- 作者: 清原なつの
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2001/06/15
- メディア: 文庫
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萩尾望都『銀の三角』、わかつきめぐみ『So What?』、坂田靖子『闇夜の本』『星喰い』『月と博士』など、この分野にはいい作品が多いなぁ。
なお、収録作品の白眉、「銀のクリメーヌ」は、実際にあったチンバンジーの言語研究のブームと衰退からイメージを得た作品であるようだ。
悲劇のチンパンジー―手話を覚え、脚光を浴び、忘れ去られた彼らの運命 (自然誌選書)
- 作者: ユージンリンデン,岡野恒也,柿沼美紀
- 出版社/メーカー: どうぶつ社
- 発売日: 1988/12
- メディア: 単行本
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- 作者: ハーバート・S.テラス,中野尚彦
- 出版社/メーカー: 思索社
- 発売日: 1986/02
- メディア: 単行本
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ちなみに、《科学の進歩とその過程における動物の犠牲》という事例では、より有名な例として、クドリャフカとスプートニク二号も連想させられる。
ただ、《科学》というテーマ以上に、《長く重ねられていく関係性》《それを壊す《外部》》《自己と対象の埋めがたい差異》といった要素は明らかにこの人の作風に合ったものなので、手話で語るチンパンジー:ニムの事例は正に選ばれるべくして選ばれた題材なのだろうと思える。