2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

前進座劇場『米朝・小米朝親子会』

よね吉 「時うどん」 小米朝 「狸の賽」 米朝 「鹿政談」 (仲入り) 米八・曲独楽 小米朝 「百年目」 東京で国宝が一般公開される、数少ない機会を逃すわけにはいかない。 しかも今回は子供連れ(むしろ、小米朝師匠がメイン)。 何とか最前列のチケットも…

フレデリック・ブラウン『天使と宇宙船』(小西宏・訳)

天使と宇宙船 (創元SF文庫)作者: フレドリック・ブラウン,小西宏出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1965/03メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 38回この商品を含むブログ (36件) を見る最近読んだ『未来世界から来た男』も含めての二冊で、《昔に読んだ記…

ダン・シモンズ『ハイペリオン』下巻(酒井昭伸・訳)〜この豪華絢爛な闇鍋は、ともかく美味しい。

ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)作者: ダンシモンズ,Dan Simmons,酒井昭伸出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2000/11/01メディア: 文庫購入: 16人 クリック: 292回この商品を含むブログ (156件) を見るハイペリオン〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)作者: ダンシ…

ダン・シモンズ『ハイペリオン』(酒井昭伸・訳)

前進座劇場『米朝・小米朝親子会』に行く。 ダン・シモンズ『ハイペリオン』下巻(酒井昭伸・訳)、フレデリック・ブラウン『天使と宇宙船』(小西宏・訳)読了。

山名沢湖『委員長お手をどうぞ』二巻(完結)〜もう、題名とコンセプトの時点で「勝負あった!」という感じ。

委員長お手をどうぞ 2 (アクションコミックス)作者: 山名沢湖出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2005/12/12メディア: コミック購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (103件) を見る『委員長お手をどうぞ』二巻。 このシリーズはもう、なんといっても題…

山名沢湖『白のふわふわ』〜「これだけ多彩なイメージを一冊に詰め込んじゃって、後が大丈夫???」思わずそんな余計な心配をしたくなる大傑作集。

白のふわふわ―9 clouds of Yamana world (Beam comix)作者: 山名沢湖出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2004/11/25メディア: コミック購入: 1人 クリック: 25回この商品を含むブログ (77件) を見るこれはもう、「これだけ多彩で豊かなイメージを一冊…

山名沢湖『スミレステッチ』〜やはり「メルヘン逃走」は名作!!

スミレステッチ―7 stitchers of Yamana world (Beam comix)作者: 山名沢湖出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2004/11/25メディア: コミック クリック: 14回この商品を含むブログ (96件) を見る「メルヘン逃走」(『スミレステッチ』収録)はやはり傑…

山名沢湖の漫画三冊。

ダン・シモンズ『ハイペリオン』下巻(酒井昭伸・訳)を読み進める。 山名沢湖『委員長お手をどうぞ』二巻(完結)、『スミレステッチ』『白のふわふわ』を読む。

ナバロンの要塞〜素晴らしいエンターテイメント性と、一貫したテーマの描写が見事。

ナバロンの要塞 コレクターズ・エディション [DVD]出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント発売日: 2005/12/16メディア: DVDこの商品を含むブログ (1件) を見る時は第二次世界大戦中。 エーゲ海周辺地域へのナチス・ドイツの大侵攻を前に、…

「小原愼司『二十面相の娘』1,2巻」〜二巻目からの変化に注目?

漫画喫茶で手にとって見た作品。 2巻に入ってから、俄然、絵の呼吸と台詞のテンポが合ってきた……? 1巻を読んでいるうちは、「物語やキャラクターは魅力的なのに、なんでネームと他の部分がこんなにギャップがあるんだろう?」というのが正直な感想。 ざっ…

DVD『ナバロンの要塞』

DVD『ナバロンの要塞』を観る。 ダン・シモンズ『ハイペリオン』上巻(酒井昭伸・訳)読了。 小原愼司『二十面相の娘』1,2巻を読む。

柳家三太楼師匠破門

http://www.web-gon.com/bbs.html 柳家三太楼の件 No.834 柳家権太楼 | 2006年05月08日(月) 23時31分 | 61.24.214.216 [返信する] ながい間ご心配をおかけしましたが、話し合いの上、次のように結着しました。 柳家権太楼門下、柳家三太楼を5月6日付けで破門…

