アイドルマスターシンデレラガールズ第13話「“It's about time to become Cinderella girls!"」感想です。
見事な大団円が描かれる中で行われた、過去の諸々を踏まえての幾つかの「リベンジ」について書いていってみたいと思います。
デレマス感想過去記事はこちらをどうぞ。
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http://d.hatena.ne.jp/skipturnreset/20150406
ニュージェネレーションズのリベンジ
そして、ニュージェネレーションズのリベンジパートは、6話のコンテ・演出・作監を担当された長町さんが作監をされました。6話を制作していた時から、このシーンは自分でやりたいと仰っていました。きっと3人と同じ気持ちだったんだと思います! #imas_cg
— アイドルマスター (@imas_anime) 2015, 4月 10
再びニュージェネへの試練燃えるね! #imas_cg
— まがなん太P (@magana824) 2015, 4月 10
やっと笑顔のニュージェネのステージを描いて6話が終わった感 #imas_cg
— まがなん太P (@magana824) 2015, 4月 10
ひとまずお疲れ様でした!やれて良かった!
— まがなん太P (@magana824) 2015, 4月 10
12話の各ユニットの思いがすれ違っていたあの夜にも未央が「リベンジ」と明言し、凛と卯月も同調した思い。
鮮やかで晴れやかな達成があまりにも見事でした。
「みなさーん、はじめまして。ニュージェネレーションズです!!」
まだ止まない雨、ぬかるんだ地面の客席を前にして。
画面に映るシンデレラプロジェクトのロゴと、流れる星々とを背負ってる画。
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— 相楽 (@sagara1) 2015, 4月 10
で、揃って最高の笑顔を見せ、客席も笑顔に元気にし、夢中で歌い踊り、自らの足で飛び上がったライブの途中、そしてやり終えた時、画面は溢れだす輝きと「new generations」のロゴが大映しになってる。
#imas_cg pic.twitter.com/D5JrLAW7ZU
— 相楽 (@sagara1) 2015, 4月 10
6話と13話、ラブライカ(とアーニャ&蘭子)、NG、それぞれの舞台があえて振り付けのどこを見せるかが重ねられて描かれてるの、改めて6話該当箇所も再視聴して見比べると、ちょっと簡単に言葉にならない感慨があるな……。素晴らしかったな……。
#imas_cg
— 相楽 (@sagara1) 2015, 4月 10
本田未央。
6話。そして13話。
「プロデューサー…」
「…?」
「ありがとう!……アイドル、やめなくて、良かった…!」
「いい…笑顔でした」
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— 相楽 (@sagara1) 2015, 4月 10
P「今日は、どうでしたか?」
凛「……」
凛「楽しかった……」
P(息を呑む)
凛「と思う…」
凛(笑顔)
凛&P(無言で並んで夜空を見上げる)
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— 相楽 (@sagara1) 2015, 4月 10
素晴らしく力の入った描写だったなあ。で、この後、1話では「いえ、今は、まだ」だった渋谷凛の笑顔を前にプロデューサーは言葉もなかった、という流れ。「夢中になれる何か、心を動かされる何か」。夢中にさせ、心を動かす笑顔。
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— 相楽 (@sagara1) 2015, 4月 10
13話終盤の未央、凛の「笑顔」とそれへの反応。
未央の喜びと笑顔も勿論この上ない素晴らしさだったんだけど、なんだかプロデューサーにとっての凛の笑顔、凛との関係というのは妙にプレミア感があるというか……まあ、よく言われる「正妻」という趣は否めないよな……。
#imas_cg
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なんとなく。
デレマス、6話ラスト⇔13話ラスト。
良かったなあ。
