相沢沙呼さんの「マツリカ」シリーズ最新作、『マツリカ・マトリョシカ』。
ちょっと洒落にならない出来栄えの本格ミステリで青春ミステリで、なんなら最高レベルの「日常の謎」の系譜に連なる作品とも言えるかと思うので。
北村薫作品、米澤穂信作品が好きな人なら読めばほぼほぼ、好きになるのではと思えます。
きっとこれまでの相沢作品の中での最高傑作では、とも。
読了前後の諸々と感想などを少しメモとして残しておきます。
いま唐突に、平成のナントカって二つ名は羨ましいなと思ったけど、どうせそうツイートしたらみんな僕のこと昭和のふともも作家って言うんだろうなって。昭和の、って部分がすごい哀愁漂う。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年9月28日
僕がただの読者だった時代は、ほんと、日常の謎って、数年経たないと続刊が読めなかったりしてた気がするんだけれど(そもそも作品の数がす少なかったし)、最近は色々なジャンルの刊行点数増えたし、ペースも速いよなぁ。そのペースに追いつけない人間です……。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年9月28日
ただ、まぁ、自分の中で明確な定義はないものの『日常の謎』と『ライトミステリ』や『人の死なないミステリ』って別物だと感じていて、『日常の謎』だと感じられる作品は、まだまだ少ないとは思っています。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年9月28日
『日常の謎』もきちんと見れば本格なのだけれど、流行の『ライトミステリ』に紛れて埋没してしまった感じがある。それで、今回の『マツリカ・マトリョシカ』では、日常の謎も本格ミステリでしょ? という意気込みで書いたのだけれど……。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年9月28日
ところが、出来上がってみたら、なんか、自分の定義する『日常の謎』から外れてしまった(本末転倒) うん、これは、あんまり、『日常』ではないな……。まぁ、いいか、とは思ってるんだけれど。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年9月28日
あと今回の密室は、書いているときにわりと自分で手応えがよくわからなくて、「これバレバレじゃない? これバレバレじゃない!?」って色々な人に読んでもらったり(よそさまの編集者殿にも……)、したんだけれど、本格好きの人にも気に入ってもらえたようでなによりです。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年9月28日
先日もつぶやいたばかりhttps://t.co/KRoAtWLnbaだけど『マツリカ・マトリョシカ』買ってはあるので早く読まないと……
— 相楽 (@sagara1) 2017年9月28日
で。いわゆる「日常の謎」とは何か、という話題……それですけど……。https://t.co/IFaFTgIGi8
— 相楽 (@sagara1) 2017年9月28日
5年前のログか……他の方々はともかく、自分の諸々の発言について、内容云々もあるけど、まず「言い方ぁあああ!」って思う所、あるな。
こいつ、ちょっと色々まずいよな……
ともあれ。「『日常の謎』と『ライトミステリ』や『人の死なないミステリ』って別物だと感じていて、『日常の謎』だと感じられる作品は、まだまだ少ない」https://t.co/pX65LkqEfl昭和のふともも作家こと相沢沙呼さんの一連のお話、個人的にもまったくもってその通りだと思う。
— 相楽 (@sagara1) 2017年9月28日
まとめをざっと拝見しました。この当時に『ライトミステリ』という言葉が出てきていないようなのが、面白いと思いました。自分的には『ライトミステリ』という言葉が生まれたことによって、これまで単純に『日常の謎』と括られていたものが、ライトミステリと分類できるようになったかなと感じました
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年9月28日
恐縮です。なお、さらに恐縮なことに特にここ数年、ミステリ方面をあまり読んだり動向を追えたりしておらず。それこそ「ライトミステリ」といわれるジャンル?や作品群?がどんな風に出てきて、どんな風に読まれ、扱われているのか自分にはおよそ分からないということがあります。すみません。
— 相楽 (@sagara1) 2017年9月28日
ただ、それ以前から「日常の謎」という括り、あるいはその括りを用いての諸々の語られ方にはしばしば。そうした言葉が出てくるきっかけと言われる北村先生の作品を好む立場から、(まとめで書き飛ばしていたように)諸々の違和感等を否めないところは強く。
— 相楽 (@sagara1) 2017年9月28日
