2006-02-06から1日間の記事一覧

『さよなら子供たち』『ビヨンド・サイレンス』〜最後の一言、冒頭の一場面

『さよなら子供たち』〜最後の一言に全てがある。 かなり昔にビデオで観た作品。 その時、ある人に、最後の最も重要な台詞は字幕では表示されないことを聞き、それが何を言っていたのかということが余りにも印象深かった。その言葉があるからこそ、の映画だ…

『マルコヴィッチの穴』『アダプテーション』〜その大仕掛けを理解できるか否か。

スパイク・ジョーンズ監督、チャーリー・カウフマン脚本のコンビによるこの二作品は、共に大きな仕掛けのある映画で、それが理解できるか出来ないかで楽しめる割合が全く違ってしまうと思う。 『マルコヴィッチの穴』〜予想を裏切られる驚きと快感! 『マル…

『フィニアンの虹』〜69歳のアステアの不可思議な優雅さ。

コッポラが監督し、老年のアステアが最後に主演したミュージカル映画、『フィニアンの虹』を観る。 69歳のアステアの不可思議な優雅さ------ほとんどもう、人間じゃないな、あれは。アステアが踊れば、空気も踊り、画面も踊る。特に中盤の待ちに待った何度目…

映画短評五本『フィニアンの虹』『マルコヴィッチの穴』ほか。

会社の事情で、「今後入ってくる社員の研修プログラムを身をもって検討する」ということで5時間半、汐留の某ビルにある、某社東京支社でのコミュニケーションスキル研修とやらに参加する破目になる。結論。ひたすら馬鹿馬鹿しかった。入室手続きから資料配布…