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— 相楽 (@sagara1) 2015, 4月 10
NO MAKE13話の島村さんが涙を溜めた笑顔で大事そうに抱えたファンレター、養成所の同期からのものなのか。
毎回思うけど、NO MAKEは本編補完というかもう、これも含めて本編という重みがあるよな……。
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— 相楽 (@sagara1) 2015, 4月 10
今回、NO MAKEはいつものこととして、マジックアワーの方も本編と関わりまくりで、かつ、両方で(本編では正直最近影が薄めだった(でも、そこにいるだけでとても大きい))島村さんが大活躍だなー。
#imas_cg
— 相楽 (@sagara1) 2015, 4月 10
※養成所で同期たちが次々に止めていきただ独り残り、それでも「笑顔」を決して失わずに待ち続けて。そんな、天使ではなく実に一人の「人間」らしいものだったろう島村卯月の思いと不安とその上での輝きについては7話感想で諸々触れています。
裸足強調は全体的には『シンデレラ』の寓意で"ガラスの靴を脱いでも≒魔法が解けても今や彼女たちはアイドルだ”という話。
卯月「夢みたいです」凛「でも、夢じゃないんだね」未央「うん。今度こそ……」全員「夢じゃない!!」
#imas_cg https://t.co/RNlL7WsOzK
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続き)
全員「ファンレター…?」P「ええ、それと会場で配布していたアンケートと」
みく「ファンレター……」卯月「アイドルみたいですねー……」
(卯月以外の皆で笑う)
皆「「アイドルだよ!!」」
これもその流れの話。
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— 相楽 (@sagara1) 2015, 4月 10
神崎蘭子の「リベンジ」
ラブランコのライブ前半も作監としてちょっと描きましたよ。ここも6話つながりとしてやっぱりやりたかった!
— まがなん太P (@magana824) 2015, 4月 10
「だ、第二形態より先は、未知の…」
「…っ…あの……合宿の時、私、三人で…スペシャルトレーニングで…その…」
「誰かと一緒に何かをするのって、すごく、ドキドキしました」
あえて蘭子語でなく語り「一緒に」と前に出る姿。
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— 相楽 (@sagara1) 2015, 4月 10
勿論それは、蘭子は蘭子らしく自分の曲で輝いて。
更にその上で、という描写。
「代役」の説得力として見事過ぎるくらいに見事な流れだった。
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— 相楽 (@sagara1) 2015, 4月 10
大歓声をBGMにしての蘭子のこの画も素晴らしかったな。
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— 相楽 (@sagara1) 2015, 4月 10
蘭子とラブライカ(特にアーニャ)の関係は12話、OP、4話の蘭子語翻訳をNGが新田さんに頼る、8話冒頭一緒に居る蘭子とアーニャなど色々あったけど。中でも、
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— 相楽 (@sagara1) 2015, 4月 11
皆に「何か力になれますか」と手を差し伸べられ続けて来た蘭子が
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https://t.co/brn4pSrcwe
今は強い思いを抱えつつ悩み惑う仲間に向けて自ら踏み出し手を差し伸べる、という構図でもあったんだな、と。
#imas_cg
— 相楽 (@sagara1) 2015, 4月 11
アーニャの踏み込み。 「ごめんなさい。難しい言葉ですね」 ここで"まずはもっと分かるように説明して下さい"ではなく。 そっと後ろで寄り添っていたのを前に回り優しく覗きこみ。 「蘭子、何か力になれること、ありますか?」 #imas_cg pic.twitter.com/aOtlaKjL3G
