※なんか一日一記事みたいなので、面倒だけど一日未来の記事扱いに(3/5記載)
最近、某日のMixi日記で落語に興味を持たれたというマイミクシィの方がいて。
早速、押し付けるように以下のDVDを送らせて頂きました。
※『はてなの茶碗』は上方落語を代表する傑作にして、米朝の十八番中の十八番。
米朝全集より-------
私が一番好きな演者による、一番好きな噺でもあります。
『天狗裁き』の代官役も、米朝の高座こそはそれはもう、至芸と言えるでしょう。
まぁ、ある種マニア的になにかのジャンルが好きな人間というのは、概ね、それにやや縁遠いジャンルの知人を引きずりこむ機会を観るや、ギラリと眼を光らせ、ニタリと口を歪ませるものではないかと。
枝雀全集より------
第一集『寝床』『代書』
第十九集『はてなの茶碗』『始末の極意』
他にもマニアには他にもプラスマイナス織り交ぜて、いろいろな生態があるのですが------
そこらへんの機微に関しては、
「今日の早川さん」というブログ漫画がものすっっっごくうまく描いちゃってますね。
http://horror.g.hatena.ne.jp/COCO/?word=%2a%5b%e4%bb%8a%e6%97%a5%e3%81%ae%e6%97%a9%e5%b7%9d%e3%81%95%e3%82%93%5d
書籍化もされ、ごく限られた界隈では非常に話題にもなりました。
「SFが読みたい!」という、長らく日陰に虐げられてきた業界のプロパガンダ特集号にも、表紙その他で大採用されちゃうくらいですから。
さて、マニア心理とはそんなものだと思うわけですが------
……まぁ、ここから、はっきりいってもんの凄く手前勝手な、《スーパー俺様タイム》に入ってしまうわけですが。
ぶっちゃけた話ですね。
つまり。
その。
どなたか、《東方》同人マニアかつ東京圏にお住まいの方で。
こんなご奇特にして神様みたいに心が寛い方、いらっしゃいませんかね。
《なに、貴様。東方同人が好きだと。その癖、忙しいだなんだ抜かしやがって、2007年後半以降の同人誌だの同人CDだのはろくに知らんだと?わかった。お前、ちょっと来い。例えば、お前の読みたいのは何か?徒歩二分か。FLIPFLOPsか。ロケット燃料★21か。ホットドッグチャックか。まりおねっと装甲猟兵か。ヤゴの穴か。喜栄座cmpか。みずたたきか。あん?そこらへんともかく全部?そうか。いいからそこに直れ。全部送りつけたる。あるいはお前、ちょっと暇なときこっち来い。全部読ませたるから》まぁ、《お前はナニを都合の良すぎることを抜かしているのだ》という感じですが。
さすがに、あの膨大な数の中から新刊チェックとかするの辛いんですよ。。。
あと、どうせなら、自分より遥かによく知っている人と話でもしながら読みたいじゃないですか。ファン心理として。
それとですねぇ。
多分、東方の世界観好きな方なら、落語とかその他の伝統芸能にも波長が合うんじゃないかと思うんですよねえ。
だって、神主ことZUN氏なんて、《明らかに落語、お好きなんだろうなぁ》という臭いがありますし。
まぁ、つい先日、はじめて《人形文楽》観に行った公演の感想ででも書いたんですが。
なぜか、文楽見ながら脳内で「ごっすんごっすん五寸釘〜♪」と映像と音が再生された十分弱があったという、かなり脳の奥深くまで病状が進行している人間がここに実在するわけですが。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=731708263&owner_id=211281
「ごっすんごっすん五寸釘〜♪」というのは言うまでもなく、これのことなんですけどね。
まぁ、《人形》繋がりといえばそれだけなんですが。
「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」
http://shatyou.hp.infoseek.co.jp/IOSYS_tohootomebayashi_loving.swf
《なんだか、一つの原曲を元に幾つも幾重もの、時には百を超えるアレンジ曲が出来ていく《東方》の世界って、超無理押しすれば、ある種落語とか伝統芸能の世界に通じるものが……あるのか?(随分短い伝統だなぁ、おい)》
とか、そんな意味不明の連想してたりするわけです。
《このFLASHの「上海 上海 上海 上海 蓬莱) 蓬莱 蓬莱 蓬莱 仏蘭西 和蘭陀 西蔵) 京都 倫敦 露西亜 奥尓良!!」って一番有名なくだりって、落語や歌舞伎の地名の言い立てとも通じるところが……どちからというと、井上陽水作詞、PUFFY「アジアの純真」からなんだろうけど、アレもそもそも…》
まぁ、方々からお叱りを受けそうな、あまりにも無茶苦茶な飛躍ですみませんが。
しかしねぇ------
例えば故・桂枝雀師匠なんてあれ、高座から笑いの弾幕飛ばしてたみたいなもんですからねぇ。
なんて撃たれでもしたら、笑いの残機が幾らあっても足りやしませんよ。
絶符「地獄八景亡者戯(じごくはっけいもうじゃのたわむれ)」
ちなみにこのまんま東方のスペルカード名みたいなの、本当に落語の題名そのものなんですけどね。
米朝師匠が長年埋もれていたこの落語界屈指の大ネタを復活させ、それを枝雀師匠も独自の芸境で演じ、今後もこのお二人以上の演者は出てこないだろう、という超爆笑必至の噺なわけですが。
ええ、この枝雀のボム、『地獄八景亡者戯』ならヤマザナドゥも一蹴できますね。
こまっちゃんなど鼻息で飛ばせちゃいますよ?
まぁ、とりあえずは枝雀「寝床」でも。
《山田くーん-------残機全部もっていきなさい》。
映像無しだと面白さ半減ですけどねー。音質も悪いしねー。当たり前ですけど。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1656449
まぁ、他にも
鳥捕符「天王寺仁輪加鷺捕」とかさ。《東方M−1グランプリ》があって、あんなに面白いならさー。
http://homepage3.nifty.com/rakugo/kamigata/rakugo42.htm
《東方落語》があってもいいと思うんだよねー。
まぁ、《だったらお前が作れ!》って話ですけれど。
ともあれ、この世のどこかに、そんなご奇特な方、いらっしゃらないでしょうか。
まぁ、そんな与太話でした。