA1vyWpD
— 相楽 (@sagara1) 2022年7月21日
コードギアス劇場版総集編三部作~復活のルルーシュ観たのだけど。
"家族やマオのエピソードなくなったので生き延びたよ"という情報だけ踏まえておけば三部作視聴そんな必要じゃなかったな?とも思いつつ、でも復活~観て残る感想って、
最後の名前のところと「シャーリーさん、良かったね!!」な一枚絵の二箇所に尽きる趣もあるので、やっぱり観た上で「シャーリーさん、良かったね!!」と大変温かい気持ちで区切りがついてくれたのは悪くなかったのかもしれない。
— 相楽 (@sagara1) 2022年7月21日
"ここ"には私の居場所なんてあるわけないと思えばこそ月=ここではないどこかを夢見た「Fly Me to the Moon」の擬人化なヒロインと、その居場所になりながら、少女が語ったかつての夢を自分の夢としてしまい駆け抜けた少年の物語。鮮やかだった。
○ウェンズデー
「アダムスファミリーの世界でウェンズデーを主人公にハリーポッター」「邪悪二次創作ハリポタ」と評判のティム・バートン監督『ウェンズデー』を観始めた。
— 相楽 (@sagara1) 2022年11月30日
「ハリポタの時点で割と邪悪では?」との疑問には開始3分弱で「とりあえず、邪悪だね」と理解らせてくれる。まずは1話観た。とても愉しい。 pic.twitter.com/aO5ddJhcCo
netflix配信『ウェンズデー』面白かった。
— 相楽 (@sagara1) 2022年12月3日
まずなんといっても主役のウェンズデーさん。開始3分で見事にキャラ立てしてきた上https://t.co/v1eXFPylPR
8話構成の中盤4話まではお着替えノルマを課せられていたりする。
1話フェンシング、2話黒猫フォーム、3話ウェスタン?メイド、4話古風なドレス姿。 pic.twitter.com/c75nR6nsFN
ただ、先掲3枚目の場面もそうだし、4話ドレス姿で出てきてすぐの発言がこれ(1枚目)であることからも明らかなように、ゴスロリ少女のビジュアル的魅力の極限を体現しつつ、上辺の取り繕った社会規範に中指を立て続けながら、割と随所でポリティカルにコレクトっぽい風情も作品の特徴だったりする。 pic.twitter.com/waPCvL7VBu
— 相楽 (@sagara1) 2022年12月3日
フェンシング衣装を着ればマスクも剣先カバーも外した真剣勝負を要求し繰り広げ、黒猫衣装では互いに妨害上等の激しいチーム戦で活躍、ウェスタンメイド姿では友人を救い大好きな拷問行為に勤しみ、そして古風なドレス姿では極めつけの謎ダンスを踊る(特に必見)。 pic.twitter.com/BJAAvmPBMR
— 相楽 (@sagara1) 2022年12月3日
ウェンズデーは綺麗な外見を愛でられる存在であるより、その存在がいつも劇的な事態を巻き起こすトラブルの中心で在り続ける。
— 相楽 (@sagara1) 2022年12月3日
なお、話全体が歴史を通じて繰り返されてきた「普通」の人々によるウェンズデーたち人外の「のけもの」たちの迫害、それとも重ねられるような父母たちの子どもの抑圧とその呪縛を逃れての自立といったテーマを一貫して描きつつ、
— 相楽 (@sagara1) 2022年12月3日
最大の「悪」として示されるのが建国の父たち、ピルグリム・ファーザーズの原住民迫害そして(セイレム魔女裁判に代表される)魔女狩りだというのも、いろいろと現代性というやつも帯びつつ、ティム・バートン監督作品らしくもあればアダムスファミリーらしくもあるのだろうともぼんやり思う。
— 相楽 (@sagara1) 2022年12月3日
ウェンズデーのルームメイト、がんばって作っている満面の笑顔が印象的な、いつも快活であろうとしている人狼少女イーニッドとの友情……いわゆるシスターフッド?というのも大きな見どころかとも思う。
— 相楽 (@sagara1) 2022年12月3日
イーニッドが明快に大好きな少年がいる異性愛者と描かれてる事がご不満な向きもあるようだけど。 pic.twitter.com/PAHJBfEZHC
学園内で起きる連続殺人、それに絡む謎の怪物や父母や祖先から続く様々な因縁の行方を追うミステリーとしても面白い。
— 相楽 (@sagara1) 2022年12月3日
2Pカラーのウェンズデーみたいなアダムスファミリーのご先祖様も登場して、そこも愉しい。 pic.twitter.com/8iaMGXA7mp
原作とは別物の、零と雪風とブッカーの激重三角関係&SFアクションアニメとして傑作。ある種奇跡的では。
○マチルダ・ザ・ミュージカル
端的に言えば『チャーリーとチョコレート工場』が好きな人にはまず間違いなくお勧め。
Netflix12/25公開のこの作品、めちゃくちゃ面白い。
ロアルド・ダール原作、クソすぎる育児放棄両親の下に生まれた「やられっ放しはダメ」が信条のしぶと過ぎる天才少女が、エマ・トンプソン演じる元五輪ハンマー投げ金メダリストで生徒をウジ虫共と呼ぶ管理教育の鬼と激しくバトル。
まずは下のリンク先の予告編
終わり近くにもある、38分あたりの「ハンマー投げ」の場面までぜひ観て欲しい。
そのくだりだけでも抜粋である予告編の更に数倍面白い。
活き活きしたナレーション、弾道を見守りつつの室伏ばりの咆哮(までは上げないけど)、生死確認後の顛末……作品を彩る奇矯さ、ブラックユーモア、生命力、だいたいの魅力が例えばそこで見事に提示されてる。
ネットフリックスの『スプリガン』配信されてる6話まで観た。
— 相楽 (@sagara1) 2022年6月19日
3話!特に好きだな。ここ以降、アクションや移動の流れをあまり会話が邪魔しなくなるし、染井芳乃のコロコロと顔つきも表に出る性格も変わっていくのを描く画も、伊瀬茉莉也さんの演技も素晴らしくいい。英雄王の顔芸?も良かった。
暁もいいキャラクターだし。
— 相楽 (@sagara1) 2022年6月19日
4話では系統としては例えばアポクリファのアタランテ風な鋭さを前面に柔らかさも覗かせる早見沙織さんが聴けて嬉しかった。
5話、朧さん、記憶の中で細身長身キャラのイメージになってたのだけど、そういえばそうでもないんだっけ……でも、なんか、ここまでずんぐりむっくりした感じではなかったような……ちょっと面白かった。
— 相楽 (@sagara1) 2022年6月19日
6話、師弟対決のアクションがいい。続きも楽しみ。
○ヴァンパイア・イン・ザ・ガーデン
ネットフリックス配信のヴァンパイア・イン・ザ・ガーデン2話まで観た。https://t.co/segegRKJ8f
— 相楽 (@sagara1) 2022年5月16日
2話後半、ガレージから出て待ち構え剣を抜き放つおっさん(ここ、特に好き)、走り込むフィーネ……からのアクション、そして脱出劇の画と流れ、結構好きだなー。
そういえばネットフリックス配信のヴァンパイア・イン・ザ・ガーデン、パグアニメでもあった。 pic.twitter.com/ANckCimsBQ
— 相楽 (@sagara1) 2022年5月17日