— 相楽 (@sagara1) 2015, 3月 8凛「言葉とかの前に、もっと蘭子に近づいてみたら」 みりあ(蘭子に向かって)「そっか、大変だね」 智絵里「気持ちを伝えるのって、難しいよね」 蘭子「プロデューサーっ!……言えた」 #imas_cg pic.twitter.com/K81BMJqxaA
— 相楽 (@sagara1) 2015, 3月 8
8話周囲のサポートの中でもアーニャの「蘭子、何か力になれること、ありますか?」は一際嬉しいものだったろうし。
NT5月号各ユニットインタビューでアーニャが語っているように同じ寮で生活している事からも仲が良かったりも。
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— 相楽 (@sagara1) 2015, 4月 11
ステージの順番として。
1:ローゼンブルグエンゲル
↓
(アスタリスクがトークで繋ぐ)
↓
2:アナスタシア&蘭子
↓
(雷雨中断)
↓
3:ニュージェネレーションズ
↓
4:キャンディーアイランド
↓
5:凸レーション
↓
6:アスタリスク。
他はデビュー順をなぞりつつ、蘭子が例外的にただでさえプレッシャーが大きいだろうトップバッターを務め。
更に、大急ぎで衣装も方向性も一転させ新田さんの代役として再びステージへ。
厳しい状況から一気に会場の盛り上がりを取り戻させたニュージェネレーションズの大活躍の一方、神崎蘭子の奮闘ぶりも特筆すべきものであったりもしました。
※4/13に公式に当日のセットリストが公開されたので追記。
シンデレラ公式サイトにて第13話あらすじ&場面写を更新!さらにWEB Newtypeにて第13話ライブのセットリストを公開中! http://t.co/SFG1Pc3wNm http://t.co/KtckLxc7K4 pic.twitter.com/Tp4AiHooA5
— アイドルマスター (@imas_anime) 2015, 4月 13
城ヶ崎美嘉の、新田美波の「リベンジ」
「風邪ではないそうですが、極度の緊張で発熱が…」
※心因性発熱(ストレス性高体温症)について
http://t.co/OKx6rtgd1V
皆のライブ成功を見て美嘉にも励まされ。
急回復も特に不思議ではないですね。
#imas_cg pic.twitter.com/yNv32xKUBv
— 相楽 (@sagara1) 2015, 4月 10
@sagara1 前回未央が陥ってた状態に美波がなり「やらなきゃ」から、みんなの頑張り、励まし等があって、みんな一緒のステージ、その先を見たい「やりたい」って気持ちが+になったとか。LL脳としては、ステージ成功してもアーニャがずっと不安そうな顔していたのを笑顔にしたかったからとw
— とーか (@yumetya_toka) 2015, 4月 10
@yumetya_toka パートナーのアーニャは何かおかしい美波の様子(画としても段々顔が紅潮していってる)に気づいて心配し続けてる一方、Pは6話まで未央がリーダーとして十二分にNGを引っ張りつつ抱えてしまっていた誤解や過剰な期待に気付けていなかったように、
#imas_cg
— 相楽 (@sagara1) 2015, 4月 11
@yumetya_toka 十分には新田さんに配慮できていなかった、という事でもあるんですよね。
ただ、今回は周囲が速やかにサポートし「代役」も含めライブを大成功させ、それでプレッシャーと緊張からやや解放された新田さんも「一緒に」最高のステージに立つことが出来、
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— 相楽 (@sagara1) 2015, 4月 11
@yumetya_toka そんな新田さんに7話で「部外者」だった美嘉も付き添い励まし続けたというのも素晴らしい構図でした。
城ヶ崎美嘉にとって、最愛の妹を含む大切な後輩たちに肝心な時に力になってやれなかったこと(7話)のリベンジという面もあったかと思えます。
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— 相楽 (@sagara1) 2015, 4月 11
美嘉が新田ちゃんを見舞うここ、美嘉はドアを閉める音すらできるだけたてないように気を遣っているんだよなあ。優しい子だよ、ほんと #imas_cg pic.twitter.com/HXVF4Cgwpr