おそらくは今もそこら辺の問題(そもそも、これが問題だというのも僕の主観や感覚に過ぎないかもしれませんが)は残ったままなのでは、とはぼんやり思います(先述のようにここ数年、北村先生にも申し訳ないことにミステリ方面をあまり追えておらず本当にぼんやりと、なのですが)。
— 相楽 (@sagara1) 2017年9月28日
ところで、それはそれとして、あるいはその文脈?の上でも。マツリカシリーズ、あるいはそれ以上に酉乃初シリーズが僕は個人的にとても好きhttps://t.co/jdRCSeDKEAです。
— 相楽 (@sagara1) 2017年9月28日
マツリカ・マトリョシカも近いうちに楽しみに読ませて頂こうと思っています。
※二発言引用中略
今後の活躍……といいますか、基本的に出して頂ける本は概ね、一読者としてとても楽しみにしています。『小説の神様』もとても面白かったです。
— 相楽 (@sagara1) 2017年9月28日
以上、返信がなんだか妙に長い連投になってしまい、お目汚し失礼しました。
…………とりあえず読み終えたけど。かなり好きなシリーズではあったけど、ここまでガチ本格で多重解決、意外な犯人、意外な動機、ハウダニットもむちゃくちゃ充実で手掛かり提示も手が込みまくっている上、作家的強み?がある描写とガチ一体化、この犯人とこの探偵(及び名探偵)だからこその着地……
— 相楽 (@sagara1) 2017年9月30日
えーと……このシリーズ最新作、かなりぶっとんだ出来のような……。最近ミステリ方面あまり追えていないのであまり自信持ってはいえないけど。マツリカ・マトリョシカ、すごい作品なんでは、という感じが読み終えた直後だけどとってもしてる…………。
— 相楽 (@sagara1) 2017年9月30日
今、出先で携帯からしか見れないので他の人の感想とか漁れないけど、日曜夜に帰宅したらちょっといろいろ見て回ってみよう。他の人はこれ、どう読んだんだろ。気になる。
— 相楽 (@sagara1) 2017年9月30日
相沢沙呼「マツリカ・マトリョシカ」読了。シリーズ第三作目で初めての長編。多重解決!密室殺トルソー事件!開かずの間!二年前の事件!すごく本格ミステリでよかったです。電子版なのでページ数がわからず、噂のp.299がどこなのだろうかわかるだろうかと不安でしたが読めば一目瞭然でした。
— こざわ/とひ (@t_aldehyde) 2017年9月29日
相沢沙呼『マツリカ・マトリョシカ』読了。静かな喫茶店で読んでいたので、話題の299ページを見たときはいろいろと堪えるのに必死でした。鍵の件については、ロジックが鮮やかですごかったです。青崎先生が密室パズラーに成功と仰っていたけど、その通りだと思いました。
— 理人@読書・謎解き (@lichten_stein) 2017年9月17日
やはりあれ「噂のp.299」とかそういうものになってるのか。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
あの一文にどう反応すべきか「そうですね」or「うーん」、「そもそもあの一文は置かれるべきか」VS「勿論置かれるべきだろ最高だろ!」とか、まず自分の中で素敵な感想と意見の分裂があるな。>『マツリカ・マトリョシカ』
相沢沙呼『マツリカ・マトリョシカ』(角川書店)読了。廃墟の雑居ビルに住み着いているという謎めいた美女、マツリカに命じられ、高校生の柴山祐希はテニス部の部室を調べていた。施錠されていた美術準備室から、女子テニス部員の盗まれた制服を着せられたトルソーがみつかり、柴山は疑われることに。
— 杉本@むにゅ10号 (@longfish801) 2017年9月9日
マツリカ・マトリョシカ:シリーズ三作目だけど、ここから読んでも大丈夫。後輩の春日麻衣子から、美術準備室では二年前にも生徒が忽然と消えてしまったかのような事件が起きたと聞き知る。章がひとつ進むたびに仮説が提示されるが、密室の壁は崩れない。過去と現在、ふたつの密室をつなぐものとは。
— 杉本@むにゅ10号 (@longfish801) 2017年9月9日
マツリカ・マトリョシカ:若干踏みこんだ話になるけれど、密室の謎を解く経路設計が素晴らしい。被害者が人ではなくトルソーという「日常の謎」ならではの状況を最大限に活かすだけでなく、比較的思いつきやすい仮説がすべて否定された後でどうやって唯一の解に導くか、そこに気を配っているのが良い。
— 杉本@むにゅ10号 (@longfish801) 2017年9月9日
マツリカ・マトリョシカ:観察眼に優れた名探偵だからで済ませず、思考の枠組みは人それぞれだから、ひとりですべてを見渡すことはできないことを示す。それが、過去を乗り越えようと必死な柴山くんのドラマと整合している。青春ミステリにおいて素人探偵をどう描くか、新しい形が示されたと感じた。
— 杉本@むにゅ10号 (@longfish801) 2017年9月9日
【致命的ネタバレ】『マツリカ・マトリョシカ』p.299の三行目を読んで、○○○○○○○○○○○○○○○○○と思いました。 https://t.co/UcLyjxoJiz