コナン・ドイル『シャーロック・ホームズの冒険』

コナン・ドイル『シャーロック・ホームズの冒険』(阿部知二・訳。東京創元社版)読了。 感想後日。 DVD『ナバロンの要塞』を-------観始めて少ししたところで、「昨日録画しておいた2005年ザルツブルグ音楽祭『椿姫』(ハイライト編集版)を見せろ」との家…

鈴本演芸場五月上席夜(主任・権太楼、仲トリ・小三治)〜権太楼『鰻の幇間』に爆笑。これぞ喬太郎!?小三治『千早振る』の後に『お富さん』!

のいる・こいる・漫才 正朝 「唖の釣り」 小三治 「千早振る」 (仲入り) とし松・曲独楽 喬太郎 「お富さん」 小菊・粋曲 権太楼 「鰻の幇間」 横浜にぎわい座での『志らく百席』から直行で鈴本へ。途中、上野駅前で軽く食事したりもしたので、付いたのは5…

横浜にぎわい座「第十二回志らく百席」〜いかにも立川流らしい批評的な視点、現代的な映像感覚の強調に注目。

志ら乃『反対俥』 志らく『時そば』 志らく『小言幸兵衛』 (仲入り) ダメじゃん小出(コメディー・ジャグリング) 志らく『お藤松五郎』 左の桟敷席から観劇(にぎわい座の桟敷は段差があって足を下ろせるので、楽でいいと思う。例えば、コクーン歌舞伎の…

横浜にぎわい座「志らく百席」

横浜にぎわい座「志らく百席」と、鈴本演芸場五月上席夜(主任・権太楼、仲トリ・小三治)に行く(昨日に続いて二回目)。 山田風太郎『銀河忍法帖』(『天の河を斬る』)読了。 TV録画中継・2005年ザルツブルグ音楽祭『椿姫』(ハイライト編集版)を観る。

鈴本演芸場五月上席夜(主任・権太楼、仲トリ・小三治)〜権太楼『はてなの茶碗』への大きな疑問

さん喬「天狗裁き」 小三治「出来心」 (仲入り) 正楽・紙切り 市馬「片棒」 小菊・粋曲 権太楼「はてなの茶碗」 連休中だというのに仕事が夕方頃まで入ったため、鈴本についたのは六時過ぎ。 のいる・こいる師匠の漫才の途中から立ち見で観た。 ちなみに、…

凜野ミキ『光』四巻(完結)〜いい感じのやさぐれっぷり。

光 4 (4) IDコミックス ZERO-SUMコミックス作者: 凜野ミキ出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2006/04/25メディア: コミック クリック: 15回この商品を含むブログ (10件) を見る ラストが「あぁ、意欲作を打ち切りにされたんだね」と分からずにはいられない、素…

小松左京『ゴルディアスの結び目』〜なんだかなぁ。

ゴルディアスの結び目 (ハルキ文庫)作者: 小松左京出版社/メーカー: 角川春樹事務所発売日: 1998/04メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 31回この商品を含むブログ (21件) を見る感想------なんだかなぁ。 個人的には余り好きになれなかった短編集。 膨大な知…

新橋演舞場五月大歌舞伎(夜の部)

「石川五右衛門」 序幕|大手並木松原の場/洛西壬生村街道の場 二幕目|足利館別館奧御殿の場/同 奧庭の場 大詰|南禅寺山門の場 石川五右衛門 :吉右衛門 此下久吉 :染五郎「京鹿子娘道成寺 」 白拍子花子 :福助「松竹梅湯島掛額」吉祥院お土砂/火の見櫓 …

新橋演舞場・五月大歌舞伎(夜の部)ほか。

新橋演舞場・五月大歌舞伎(夜の部)を観る。 小松左京『ゴルディアスの結び目』読了。 凜野ミキ『光』四巻(完結)を数日前に読んだついでに、『冥界落語』全三巻、『クラブクライム』全三巻を流し読みしてみた。

