アニメ『ガールズバンドクライ』感想まとめ

アニメ『ガールズバンドクライ』感想まとめ

キャラクターのころころと変わる表情、情感豊かな仕草など躍動感あるCGで綴られる、迷走を繰り返しつつ全速力で駆けていく青春模様が楽しい。

序盤(1-2話)からなんといっても特に、井芹仁菜という面倒くささの権化……勝手に反発、勝手にほだされそうになり、勝手にそんな自分が嫌になり逃げ出す。逃げ腰になる時の口癖は「私が悪いんです」「ごめんなさい」、いよいよ逃げる際の捨て台詞は「ありがとうございました!」という普通に最悪すぎるんだけどこれで愛すべきキャラとして立ってきている存在のあまりの面白さと、それを成り立たせる作劇の素晴らしさに引き込まれる。

 

アニメ『アイドルマスターシンデレラガールズU149』感想メモ

アニメ『アイドルマスターシンデレラガールズU149』感想メモ


アイドルマスター派生の漫画作品の中でもキャラクター/ストーリーの魅力、マンガとしての表現の巧さ等多方面で群を抜いた面白さと思える原作漫画を、しかし、概ね原案として扱い独自のストーリーを描いていきそうな(1,2話時点)、アニメ版U149。

ただ、本編、OP、EDと文句なしの素晴らしい画、動き、演出が繰り出されていて(同じく1,2話時点)原作漫画版ともまた異なる魅力が大いに描かれていきそうで楽しみな作品となっている。

『機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2』感想

機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2』感想

1期から引き続き、毎週毎週色々と(やや露悪的ではある)話題作りと視聴者を楽しく転がしてくれる工夫に満ちていてリアルタイムで追いかけていくことで面白さが大きく増すよう設計されたアニメだなー、と強く思わされる。
そういう空気もこうしてまとめておくことで不完全でも残しておくことが(また、そうすることで振り返ることが)できたら少し、面白くもあるのかなとも思う。

アニメ『転生王女と天才令嬢の魔法革命』各話感想まとめ

アニメ『転生王女と天才令嬢の魔法革命』各話感想まとめ

まとめ内でも紹介した記事にあるように、数年前くらいに評判が地に堕ちていたディオメディアもいまや優良制作会社の一角なのかな、と思わせてくれる作品だと思う。

アニメ『冰剣の魔術師が世界を統べる』各話感想まとめ

アニメ『冰剣の魔術師が世界を統べる』各話感想まとめ

話数が進む度に、(自分含め)人々が冰剣の魔術師の本質に気づいて惹きつけられ作品の見方、評価をガラリと変えていく(大雑把に言って、3話4話あたりを境に空気が変わり、5話で決定的に)。

色んな人の視聴態度の変遷がこれくらい面白い作品も珍しいと思う。

そもそも、この作品自体が多方面において非常に面白いわけだけど。    

アニメ版『もういっぽん!』感想メモ

アニメ版『もういっぽん!』感想メモ

完璧な導入だった1話に惹かれ、原作既刊21巻まで読んでみたところ、どの巻も出し惜しみしない熱い展開に満ちていて面白く。

20巻p186-187の見開きでの立川学園柔道部顧問・犬威の言葉に象徴されているように愛すべきキャラクターたちの(これは主人公たちだけに留まらず、作中に現れる主だった人物全般について)掛け替えのない今を、そしてこれから未来へと続いていく人生を大事に預かって描いているような印象、魅力がある作品だと思えた。

 

原作者の村岡ユウさんのこうした投稿もあるように

その上でアニメはどのように原作を翻案して魅力的な作品として見せていくのか追っていってみようと思う。

 

アニメ『お兄ちゃんはおしまい!』感想メモ

『お兄ちゃんはおしまい!』感想メモ


「おにまい」こと『お兄ちゃんはおしまい!』というこの作品、いわゆるTSの中でも"美少女になりたい"という願望、そして"美少女になったらこうなる"という体験、感覚、実感に異常なまでに「本気」なことが特異なんだろうと推測させられる。

 

映像を観ているだけで序盤から、全体に、ただ意味も無くアニメとして「巧いこと自体のために巧い描写」というのではなく「"美少女になったらこうなる"という体験、感覚、実感」という異様な迫力で追究しているのだと思われるテーマに沿った巧さが全編に渡り繰り出されてるんだと改めて理解(わか)らされずにはいられない。

めちゃくちゃ凄いなと思いつつ、うん、正直割と怖くもあるよ……。