— 杉本@むにゅ10号 (@longfish801) 2017年9月9日
致命的過ぎていささかまずい。https://t.co/OB4mhvMmoG
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
「「二回折っただけよ。可愛いでしょう?」
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
彼女は優雅な動きで、くるりと回転した。
短いスカートのぶりーつが遠心力で広がる。思わず、その光景をじっと観察してしまう」
マツリカ・マトリョシカp24。序盤からこの手の描写連発でアマガミやセイレンの世界にも違和感なく溶け込めそう(続く
続き)で実に素敵だった。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
(そうか、この視点人物、作中でも繰り返すようにここまで「紳士」だったか……)と驚きを噛みしめつつ認識を新たにしていたら、まさか終盤でああなるとはね……という、素晴らしい本格ミステリ青春ミステリの傑作だった。#本当に#恐ろしいことに本当なんだ
https://t.co/rWRWTHIm7A
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
待って。なんでよりによってそこで変換ミスしてたのか。
「ブリーツ」は普通にカタカナでした。
本当にごめんなさい。
「僕はある重大な事実に気が付いてしまった。あのポケットに目薬が収められていたということは、僕の瞳に落ちた液体は、村木さんの太腿に常に触れ、温められていたということに他ならないのだ……。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
な、なんだろう。ちょっとドキドキしてきた。これはつまり、僕はもう、(続く
続き)彼女の太腿に間接的に触れてしまったと同義なのではないだろうか?」
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
『マツリカ・マトリョシカ』p185
相沢沙呼マツリカシリーズの主な視点人物を務める柴山祐希。元々とても好きでなキャラクター&シリーズだったのが最新作で本当にますます好感度が更に跳ね上がったのだけど。(続く
続き)ごくごく真面目な話、本当にたまらなく好きで諸々共感もできる素晴らしいヤツなのだけど。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
でも、ごめん。
こと、引用したこのp185の描写と感覚は自分もちょっとついていけないかな。本当にごめんな。
強く生きて欲しい。
なお、『マツリカ・マトリョシカ』。ごくごくまっとうな作品を象徴する台詞であり最大の推しポイントは、そのままズバリ帯に引かれていて。Amazonでも版元での作品紹介でもこの帯がない状態の書影置いてるみたいだけど、個人的には帯有で、あるいは帯有も併せて置いた方が良いのでは?と思う。 pic.twitter.com/yAPHXXN5XI
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
相沢沙呼「マツリカ」シリーズ、特に最新作『マツリカ・マトリョシカ』。ちょっと洒落にならない出来栄えの本格ミステリで青春ミステリで、なんなら最高レベルの「日常の謎」の系譜に連なる作品とも言えるかと思うので。北村薫作品、米澤穂信作品が好きな人なら読めばほぼほぼ、好きになるのでは。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
もちろん、『午前零時のサンドリヨン』からの酉乃初シリーズも。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
流れで(?)、再掲。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
米澤穂信『満願』収録全六篇の初出との比較で見えるもの。https://t.co/M2R3o6mCAH
あと、北村薫先生関連ブログ記事も。https://t.co/W3OTii5e0o
このあたりも出しとくかな。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
○米澤穂信過去作品感想をまとめて再掲https://t.co/CEyqCFNXyk
○米澤穂信(編)『世界堂書店』巻頭収録作、ユルスナール「源氏の君の最後の恋」についてhttps://t.co/JAwaozdkXw
今回は、オビも結構拘りました。珍しく、自分でこの台詞を入れてくださいってお願いしたんですよね。この言葉がこの作品のテーマの一つを象徴している気がしました。 https://t.co/uqzxyQ7JSm
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月1日