「銀座らくごアーベント(小米朝、小朝ほか)」〜小米朝の「掛取り」

三遊亭王楽 「宮戸川」 三遊亭歌武蔵 「風呂敷」 春風亭小朝 「豆腐小僧」 (仲入り) 林家いっ平 「四段目」 桂小米朝 「掛取り」 さいたま芸術劇場で「タイタス・アンドロニカス」を観てから駆けつけたので、会場についたのは王楽の噺の途中(終演後の吉田…

蜷川幸雄『タイタス・アンドロニカス』〜傑作!!(感想途中)

さいたま芸術劇場で『タイタス・アンドロニカス』を観る。大傑作。 劇の優れた構造は、高度な様式美により鮮烈なイメージとなり、明確なメッセージを持って観る者に押し寄せてくる。 役者陣も、いずれも見事な演技。 タイトルロールを務めた吉田鋼太郎は今ま…

蜷川幸雄演出『タイタス・アンドロニカス』

スタニスワフ・レム『ソラリスの陽のもとに』(飯田規和・訳)読了。 「銀座らくごアーベント」(小米朝・小朝ほか)へ行く。 さいたま芸術劇場で、蜷川幸雄演出『タイタス・アンドロニカス』を観る。

「熱狂の日」音楽祭:コルボ指揮「モーツァルト『レクイエム』」

ローザンヌ声楽アンサンブル シンフォニア・ヴァルソヴィア 指揮者:ミシェル・コルボ モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626 演奏されたのは、モーツァルトのオリジナル版と、弟子のジュスマイヤーの補筆版。 特に意識せずに聴いていて、「随分と唐突に盛…

「熱狂の日」音楽祭:パスキエ他「モーツァルト『ピアノ三重奏曲 第5番 ホ長調』/ハイドン『ピアノ三重奏曲 第39番 ト長調』」〜これだけ愉しそうに演奏される音楽を聴けたのは、それだけで幸せだと思う。

モーツァルト『ピアノ三重奏曲 第5番 ホ長調』/ハイドン『ピアノ三重奏曲 第39番 ト長調』 ●レジス・パスキエ :ヴァイオリン ●ロラン・ピドゥ :チェロ ●ジャン=クロード・ペネティエ :ピアノ これだけ愉しそうに演奏される音楽を聴けたのは、それだけで幸…

「マッスルミュージカル春公演 M-DOGS」〜わかりやすい面白さ。ただし、欠点多数。特に構成や音楽ははっきりいってダメ。

今回がマッスルミュージカル初体験。 とにかく、どこまでもわかりやすい面白さはいいと思う。中でも、最初の15分の賑やかさと迫力は特筆もの。 舞台の後方の扉がバッと開かれ、横浜湾とそれを挟んで向こうの別イベントの盛り上がりを借景にし、犬の着ぐるみ…

ジョン・ファウルズ『コレクター』(小笠原豊樹・訳)

訳者解説とめいいっぱい重なる感想だが、作者自身が監禁者・被害者双方に分裂して描かれつつ、それぞれがある種の時代精神を反映、象徴しているようにみえるのが興味深い。 ただ、同じ作者の『魔術師』ほど面白くは無いと思う。というか、『魔術師』が凄すぎ…

ファウルズ『コレクター』、「筋肉ミュージカル」、「熱狂の日」

ジョン・ファウルズ『コレクター』上・下巻(小笠原豊樹・訳)読了。 横浜のマッスルシアターで『マッスルミュージカル春公演 M DOGS』を観る。 東京国際フォーラムで開催されているイベント『熱狂の日』で二つのコンサートを聴く。

岩館真理子『岩館真理子自選集 (1) 遠い星をかぞえて』

岩館真理子自選集 (1) 遠い星をかぞえて 集英社文庫―コミック版作者: 岩館真理子出版社/メーカー: 集英社発売日: 1996/03メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (3件) を見る興味を惹かれる問題を繊細なタッチで提起し--------それが…