「東京かわら版」2006年4月号の新真打・柳家三三のコメント。


今月の「東京かわら版」の、今春真打に昇進した五人の噺家のコメントから、小三治門下の大期待株として知られる、柳家三三

好きなのは<せつない噺>。例えば「つるつる」や「三年目」。失われた時間が描かれているものです。それって取り返しがつかない、けどなんとかしたい、というもどかしさに苦しむ状態がたまらない・・・あ、やっぱりMだ(笑)。噺とは関係ないけど、そんな気持ちが判る人は北村薫さんの「スキップ」という小説は必読!ただし「好き」と「得意」は別問題・・・


…………。

6/11-12の真打昇進披露落語会とか、面白そうだから聴きにいってみようか。
小三治独演会/一門会なんかで聴いてもいつも愉しい人だし。


……ただ、こうした明るい話題の一方で、落語に関しては、とにもかくにも、三太楼師匠の話がひどく気になってしまう。それこそ、淀五郎が団蔵を驚かせたように、それまでにも優る姿で早く高座に帰ってきて欲しいと思わずにはいられない。