入れるなら、この台詞しかないという台詞だと思えました。とても好きな帯で、好きな作品です。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月1日
あとはオビとかあらすじとかで、マツリカさんのことが「美少女」ではなく「美女」という形容に変化しています。2巻で年齢を推測する要素が揃ってきたので、少女と書くのはどうなのか、という……。でも少女という可能性ももちろん微レ存。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月1日
当時の野性時代の元担当さんとアイデア出しとかしていたのですが、その担当さんにお子さんが生まれて、「一冊仕上げるより子ども生まれる方が早い!」って焦ってたのに、今年になったらもう一人生まれていて、「一冊仕上げる間に二人も人間が誕生している!!」という驚愕があったのが思い出深いです。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月1日
皆さんご感想ありがとうございます。もっと褒めてくださっても良いのよ!!!!
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月1日
『マツリカ・マトリョシカ』のプロットを作り始めたのは14年の3月くらい。間に小説を書けなかった期間や他の作品の執筆もあったので、厳密に三年も費やしていたわけではないのですが、仕上げるのに時間がかかったのは変わりがなく、読者さんから良い評価を貰えるのは悦びもひとしおです。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月1日
相沢沙呼『マツリカ・マトリョシカ』のホワイダニット……犯人の動機やその在り方と、それを受けての探偵の取った判断と行動について。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月7日
小峰元、東野圭吾の某作品を対照にも置きつつ少し。
※ネタバレ配慮で以下リンク先。 https://t.co/kQu38DtH3p
@sagara1さんの伏せ字ツイート | fusetter(ふせったー)
傑作『マツリカ・マトリョシカ』について数日前から「これちょっと書いておきたいな」と思えていながら滅茶苦茶忙しくてできていなかったものを一応出せたhttps://t.co/yJxrbs2Jl9ので、ごくごく個人的にちょっとした自己満足を覚えてる。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月7日
10月発売の『太宰治の辞書』(北村薫 創元推理文庫)の、解説をお任せ頂きました。「円紫さんと私」の解説を書く日が来るとは、思いもしなかったことです。お手にとって頂けたら幸いです。
— 米澤穂信 (@honobu_yonezawa) 2017年9月21日
ずっと、ずっと誰よりそれにふさわしいだろうと思えるその作家が、誰より尊敬するその作家のそのシリーズに解説を寄せる日を理想の組み合わせとして夢見て、待ち望んできて。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月11日
正に北村薫の《私》の物語/歴史(イストワール)(「L'histoire-----歴史」(「織部の霊」、『空飛ぶ馬』創元推理文庫版p13))についての、これまで書かれてきた何よりも相応しいに違いない名解説だと実感しつつ読み進めていて。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月11日
でも、まさかその終わり近くに自分の名前が出てくるだなどとは想像すらできなかった。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月11日
僕は夢でも見ているんじゃないかな。とても現実だとは思えない。
※その後、リプライでもお礼を伝えさせて頂きましたがこの日記からは割愛。
愛される主人公を書いてあげたいのに、なんでデビューしたときからいつもボロクソに言われる子しか書いてあげられないのか。不甲斐ない作者ですまんな。君を好きな子もいてくれるんやでと思いつつも、もっと人に気に入られる子にしてあげたかったという思いは強い。欠点なんて要らなかったんや……。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月11日
特にサンドリヨンの須川君に関する声とか僕は未だに理解できず、しかし理解できないから駄目なのかなぁと思って悩んでいる。ホームズとワトスンというコンビにおいて、ワトスンがあんなにも役立たずだのホームズに頼りすぎだのと叩かれるとは、微塵も想像していなかったのである。不思議だ。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月11日