— 朗読P, et al. (@Whitethroat) 2015, 4月 10
ニュージェネレーションズが6話ライブで抱え込んだ思いをこの13話のライブでようやく乗り越えきれた一方。
新田美波は晴れの舞台で発熱、自らのユニットのステージに立てないという痛恨を仲間たちの精一杯の頑張りに支えられ、(自分/自分たちだって大変だろう中にも関わらず付き添い続けた)先輩アイドル城ヶ崎美嘉の熱心な励ましと発破(彼女なりの先輩アイドルとしての「リベンジ」でもあっただろう)もあって。
このフェスの間に最高の「リベンジ」が出来たという構図になります。
新田さんはかつての未央と同じようにリーダーとしての務めを十二分に果たしつつも気負いすぎ、Pはアイドルの心情を捉え損ね……同じような失敗を犯しつつも、しかし、確かに「一緒に一歩ずつ階段を登って」来ている彼らはより良くそれを乗り越えてみせる。
CP14人とP、15人が登って行く、それぞれの「シンデレラ」像に繋がっていく螺旋階段。
なお。
CPのリーダーの新田さんが過度の緊張で発熱、倒れたという話が入ってくる直前。
346プロの看板アイドル(に見える)、いつもセンターを務めている飄々とした高垣楓も、控室で息も絶え絶えの様子が描かれている。
#imas_cg pic.twitter.com/EA2JqCQyi6
— 相楽 (@sagara1) 2015, 4月 10
という形で新田さんが直面した重圧を重ねて示してもみせれば、描く世界を拡げてもみせる演出(CPたち以外もフェスの会場で各々の思いを抱え、各々の精一杯をやりきっている。またあの高垣楓も裏にこんな姿を抱えている)、実に素晴らしかったと思います。Pにとっての「リベンジ」
やや「リベンジ」というには難があるかもしれませんが。
この3ヶ月の彼女たちの成長をご確認下さい pic.twitter.com/leus0w8WeW
— スタハノフ運動 (@stakhanov4) 2015, 4月 10
【第2話】
「プロデューサーさん、一緒にどうですか!?」「いえ、皆さんでどうぞ」
↓
【第13話】
;;;;;;;;;;; pic.twitter.com/RfmmWOBIjQ
— ふーみん (@fooooooomin) 2015, 4月 10
こういう話です。
追記(4/13)
13話終了時でも。
未央は観て応援し続けていてくれたファンの存在と思いを知り感極まり。
凛は「夢中になれる何か」の中にいた一日を振り返り「楽しかったよ」と語り。
卯月は「ずっと笑顔で」いられたことを喜ぶ。
一緒の舞台で歌い踊り、夜空を見上げながら、各々の星を見つめる。
それは他の仲間もPも同様。
12話の花火の夜に新田さんが「新しい景色が見えるチャンス」を「私自身が確かめてみたい」と語ったように。
「一緒に」という団結自体を目標としているアイドルはいなくて。
特にアニマス/765プロの天海春香と(括弧つきの)「無個性」「前向きさ」等で共通はするデレマス/シンデレラプロジェクトの島村卯月はまず、「自分が」笑顔でい続けることを心がけ、望んでいたりする。
なお、NO MAKE13話で養成所の同期からファンレターを受け取っての感激等でも繰り返し強調されるように。
諸々の思いを抱え「それでも」浮かべ続けるのが島村卯月の笑顔であることは、決して忘れるべきではないところ。
一つの星≒夢を皆が一丸となって追いかけ掴むのではなく。
各々自分の星を持つ面々が、競い合いも助け合いもする仲間として、そしてまず何より自分自身と向き合って輝きだし、その光を強めていく。
デレマス13話の全体曲「GOIN'!!!」でも一人一人やユニットに寄り続け。
最後の決めポーズくらいでしか全員を映さないライブ場面のカメラワークなどにもその在り方が反映されているようでもあったかなー、と。
#imas_cg pic.twitter.com/aUs3hMcESM
— 相楽 (@sagara1) 2015, 4月 13
いつもの。
ブログ向けに加筆&再編集した話の他、多方面の内容を随時、togetterでまとめています。
宜しければどうぞ。
○アニメ版『アイドルマスターシンデレラガールズ』(デレマス)感想
http://togetter.com/li/768711?page=1
↓13話分は下記リンク先から。
http://togetter.com/li/768711?page=85