問題を放ったまま書き出すのが怖いのかなぁ。最近は男の子ばかり書いていたから、女の子の主人公を書きたい意欲が高まっている気もする。僕の書く女の子に対してはみんな優しいんだよな。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月11日
僕は、とても好きです。キャラクターの「欠点」と言われがちなものは、切り離し得ない掛け替えのない美点でもあるかと思います。https://t.co/yJxrbs2Jl9
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月11日
あっ、あっ、あっ……。犯人の動機面についてはものすごく悩んで書いたので、読み込んで下さって嬉しいです……。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月11日
Amazonで好評在庫切れ中の『マツリカ・マトリョシカ』の入荷予定日は10/17らしいですよ!!! 「青春学園ミステリ+二つの密室の本格ミステリ」、今回は自信作です。是非ともよろしくお願いします。https://t.co/jOdwYsokv8
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月12日
本当にマツリカシリーズはね、一回も重版したことないから、今回起死回生を願って入魂の一作にしたんですよ。本当に、それだけの価値のある青春小説であり、日常の謎であり、本格ミステリだと思っているんだけれど……。なんか、駄目だね、毎回……。どうしたらいいかね本当に……。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月12日
『マツリカ・マトリョシカ』。端的に相沢沙呼さんの(これまでの所の)最高傑作なんでは?とhttps://t.co/uo7cJEfJlP普通に思う。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月12日
『マツリカ・マトリョシカ』についてここまで触れていなかった事を一つ書き加えると。「神の如き名探偵」の思いや想像や手の届かない所に、探偵であり名探偵のワトソンであり下僕、柴犬である彼がどう向き合ったか、それが名探偵にどんな意味があったか/思いを抱かせたかも大きな大きな見所かと思う。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月12日
なんとなくぼんやりこちらの拙い(特に後半に酷いところがある)まとめhttps://t.co/IFaFTgIGi8 読み直したりしてたけど。そこで触れることができていなかった点が多数ある中、例えば、(続く
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月12日
続き)『空飛ぶ馬』収録「砂糖合戦」あたりにはホワイダニットとして単に謎とその解決がワトソン/探偵含む当事者たちの心や在り方に何をもたらすか、ということに加え、そのテーマとある種の遊戯(ゲーム)性の見事な結合とでもいうべきものが見て取り得て。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月12日
続き)そこにおいて米澤穂信「シャルロットだけはぼくのもの」などは正にその系譜に連なる大傑作かと思える所。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月12日
デビュー作『午前零時のサンドリヨン』文庫版村上貴史による傑作解説にある通り相沢沙呼作品は手品/マジックという独自の強みをミステリと結びつける強烈な個性特長を持ち続けてるので、
続き)相沢沙呼作品は例えばその系譜においては全般的にいつも強みを持っているかと思えて。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月12日
それは『マツリカ・マトリョシカ』でも遺憾なく発揮されているところかと思う(あと、心理誘導による罠や盲点といったものの描き方とか、物理的トリックの数々の面白さにおいても)。
今年の鮎川賞受賞作『屍人荘の殺人』面白そうだな〜〜。いま献本を頂いたのだけれど、仕事を切り上げて読みたい……。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月10日
誘惑に勝てなかった。あー、はい、面白い。これは面白い(白目)
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月10日
やばかったわ。こういうの読みたかったのよ。面白くて死んだ。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月10日
仕事しよう(圧倒的敗北感)
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月10日
刺激をうけたので朝から仕事するぞー(いつまで持つかな?)
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月10日
歴代受賞作に面白い作品がずらりと並ぶ鮎川哲也賞の中でも個人的に第3回受賞『ななつのこ』第19回『午前零時のサンドリヨン』がとても好きなので、ぜひ読んでもらえると、とぼんやり思った。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月10日
あと選考委員/選評も素晴らしい賞で。なんせ19回(09年)以降はずっと北村薫先生がその一員……。
某話題作を読んでいる。p216。クローズド・サークルでの連続殺人(とみられる事態)の後。宿泊者たちの一人が、
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
「くそったれ! お前らみたいな殺人者の集まりと一緒にいられるか!」
と叫んで自室のある上階へと一目散に駆けていったので「おお!!」と感激の声が漏れている。
今村昌弘『屍人荘の殺人』読み終えた……なるほど、なんかすごい傑作では。なによりまず、めちゃくちゃ面白い。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
ただ、いわゆるネタバレにならないように感想書くの、結構難しくないですか。なので諸々少し保留。
でもこの話題作、ただただ、まずはお勧めです。
今村昌弘「屍人荘の殺人」読了。ミステリ愛好会の明智と葉村は事件を求め、脅迫状が届くなど不穏な映研の合宿に参加するが、事態はまさかの展開へ。実にたぎるクローズドサークル。伏線を全回収して多くのハウ・ホワイが解けていく様にミステリの醍醐味が全部詰まっていて快感。口角が上がりっぱなし。
— @<^っ)まど (@jp02449) 2017年10月20日
「屍人荘の殺人」ネタバレ感想
— @<^っ)まど (@jp02449) 2017年10月20日
完全ネタバレ感想です。読了済みの人しか読んじゃだめ。
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ https://t.co/T0gZSgym0I
『屍人荘の殺人』、ここら辺https://t.co/SYhdfGj8EVに加え例えば○○○○○○○も充実かな、と。例えば○○○○○○○○○とか○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○(勿論、後に別の形で活かされた)かと。 https://t.co/KIny8DOptv
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
ちらほら『屍人荘の殺人』の感想を見かけるようになってきたけれど、「面白い」しか感想を書けなかった僕を赦してください……。ネタバレしないで感想を書く頭がなかったようだ。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月17日
『屍人荘の殺人』の○○○○○○○、まだ読んだばかりなので見落とし無数にありまくると思いますが。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
例えばp187○○についてのあれこれもそうだと思いますよ。https://t.co/nX6h3Uag2C
具体的には(リンク先に続く https://t.co/0Wp7prFYE5
なるほどそうか、それはそういうアレともとれるのか(ネタバレです) https://t.co/1D0bUgcFT3
— @<^っ)まど (@jp02449) 2017年10月21日
『屍人荘の殺人』、語り手役のなんというか名付けというかラベリングというか、ある種のネーミングセンス、ユーモア感覚、とても好き。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
そして○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○も。そしてそれは(リンク先に続く https://t.co/yPdMxIQeVs
鮎川哲也賞選考で加納朋子さんが触れ、著者も触れられたことに感謝してるp75-76の話ですね。https://t.co/YhMGgc2pi4
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
で、『屍人荘の殺人』が更にすごいのは、それでもってそういう名付け方は(リンク先に続く https://t.co/B72EbocyXs
屍人荘の殺人、何が良いって途中で登場人物が「この人の名前はこういう語呂合わせっぽいよねー」みたいなノリで露骨に名前覚えタイム設けてくれるところだよ。
— 小雪 (@Syousetsu_K) 2017年10月16日
いやー、登場人物多くて覚えられないから推理は無理かなーとかいう言い訳はさせてくれないからな。
北村薫先生も絶賛の鮎川哲也賞受賞作『屍人荘の殺人』、読み終えた直後の勢いでまだネタバレ感想(ふせったー使って)連打していきたい気持ちもあるけど。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
『太宰治の辞書』刊行記念北村薫先生×穂村弘先生トーク&サイン会の時間が近づいているので、そろそろ準備して出かけないと。
はい。 pic.twitter.com/TBioDGWDmn
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
イベントで 真後ろの席 穂信さん
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
終了直後気づいてびっくりした…………
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
「あ、これはどうにか改めて一言お礼言わないと……」で頭がいっぱいで(言及云々よりなにより、ずっとこういう解説をこそ読みたかった)、なんとか言えたはいいものの、思い返すと立っている相手に座ったまま話してた……ありえないのでは……まったくそこまで意識が回らなかった……うーん……
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
この機会を逃して良いのか、いや、良くない、との自問自答の後。一北村ファンとしても来場されていているのだろうから、その立場でもサインと会話を終えられれるまでは遠慮して……と謎の自主基準立てた後、やりとりも図々しくすこし離れた椅子で聞き耳立てた後、読んだ瞬間から気になっていた、
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
千反田えるの本棚、伊原摩耶花の本棚についてすこしだけ、しかし勿論全てが面白くてたまらない疑問点へのご回答や諸々を直接伺うことも出来て。いろいろ申し訳なくもあったけど、あまりに有意義な時間だった。タイムアップで福部里志の本棚については伺えなかったけどそこら辺はいいだせばキリがない。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
携帯からというのもあれば諸々動揺もあって、誤字脱字祭りにもなっているな……でもまあ、そんなことはどうでもいい。最高のイベントだった。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月21日
●『米澤穂信と古典部』より古典部四人の本棚についてあれこれ。https://t.co/TtiD8h2Zvx
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月20日
折木奉太郎の本棚、千反田えるの本棚、伊原摩耶花の本棚、福部里志の本棚についてのあれやこれやです。
屍人荘の殺人の話がしたいんだが……
— 宮内悠介 (@chocolatechnica) 2017年10月26日
リプライツリーが賑やかだ……>RT
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月26日
今日は鮎川賞なので、屍人荘の殺人面白いよね〜、という話をするフリをしつつ、『マツリカ・マトリョシカ』も面白い密室モノですよ〜、と布教する作戦でいきます。
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月27日
みんなもぜひ屍人荘をススメるついでにマトリョシカも布教してください(ひどい)
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月27日
それはつまり、例えばこんな感じですか?https://t.co/aNuooHYIph
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月27日
(少し前に上げたブログ記事ですが、さきほど『屍人荘の殺人』関連も付け加えました)
ありがたいですが僕のツイートばかりで恥ずかしい!!!
— 相沢沙呼@『マツリカ・マトリョシカ』発売 (@sakomoko) 2017年10月27日
特にそうしようと思ってそうなったわけではないのですが、後から眺めてみると「日常の謎」及び鮎川哲也賞絡みの一連の話……と見て取れなくもない話になりました。とはいえ話題があちこちに飛んで散漫ではありますが……。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月27日
ともあれ、『マツリカ・マトリョシカ』、本当に傑作だと思います。こうした作品を読むことが出来て読者として嬉しいです。
— 相楽 (@sagara1) 2017年10月27日